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最終更新日:2021年10月22日

朝起きるのがつらい、寝ても疲れが取れない…副腎疲労のサイン

こちらの記事の監修医師

末光 智子

(※写真はイメージです/PIXTA)

第1回の記事で、副腎疲労の症状を紹介しました。今回はより詳しく、副腎皮質ホルモン、特に、抗ストレスホルモンの代表「コルチゾール」との関係から見ていきましょう。副腎疲労のサインは多岐にわたりますので、代表的なサインをピックアップし、今回と次回に分けて解説してきます。

目次

  1. 副腎疲労が引き起こすさまざまな症状
    1. 朝起きるのがつらい・寝ても疲れが取れない
    2. 午後や夕方頃からやっとやる気が出てくる
    3. 夜、なかなか寝つけない
    4. 風邪を引きやすい

副腎疲労が引き起こすさまざまな症状

朝起きるのがつらい・寝ても疲れが取れない

通常、副腎から分泌されるコルチゾールには日内変動があります。つまり、1日の中でも、分泌量には変化があるのです。本来のコルチゾールの分泌パターンは、明け方から徐々に分泌が増え始め、朝8時頃にピークがあり、ここから徐々に夕方から夜へと分泌が減っていきます。

朝、目が覚める時の覚醒や朝のエネルギー、血圧の上昇など、「さあ、1日これから!」という活動や気持ちを支えてくれるのが、明け方?8時頃にかけてのコルチゾールの分泌の高まりです。

しかし、慢性的なストレスがかかり続け、副腎疲労に陥っていると、この朝の分泌のピークが十分に起こりません。ですから、睡眠をとったにも関わらず、朝起きるためのエネルギーがすでに不足している状態になってしまうのです。そのため、朝が起きられない、疲労感が抜けない、という症状になります。

午後や夕方頃からやっとやる気が出てくる

午前中は使いものにならず、仕事のエンジンがかかり始めるのはお昼過ぎ、夕方から…という方がいます。ママで、子供と遊んであげたいけれど、夕方くらいにならないと、カラダが動かない、という方も。

こんなお悩みも実は、副腎疲労のサインです。これも先ほど説明したコルチゾールの日内変動が関係しています。本来であれば朝に分泌のピークがくるはずのコルチゾールが、分泌パターンが乱れて午後から夕方にピークがずれると、その時間帯にようやく活気が出てくる、やる気が回復してカラダが動けるようになる、ということにつながります。

夜、なかなか寝つけない

寝つきが悪い、昼間は眠くてだるいのに、夜になるとかえって目が冴える、熟睡感がない、寝たいのに眠れない・・・。
こんな睡眠障害にお悩みの方は、ご高齢の方だけでなく、若い方にも案外多くいます。

コルチゾールの分泌が本来下がってくるはずの夕方から夜、分泌パターンが乱れると、夕方から夜にかけてピークがきたり、だらだら分泌が高い状態が続いたり、ということが起こります。あるいは、コルチゾールがずっと低いままで、コルチゾールの適切な変動・リズムが起こらない。

すると、本来は分泌が低下してきたことを感知して、カラダが「おやすみモード」へ切り替わっていく時間にも関わらず、「活動モード」に入ったまま。

当然睡眠にも影響してきます。気持ちは「寝たい」「ちゃんと休みたい」と思っていても、カラダがちゃんと「おやすみモード」に入っていかないのです。

副腎疲労の初期の頃は、ストレスに対抗しようと、むしろコルチゾールの分泌量が多いこともありますが(それでも、ストレスに対抗できない相対的不足はあり得る)、コルチゾールが過剰でも、不足していても、いずれにしても睡眠に影響してきます。

風邪を引きやすい

以前より風邪を引きやすくなった。一度風邪を引くとなかなか抜けない・・・。

これはカラダの免疫力・抵抗力が弱っているサインです。コルチゾールには白血球に作用して免疫や炎症のコントロールに大きく関わっています。また、風邪を引いた時、カラダがウイルスにしっかり対抗して回復していくためには、そもそもエネルギーが必要です。

副腎疲労の状態で、コルチゾールの分泌に余裕がなかったとしたら? まず、風邪を引いていない時でもすでに免疫力の低下があります。そのため、元気であればなんてことはないはずのウイルスでも、十分対抗できずに風邪を引いてしまう。

そして、いざ風邪を引いた時には、カラダを修復するというイレギュラーな対応が必要になります。しかし、一方で起きて、食べて、家事や仕事をして…とふだんの生活もしていかなければならないですね。

カラダの営みを止めるわけにはいかないわけですから、限られたコルチゾールをまずは生命を維持することに使い、風邪、というイレギュラーなことへ対応できるだけのコルチゾールがまたここでも不足します。すると、回復も遅れてしまうことにつながります。

いかがでしょうか? 副腎疲労のサインを、コルチゾールとの関連で見ていくと、ご自身の不調で思い当たる点があるのではないでしょうか。あなたが今、「エネルギー不足」を感じているとしたら。それは、やる気の問題ではなく、カラダの「エネルギー不足」です。

そして、その背景には解説したように「副腎疲労」があります。では、次の記事でも引き続き、副腎疲労のサインを、コルチゾールとの関連から紐解いていきます。

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こちらの記事の監修医師

末光 智子

内科医。自治医科大学卒業後、愛媛で地域医療に従事。結婚後、三重県在住、四日市ヘルスプラス診療所(四日市消化器病センター 分院)勤務。日本内科学会認定総合内科専門医、日本医師会認定産業医。Body Element System Japan認定ピラティスインストラクター、ジョイ石井認定イメージングカウンセラー、プロフェッショナル・ファスティングマイスター。著書「すこやかで幸せになるために ココロとカラダを調える」(出版社:ギャラクシーブックス)

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