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最終更新日:2021年10月16日

気圧の変化に弱い、寝ても疲れが取れない…その不調は「副腎疲労」かも

こちらの記事の監修医師
 
末光 智子

副腎疲労
(※写真はイメージです/PIXTA)

現代人が抱えるさまざまな不調が、実は「副腎疲労」による症状であることはあまり知られていません。副腎疲労を放置すれば不調が悪化したり、深刻な病気に繋がったりする恐れがあります。副腎疲労を疑うべきか否か、諸症状からチェックしていきましょう。

目次

  1. 大人も子供も…最近「低気圧で体調が悪くなる人」が増加中
  2. 「副腎疲労」は現代人のさまざまな不調の元凶
  3. 副腎疲労を知らないと、治るはずの不調も治らない

大人も子供も…最近「低気圧で体調が悪くなる人」が増加中

10月に入り、残暑を感じる日もありますが、秋らしい爽やかさを感じるようになりました。

日本では9月?10月にかけて、たびたび台風が発生する時期ですね。台風など低気圧のとき、頭痛やだるさなど、体調不良を感じることはありませんか?

大人だけでなく、最近では10代、あるいは10歳に満たない子供まで、低気圧で体調不良を感じる人が増えてきています。

ひどい場合は朝ベッドから出ることが難しく、登校や出勤にも支障をきたす人さえいるくらいです。

「低気圧のときはいつもダメ…。台風の日なんか最悪」。こんな症状は、実は「副腎疲労」から来る不調の可能性があります。

「副腎疲労」は現代人のさまざまな不調の元凶

副腎疲労って何?という方もきっと多いでしょう。

残念ながら、日本ではまだ「副腎疲労」について知っている医師が少なく、不調を感じてクリニックや病院を受診しても、「検査は問題ない」「自律神経が乱れている」程度で済まされてしまうことがほとんどです。

しかし、現代人のさまざまな不調の背景に「副腎疲労」があることを知らず、副腎ケアをしないままでいると、不調がますます悪化したり、病気につながったりなど、たくさんの弊害があります。

それでは、「副腎疲労」になると、どんな症状があるのでしょうか? 「副腎疲労」と関係のある症状を確認してみましょう。

・朝起きるのがつらい

・寝ても疲れが取れない

・午後や夕方頃からやっとやる気が出てくる

・夜、なかなか寝つけない

・風邪をひきやすい

・生理痛、PMS(月経前症候群)、更年期症状がひどい

・不妊症で悩んでいる

・アレルギーがある

・よくわからない湿疹や蕁麻疹などの皮膚トラブル

・イライラなど気分の波が激しい

・鬱々として、プチうつかも…?

・太りやすい、やせにくい(特におなか周り)

いかがだったでしょうか? これらに思い当たる方は、その不調の背景に「副腎疲労」が隠れている可能性が高いです。

現在、私は「副腎疲労」をお伝えする講座などを主にオンライン上で開催していますが、参加者から「当てはまり過ぎてびっくりした…」というお声をよく聞きます。

諸症状を「自分の体質」「年齢のせい」と諦めてしまう人が多く、本当はもっと改善させられる不調であることはほとんど知られていません。

副腎疲労を知らないと、治るはずの不調も治らない

実は、あなたの不調も根本から改善できる可能性があります。

ですが、なかなか「副腎疲労」について知られていないために、本当にケアすべきは「副腎疲労」にも関わらず、他の病名がついてお薬の治療が始まってしまうケースがあります。

たとえば、例に挙げた「鬱々として、プチうつかも…?」という症状の場合。こんな症状が続いたら、あなたはまずどうしますか? きっと心療内科を受診するのではないでしょうか。

そこで、「うつ病」と診断されたら? きっと、抗うつ剤や抗不安薬などのお薬の治療が始まるでしょう。

ですが、その抑うつ気分が実は、「副腎疲労」というカラダの要因から来ているのだとしたら…?

せっかくお薬を飲んでいても、「薬が効かない」「薬を飲んでいるのにますます悪くなる」という状況になり、ますますお薬が増える、あるいは、いろいろお薬を変える、けれど良くならない、むしろ悪化する…こんな悪循環に陥ってしまうケースが、残念ながら現実的ではたくさん起こっています。

お薬を使うことが必要な場合もあります。ですが、そもそも不調がどこから来ているかを知らずに、根本原因に対する適切な対処がされないままただお薬を続けていても、結局は対症療法にしか過ぎません。

多くの不調の背景に、実は「副腎疲労」が隠れている。
まずは、この事実を知ってほしいと思います。

今まで諦めるしかなかったあなたの不調に対して、できることが見えてくる可能性があります。

特に最近は、長引くコロナ禍や自粛疲れ、テレワークなどの影響で、心身にさまざまな不調をきたす人が増えています。そんな不調にも、実はこの「副腎疲労」が大きく関係しています。

では、これからの記事で「副腎疲労」について、より詳しくみていきましょう。次回から、副腎の働きや、副腎疲労の原因、副腎疲労のさまざまな影響、副腎疲労に対するケアの方法をお伝えしていきます。

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こちらの記事の監修医師

 

末光 智子

内科医。自治医科大学卒業後、愛媛で地域医療に従事。結婚後、三重県在住、四日市ヘルスプラス診療所(四日市消化器病センター 分院)勤務。日本内科学会認定総合内科専門医、日本医師会認定産業医。Body Element System Japan認定ピラティスインストラクター、ジョイ石井認定イメージングカウンセラー、プロフェッショナル・ファスティングマイスター。著書「すこやかで幸せになるために ココロとカラダを調える」(出版社:ギャラクシーブックス)

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