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最終更新日:2022年9月12日

歯茎が痛い・腫れているときの原因と対処法

こちらの記事の監修医師
ときわプロケア歯科クリニック
今多 将

(画像=stock adobe.com)

歯茎が痛い・腫れているときに考えられる原因はいくつかありますが、痛いからといって歯磨きを控えると口腔内の細菌が増えて炎症が悪化しやすくなります。そこで今回は歯茎が痛いときの4つ原因や対処法を解説します。「歯茎が痛みや腫れが気になる」「痛くて食事を取りにくい」といった症状がある方は参考にしてください。

歯茎が痛い・腫れているときに考えられる原因

歯茎が痛いときに考えられる原因としては、おもに以下の4つが挙げられます。

歯ブラシが当たると痛い:虫歯・歯周病がある

歯茎に歯ブラシが当たったときに痛い場合、虫歯や歯周病が原因の可能性があります。

虫歯が進行して細菌が神経にまで到達すると、歯茎が腫れる・歯周組織内の神経が痛むことがあります。

【虫歯の症状】

  • 甘い物で歯がしみる
  • 冷たい物で歯がしみる
  • ズキズキとした強い痛みを感じる

また、歯周病も歯茎が痛む大きな原因となります。

【歯周病の症状】

  • 歯がぐらつく
  • 歯ぐきが腫れる
  • 歯ぐきが下がる
  • 冷たい飲み物がしみる
  • 歯磨きの時に歯がしみる・歯ぐきから血が出る
  • 歯周ポケット(歯と歯ぐきの間)に深い溝ができる

虫歯や歯周病は初期段階ではほとんど症状が現れないため、定期的に歯科医で健診を受けて口内の状態をチェックしてもらうことが大切です。

白い腫れを押すと痛い:口内炎ができている

歯茎に「アフタ性口内炎」ができると白く腫れて痛み、食べ物や飲み物がしみます。

口内炎の原因ははっきり分かっていませんが、疲労やストレス、ウイルス、鉄分/ビタミン不足などが関係していると考えられています。

口内炎は1~2週間ほどで自然治癒するものの、「再発性アフタ性口内炎」といって繰り返し再発する場合もあります。歯茎の口内炎が悪化して食事も取れないほど痛い場合は、レーザー治療に対応している歯科医で治療するのもひとつの方法です。

奥歯の歯茎が痛い:親知らずによる智歯周囲炎

奥歯の歯茎が痛い場合、智歯周囲炎(ちししゅういえん)を引き起こしている場合があります。智歯周囲炎とは、親知らずの周囲の歯茎で炎症が起こっている状態のことをいいます。親知らずが横や斜めに生えたり歯茎が覆いかぶさったりしているとブラッシングがしづらくなり、細菌による炎症が起こりやすくなります。

歯茎の痛みが軽ければ患部の洗浄や抗菌薬の使用で症状をおさえられますが、親知らずの噛み合わせが合っていない・頻繁にトラブルが起こる場合は抜歯を考えましょう。

ストレスが多い:免疫力低下による細菌感染

ストレスや疲労が蓄積していると免疫力が低下して歯茎が細菌に感染しやすくなり、痛みや腫れを引き起こすことがあります。この場合は以下のような方法で体力を回復させ、体調を整えましょう。

  • 3食バランスのよい食事を摂る
  • 夜更かしをやめ、睡眠の質を向上させる
  • 寝る前にアロマやハーブティーでリラックスする

睡眠の質を高めるには、寝る前にスマホやパソコンの画面を見ないようにすることも大切です。就寝前にリラックスすると眠りが深くなり、ストレス解消や疲労回復に役立ちます   

歯茎が痛いときの対処法

歯茎が痛い場合は歯周病などの病気が原因の可能性があるため、できるだけ早めに歯科医を受診することが大切です。ただ、「忙しくてすぐに歯科医に行けない」「なかなか予約が取れない」という場合は、以下で紹介する4つの対処法で痛みを和らげましょう。

患部を濡れタオルで冷やす

歯茎が痛いときは、患部を濡れタオルで冷やすことで症状が和らぐことがあります。歯茎が腫れている部分は血液や膿によって内圧が高くなっているため、冷やして血液の循環を抑えることで痛みを軽減させられます。

なお、患部を冷やすときに氷を直接当てたり口に含んだりすると冷えすぎてしまうため、濡れタオルもしくは保冷剤をタオルに巻いたものを使用しましょう。

柔らかいブラシで歯磨きをする

歯茎が痛いときは柔らかい歯ブラシを使い、強く当てすぎないように注意しましょう。

【正しい歯磨き方法】

  1. 歯ブラシを鉛筆の持ち方で握る
  2. 歯と歯茎の際に向かって斜め45度の角度で歯ブラシを当てる
  3. 歯ブラシを小刻みに動かす(一度に磨く歯は1〜2本程度)

ブラッシングは奥歯からスタートし、前歯、歯の裏、歯の根元も忘れず磨くことが大切です。研磨剤が入っていないものや低研磨の歯磨き粉を使えば、歯や歯茎を傷つけにくくなります。

市販の痛み止め薬を服用

「歯茎の痛みが強い」「食事も取れない」という場合は、我慢せずに市販の痛み止め薬を使いましょう。ただ、市販の痛み止め薬は根本的な原因の解決にはならないため、痛みが激しい場合は早めに歯科医を受診することをおすすめします。     

歯茎が痛いときは早めに歯科医の受診を

ゆっくり休息しても歯茎が痛い・腫れが引かない場合、早めに歯科医を受診しましょう。虫歯や歯周病によって痛みが発生している場合、悪化すると歯を失ってしまうこともあるため注意が必要です。歯茎が痛くなる原因の多くが歯周病のため、日頃からていねいに歯みがきをして口内を清潔に保つことが大切です。

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こちらの記事の監修医師

ときわプロケア歯科クリニック

今多 将

(経歴)
H27年北海道大学歯学部卒業

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