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最終更新日:2021年11月22日

ふくらはぎが痛い・だるいと感じる原因は?病院は何科?解消法も紹介

こちらの記事の監修医師
みなと芝クリニック
川本 徹

「ふくらはぎが片足だけ痛い」「ふくらはぎにむくみがあり、だるい」など、ふくらはぎの不調に悩んでいる人は少なくありません。特に、夜眠れないほどの痛みがあると「何かの病気なのでは?」と不安になってしまうこともあるでしょう。

本記事では、ふくらはぎが痛い・だるいと感じる原因を解説します。解消法も紹介するので参考にしてください。

ふくらはぎが痛い・だるいと感じる主な原因とは?

「ふくらはぎが痛い」「足がジンジンしてだるい」と感じる原因としては、主に次のようなものが考えられます。

  • 激しい運動による筋肉疲労
  • 足の血行不良
  • 冷えの影響
  • 新型コロナウイルスによる影響

それぞれの項目について、さらに詳しく解説していきます。

原因1:激しい運動による筋肉疲労

激しい運動慣れない運動を行うとふくらはぎの筋繊維が傷つき、炎症を起こして痛みを生じることがあります。これはいわゆる筋肉痛です。

また、激しい運動すると体内のエネルギーが急激に消費されます。その際、筋肉が正常に活動するためのエネルギーが不足すると筋肉疲労を起こして、ふくらはぎが攣るケースも少なくありません。

原因2:足の血行不良

ふくらはぎの痛みやだるさの原因として、特に多いのが足の血行不良です。血行が悪くなると、心臓からふくらはぎに送られてきた血液が滞留してむくみやすくなり、痛みやだるさを感じることがあります。

座りっぱなしや立ちっぱなしなど、ずっと同じ姿勢でいたりすると筋肉ポンプが働かず、静脈のうっ血が生じます。逆に足を酷使しすぎたりすると、筋肉疲労により筋肉が硬くなることで血管を圧迫し、血行不良を起こしやすくなります。

原因3:冷えの影響

ふくらはぎが痛い・だるいと感じるのは、体の冷えが原因になっているケースも少なくありません。特に女性は男性に比べて筋肉量が少ないため体が冷えやすく、その分ふくらはぎに痛みやだるさを感じやすい傾向があります。

外気温が低く寒い時期の外出や、底冷えする部屋・エアコンが効きすぎている部屋にいるときなどは寒さ対策をしっかり行うことが大切です。

原因4:新型コロナウイルスによる影響

新型コロナウイルスにかかると稀に血栓症を発症することがあり、血栓症が原因でふくらはぎに痛みやだるさ、赤み、腫れなどの症状が現れるケースがあります。

血栓症とは、さまざまな理由で血管の中に血のかたまりである血栓ができ、血管にふたをしてしまう症状のことです。重症の感染者だけでなく、軽症の感染者にも血栓ができる可能性があるので、心当たりがある人は特に注意しましょう。

病気が原因でふくらはぎが痛い・だるいと感じる場合もある

ふくらはぎが痛い・だるいと感じるケースの多くは、筋肉疲労や血行不良、冷えなどが原因ですが、中には病気が潜んでいる場合もあるため注意が必要です。

ふくらはぎの痛みやだるさが現れる病気の例としては、主に次の3つが挙げられます。

  • 閉塞性動脈硬化症
  • 下肢静脈瘤(かしじょうみゃくりゅう)
  • 坐骨神経痛
  • 糖尿病

では、それぞれの病気について詳しく見ていきましょう。

閉塞性動脈硬化症

閉塞性動脈硬化症とは、足の血管の動脈硬化によって血管が細くなったり詰まったりして、十分な血流量が保てなくなる病気です。血糖コレステロール高い方高血圧症喫煙者の方によくみられます。

ふくらはぎが痛い・だるい・重いという症状のほか、歩くときの足のしびれや冷えなどの症状が現れることがあります。放っておくと症状が悪化し、血液が流れなくなった足先が壊死を起こして切断せざるを得なくなる場合もあるため、なるべく早めに医療機関を受診するようにしましょう。

下肢静脈瘤

下肢静脈瘤とは、静脈の逆流防止弁が壊れて正常に働かなくなり、足の静脈がコブのように浮き出て見える状態になる病気です。

主な症状は下肢の痛みやだるさ、むくみ、こむら返り、疲れやすさなどが挙げられます。命にかかわるような病気ではないものの、進行すると皮膚のかゆみや黒ずみ、湿疹が生じたり、皮膚の表面に穴が開いたりするケースもあるため注意が必要です。

坐骨神経痛

坐骨神経痛とは、腰のあたりから足にかけて通っている坐骨神経が、何らかの理由で圧迫・刺激されて生じるさまざまな症状の総称です。腰椎椎間板ヘルニア腰椎すべり症腰部脊柱管狭窄症などが原因となることがあります。

主に腰やおしり、太ももの後ろ、ふくらはぎ、すね、足先にかけて鋭い痛みやしびれ、腫れ、冷感、灼熱感、締め付け感、まひなどの症状が現れます。

進行の度合いによって薬物療法や理学療法、コルセットなどを使用した装具療法、手術による外科的療法などが用いられます。

糖尿病

糖尿病状態では高血糖により末梢神経が傷付き、その刺激で筋肉がけいれんを起こします。また、筋肉組織内でのインスリン作用の低下により、糖が十分代謝されず乳酸が蓄積しますが、この末梢神経の刺激を抑えるのを乳酸は妨害してしまうため、こむら返りが生じると考えられています。

ふくらはぎが痛い・だるいときは何科を受診するべき?

