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最終更新日:2022年7月22日

新生児~3歳児の夜泣きの原因と対策法

こちらの記事の監修医師
小児科医・新生児科医
今西洋介

(画像=stock adobe.com)

子どもの夜泣きは赤ちゃんの間だけでなく、2歳~3歳になっても起こります。夜泣きの原因はいろいろあるため、どう対処していいのか分からず焦ってしまう方も多いのではないでしょうか。そこで今回は子どもが夜泣きするおもな4つの原因や新生児~3歳児が夜泣きしたときの対処法、絶対にやってはいけない夜泣き対策を紹介します。

夜泣きのおもな原因4つ

夜泣きにおもな原因としては、以下の4つが挙げられます。

不快感

まだ言葉を話せない赤ちゃんは自分の感情が伝えられないため、夜泣きによって不快感を表現します。

【赤ちゃんが感じる不快感】

  • 暑い・寒い
  • お腹が空いた
  • 鼻が詰まっている
  • おむつが汚れて気持ち悪い
  • 服や布団の肌触りが不快

不快感によって夜泣きしている場合は、考えられる原因を取り除くことで泣き止むケースが多いでしょう。とくに不快感の原因が見当たらない場合、抱っこすると安心してすんなり寝入ることもあります。空腹による夜泣きが多い場合、寝る前は母乳よりも腹持ちがよいミルクを飲ませるのもひとつの方法です。

未熟な睡眠リズム    

赤ちゃんは生後4ヶ月から2〜3歳にかけて体内時計の機能が作られ始めるため、産まれたばかりの頃は睡眠リズムが未熟です。また、赤ちゃんは大人に比べてレム睡眠の回数が多いため眠りから覚めやすく、眠たいのにうまく眠れずにぐずって泣いてしまうこともあります。

赤ちゃんが寝ぐずり泣きをするときは、以下の方法を試してみましょう。

  • 昼間と夜は同じ場所に寝かせる
  • しっかり寝入る前に布団に下ろす
  • 寝かしつける方法は毎日同じ方法で統一する
  • 就寝前に触れ合って「ねんねモード」に切り替える

体調不良     

赤ちゃんの夜泣きは体調不良による不快感が原因のケースもあるため、以下のチェックを行いましょう。

  • 便秘していないか
  • 発熱していないか
  • 寝苦しさがないか
  • 身体のどこかが痛い・かゆくないか

昼間の刺激

赤ちゃんが昼間にいつもと違う刺激を受けたり怖い思いをしたりすると、脳内で情報が整理しきれず夜泣きしてしまうことがあります。

  • 寝る直前まで激しく遊んで興奮した
  • 日中に初めての場所へ行った・新しい経験をした

など、強い刺激があった日は夜泣きが増えることがあります。             

【年齢別】夜泣きの原因と対策法

赤ちゃんの夜泣きのピークは生後6ヶ月~1歳前ですが、なかには1歳半を過ぎても夜泣きが続いたり、2歳や3歳になってから夜泣きが再発することもあります。

ここでは、子どもの夜泣きの原因と対処法を年齢別に紹介します。

新生児       

新生児が夜泣きする原因は「お腹が空いた」「おむつが濡れている」といった生理的な不快感のほか、睡眠のリズムがうまく取れないことが挙げられます。

赤ちゃんは体内時計が未発達のため昼夜の区別が分からず、短いサイクルで寝たり起きたりを繰り返して夜泣きするケースが多いです。

新生児が夜泣きするときは以下のような工夫をし、昼夜のリズムが付きやすい環境を作りましょう。

  • 昼寝の時間を短くし、日中はしっかり活動させる
  • 朝になったらカーテンを開けて部屋を明るくし、夜になったら部屋を暗くする

6ヶ月~1歳

生後6ヶ月~1歳の赤ちゃんの夜泣きも脳の成長過程と関連があるといわれています。そのため、新生児の頃と同様に睡眠リズムを整えて眠りやすい状態を作ることが重要です。

  • 夜更かしをさせない
  • 朝起きたら朝光を浴びさせる
  • 寝る前に子守歌を歌う・本を読む

体内時計が整いやすい環境を作るだけでなく、上記のように眠る前のルーティ―ンを決めて実行するのも効果的です。

2歳~3歳

2歳~3歳の子供が夜泣きする場合は、睡眠リズムを整えるとともに寝る前に刺激を与えないようにしましょう。2~3歳児が夜泣きをする原因は、次のような例が挙げられます。

  • 病気
  • 体調不良
  • 情緒の乱れ
  • 環境の変化
  • 睡眠サイクルの乱れ

体調不良や病気が原因でない場合は、以下の対策を取って睡眠のリズムを整えましょう。

  • 朝は早めに起こす
  • 15時以降の夕寝をさせない
  • 寝る前に安心させてあげる
  • 日中はしっかり体を動かし、夕方以降はゆっくり遊ぶ
  • 寝るときの環境を整える
  • 寝る前はスマホの使用を避ける

トントンして寝かしつけたり、親と一緒の枕で寝かせて安心させてあげたりするのもひとつの方法です。

絶対にやってはいけない夜泣き対策

ここでは、子供が夜泣きしたときに絶対にやってはいけない対策を2つ紹介します。

完全に放置する

赤ちゃんは寝ぼけて夜泣きすることもあるため、5~10分様子を見れば泣き止んで眠ることもあります。しかし、いつまでも夜泣きを放置すると赤ちゃんの体調が悪くなってしまうため、長時間放置するのはおすすめできません。いつまでも泣き止まない場合は病気やトラブルが隠れているケースもあるため、注意が必要です。

自分を追い詰める

赤ちゃんの夜泣きは成長過程で起こる正常な反応なので、なかなか泣き止まないからといって自分を追いつめないようにしましょう。

赤ちゃんの夜泣きに何時間も付き合うと睡眠不足になり疲労がたまってしまうため、つらいときはベビーシッターや一時預かり、子育て支援センターなどの力を借りるのもひとつの方法です。

子供の夜泣きは慌てず対応しよう

子供の夜泣きは個人差が大きく、何をしても泣き止まない子もいます。

子供が泣き始めてすぐに抱っこすると、泣き止んで寝かせようとしたときに再び泣き出してしまうことも多いため、安全を確保したうえで5~10分様子をみることも必要です。

意外にも、優しく声をかけたりトントンしたりするだけで泣きやむ場合もあるため、子供が夜泣きしても慌てずに対応しましょう。

こちらの記事の監修医師

小児科医・新生児科医

今西洋介

【経歴】
2006年富山大学医学部卒業

石川県立中央病院 新生児科勤務
りんくう総合医療センター 新生児科勤務
大阪府医療センター 新生児科勤務

講談社モーニング連載漫画「コウノドリ」のドラマの医療監修を務める。
2022年4月ヘルスプロモーション会社を起業。

現在は一般社団法人チャイルドリテラシー協会の代表理事も務める。

【資格】
日本小児科学会専門医
日本周産期新生児学会新生児専門医