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最終更新日:2021年8月31日

「自分の本音」「本当の気持ち」を拾い上げるコツ

こちらの記事の監修医師

末光 智子

「自分の本音」「本当の気持ち」を拾い上げるコツ
(画像=Jo Panuwat D/stock.adobe.com)

日々の暮らしの中で生じる心のモヤモヤを、なんとなくそのままにしていませんか?「モヤモヤ」は、あなたが何かを感じている、という大切なサイン。「自分の感情」とその裏にある「真の欲求」や「思い」を知り、大切にすることは、自分を大切にするための土台です。

目次

  1. 自分の気持ちをしっかり聞いてあげよう
  2. 「やっぱり」「本当は」が気づきのきっかけ
  3. 自分の感情に向き合うにはトレーニングが必要
  4. 「怒り」「落ち込み」とも上手く付き合う

自分の気持ちをしっかり聞いてあげよう

あなたは日々の中で起こる心のモヤモヤを、なんとなくそのままにしていませんか?

「心のモヤモヤ」は、あなたが「何か」を感じている、という大切なサインで「自分の気持ちを聞いてあげるチャンス」です。

何か心がモヤモヤしているとき「本当はどう感じていたのかな?」と、自分に問いかけることから始めましょう。

自分の感情を自分でしっかり受けとめてあげると、安心感を感じると共に、ふわっと心が軽くなります。その安心感の中で、「本当はどうしたかったのか」「本当はどうしてほしかったのか」と、静かに自分に問いかけてみて下さい。

何かを感じている、ということは、何かそこに自分の思い、望みがある、ということ。感情は「心に抱いている思いや考えがありますよ」というシグナルです。

最初は何も思いつかないかもしれません。それは、あなたに「思いや欲求がない」のではありません。聞こえないくらい、小さな声になっているからです。諦めずに、小さな子供に問いかけるように優しく、自分に問いかけてみて下さい。

「自分の感情」、そしてその裏にある、自分の「真の欲求」「思い」を知り、大切にすること。それは自分を大切にするための土台です。

「やっぱり」「本当は」が気づきのきっかけ

「やっぱりこうしておけばよかったな」「本当はこうなのだけど」と心密かに思うことがあります。この「やっぱり」「本当は」は、自分の「本当の思い」を発見できるキーワードです。そこに、自分の真の望みや思いが必ずあります。

自分の中の「本当は」の思いを無視していると、だんだん苦しく、生きづらくなります。「本当は・・・なのだけど、みんなこうだから」と、もっともらしい理由をつけて、自分を納得させようとしますが、心はちゃんと分かっています。それが自分の思いとは違う、ということに。

自分の感情や本音を見る習慣がない方には、本当に何を感じているか、その裏にどんな思いがあるかを探っていくことは、難しく、あるいは面倒に感じられるでしょう。

何かを感じている感情にすら、気づけない人もいます。現代は、外側からの情報が多過ぎ、またそうした情報とつながるツールもたくさんあるがために、外側へばかり目が行き過ぎて、自分の内側に目を向けづらくなっています。

ですが、自分が何を本当に感じているか、自分の内側に目を向けることは自分を大切にするために、欠かせないステップです。

SNSなどの普及で、ますますこれからも外側の情報は押し寄せてくるでしょう。そんな中でも、自分の軸をしっかり持ちながら調和するためには、自分とつながる習慣が、ますます大切になってきます。

「本当はどう思っている?」
「本当はどうしたい?」

そのように、自分の心にていねいに問いかける習慣を持ちましょう。望みや思いを叶えることより先に大切なことは、自分の心の声を、ちゃんと自分が聞いて、拾い上げること、自分のその思いをあなたがちゃんと知っていることです。

自分の感情に向き合うにはトレーニングが必要

自分の感情や思いを評価することなく、ありのまま見られるようになるためには、日々の中でトレーニングが必要です。誰でも練習すればできるようになります。(トレーニングとして有効な方法のひとつが「マインドフルネス」です。今後の記事の中で、より詳しく「マインドフルネス」についてはお伝えしていきますね。)

自分で向き合うことが難しければ、カウンセラーやコーチングなど、第三者の力を借りることもよい方法です。自分ひとりでは、なかなか心の深いところまで踏み込めないときにも、第三者からの問いかけで、初めて気付けることもあります。

自分の感情や自分の本音、欲求を自分で受けとめられるようになると、むやみに他人に「わかって!わかって!」と求めたり、「誰も自分のことをわかってくれない」と孤独を感じたりする必要がなくなります。

逆に、自分の感情や思いを自分で受けとめる習慣がなければ、周囲に感情をぶつけやすくなったり、わかってもらおうと依存的になったり「何を考えているのかわからない人」と見られたりなど、周囲とのコミュニケーションに影響が出てきます。いわゆる「付き合いにくい人」「困った人」になってしまいます。

周囲といいコミュニケーションをとるためにも、まずは自分自身とのコミュニケーションを大切にしましょう。

「怒り」「落ち込み」とも上手く付き合う

感情とうまく付き合えるようになっても、怒らなくなるわけでも、不安を感じなくなるわけでもありません。ですが、感情をありのまま直視できるようになると、感情に振り回されて行動することが減ってきます。

私も今でも怒ることもありますし、落ち込むこともあります。ですが、そんな自分にも寄り添えるようになり、喜怒哀楽を持った、自分という存在そのものを、愛おしく感じられるようになりました。自分を大切にするとはこういうことなのだ、と、今の私はわかるようになってきました。

そして、自分自身との関係を良くなることで、自分の大切な人たちや出会う患者さんたちの感情や思いも、もっと大切に感じられるようになりました。

自分自身や大切な人たちとの安心であたたかい関係は、心と体の健康、そして幸せな人生の土台になります。

少しずつでいいのです。まずは自分の感じている感情を大切にしてみましょう。それは、必ずあなた自身を大切にすることにつながります。

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こちらの記事の監修医師

末光 智子

内科医。自治医科大学卒業後、愛媛で地域医療に従事。結婚後、三重県在住、四日市ヘルスプラス診療所(四日市消化器病センター 分院)勤務。日本内科学会認定総合内科専門医、日本医師会認定産業医。Body Element System Japan認定ピラティスインストラクター、ジョイ石井認定イメージングカウンセラー、プロフェッショナル・ファスティングマイスター。著書「すこやかで幸せになるために ココロとカラダを調える」(出版社:ギャラクシーブックス)

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