(画像=Close-up of the therapist showing knee joint model during the medical consultation/stock adobe.com)

ふくらはぎに痛みやだるさを感じる場合、まずは整形外科を受診しましょう。

特に眠れないほど痛い場合や、朝起き上がるのが困難なほど痛い場合、原因不明の痛みが1週間以上続く場合はなるべく早めの受診をおすすめします。

筋肉や神経、関節、骨以外に原因がある場合は、心臓血管外科、循環器内科、糖尿病内科の受診が必要になるケースもあります。

ふくらはぎが痛い・だるい・重いと感じるときの解消法

ふくらはぎが痛い・だるい・重いと感じたとしても「病院に行くほどではない」「忙しくてなかなか病院に行けない」という人も少なくありません。

そこで、ここからは自宅で簡単にできるふくらはぎのセルフケア方法を具体的に3つ紹介していきます。軽度の症状ならこの解消法を取り入れることで緩和できるので、ぜひ参考にしてください。

解消法1:マッサージやストレッチを行う

ふくらはぎの痛みや足のだるさを取る方法としては、マッサージストレッチがおすすめです。

お風呂上がりなど、体があたたまっているときにふくらはぎの筋肉をよく揉みほぐし、血液循環やリンパの流れを良くしておきましょう。

また、寝起きにふくらはぎのだるさを感じたら、布団の上で両脚を天井に向けて上げ、ひざを軽く曲げたまま小刻みに振ってふくらはぎを揺らすストレッチを行ってください。徐々にふくらはぎがほぐれ、だるさが緩和されていくのを感じるはずです。

解消法2:ツボ押しを行う

ふくらはぎがパンパンに張って痛い・だるいと感じるときには、ツボ押しも効果があります。

特にふくらはぎの疲れやむくみによるだるさの解消には、ふくらはぎの一番盛り上がっている中央あたりの位置にある承山(しょうざん)というツボがおすすめです。

両手でふくらはぎを包み、左右の親指をツボに当て、ゆっくりと息を吐きながら5秒ほど押し込みましょう。5~10回ほど繰り返すと筋肉の緊張がほぐれて血行が良くなり、徐々にむくみやだるさが緩和されていきます。

解消法3:着圧ソックスなどを履く

ふくらはぎの痛みやだるさの改善には、段階的に圧迫圧を変えて作られた特殊な着圧ソックスや着圧ストッキングなどを履くのも効果的です。

着圧ソックスや着圧ストッキングでふくらはぎを適度に圧迫することで、血液の逆流や滞留が防止され、痛い・だるい・むくむなどの不快な症状が緩和されます。

ふくらはぎの痛みや足のだるさを予防する方法

座りっぱなしのデスクワークの人や、立ちっぱなしの立ち仕事の人長時間歩き回ることの多い人などは、ふくらはぎに痛みやだるさを感じやすいため、事前の対策が肝心です。

ここからは、ふくらはぎの痛みや足のだるさを予防する方法を具体的に3つお伝えしていきます。どれも難しいことではないので、ぜひ日常に取り入れていきましょう。

予防法1:定期的にふくらはぎを動かすようにする

ふくらはぎが痛くなったりだるくなったりするのを防ぐためには、定期的にふくらはぎを動かすことが大切です。

同じ姿勢が続いている」と感じたら、その場で足首をグルグル回したり、軽く屈伸したりしてふくらはぎに刺激を与えましょう。

予防法2:こまめに水分補給をする

汗をかきやすい夏や空気が乾燥しやすい冬は、特に水分不足によって血液がドロドロになる可能性があります。

血液がドロドロになると血流が悪くなり、ふくらはぎが痛いだるいという症状が出やすくなるため、こまめな水分補給を心がけましょう。

予防法3:夏場でも冷房や朝晩の冷え対策をする

体の冷えはふくらはぎの痛みやだるさにつながることがあります。そのため、なるべく体を冷やさないよう日頃から心がけることが大切です。

夏場でも朝晩は冷えやすく、場所によっては冷房が効きすぎていることもあるため、靴下を履く、ひざ掛けを使用するなどの寒さ対策を考えましょう。

まとめ:ふくらはぎが痛い・だるいときは上手にセルフケアを取り入れて

ふくらはぎが痛い、またはだるいと感じる主な原因は筋肉の疲労や血行不良、冷えの影響によるものです。中には新型コロナウイルスによって血栓ができやすくなり、ふくらはぎにむくみやだるさが生じるケースなどもあります。

軽度の場合はストレッチやマッサージ、ツボ押し、着圧ソックスの着用などで上手にセルフケアするのがおすすめです。ただし、歩けないほど痛い場合や原因不明のまま1週間以上痛みが続く場合は、速やかに医療機関を受診しましょう。

また、デスクワークや立ち仕事で同じ姿勢でいることが多い人や、足を酷使する人などはふくらはぎに痛みやだるさを感じやすいため、事前の対策がとても大切です。

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こちらの記事の監修医師

みなと芝クリニック

川本 徹

〇診療科 :内科、消化器科、皮膚科、外科、整形外科、大腸・肛門外科
〇経歴:
筑波大学臨床医学系消化器外科講師(1996~2006)
東京女子医科大学 非常勤講師

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