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最終更新日:2021年7月18日

できるだけ避けたい「カラダに悪い油」の話

こちらの記事の監修医師
四日市ヘルスプラス診療所
末光 智子

油っこい食品を遠慮する女性(画像=Pattarisara/stock.adobe.com)

巷にあふれるさまざまな健康法を見ると、「○○がよい」と、いろんな食材が勧められています。「何を摂るか」はたしかにとても大切ですが、同じくらい大切なのが「何を摂らないか」です。言い換えると、カラダに不具合を生じさせる「余分なもの」をカラダに入れないようにすることが、実はとても大切です。今回は、質の悪い油と食品毒素について解説します。

目次

  1. 知らずに摂っている〇〇が、実は「害になっている」かも?
  2. 質の悪い油
    1. トランス脂肪酸
    2. オメガ6系の不飽和脂肪酸
    3. すべての脂質が悪いわけではない
  3. 食品毒素
    1. パッケージの裏をしっかり確認
    2. 重金属は原材料名に記載されない
  4. できるところから少しずつ改善しよう

知らずに摂っている〇〇が、実は「害になっている」かも?

前回の記事では、意識してできるだけ避けたいものである「白砂糖、小麦粉などの精製された炭水化物」について書きました。今回は、その続きで「質の悪い油」「食品毒素」について見てみましょう。

質の悪い油

質の悪い油の代表としては、まず、マーガリンやショートニングに代表されるトランス脂肪酸があります。

トランス脂肪酸

トランス脂肪酸は、植物油に水素を添加して人為的に加工した油で、心筋梗塞や脳梗塞などの原因になる動脈硬化を促進したり、皮膚炎など炎症を引き起こしたりすることが言われています。しかし、市販のスナック菓子や加工食品、パン類にはかなりの頻度で使われており、またレストランなど外食でも使われます。これらトランス脂肪酸がカラダに良くないことを知らず、むしろ、「ヘルシー」なもの、と誤解している方もいらっしゃいます。まずは、その認識を見直して、不自然な油は避けるようにしましょう。

オメガ6系の不飽和脂肪酸

また、現代人はオメガ6系の不飽和脂肪酸を多く摂りすぎていて、注意が必要です。オメガ6系の油はカラダの中で炎症を起こしやすい性質があります。また酸化しやすい問題もあります。古くなった油は臭くなりますね。あれは、油が空気中の酸素と結びついて酸化するために起こります。この酸化がカラダの中でも起こる、と考えて下さい。酸化した脂質は過酸化脂質になって、細胞にダメージを与えることが危惧されます。現代人の食生活では、オメガ6系の油の消費量が圧倒的に増えており、アレルギーや自己免疫性疾患など現代病とも関連していると言われます。

オメガ6系の油を多く含む油としては、コーン油、大豆油、ごま油、綿実油などがあります。いわゆるサラダ油は植物性油脂が原料として使われていて、2種類以上の油(例えば菜種油と大豆油)をブレンドして作られているものがほとんどです。これらにもオメガ6系の油が多く含まれています。

すべての脂質が悪いわけではない

脂質はひっくるめて「良くないもの」と見られがちですが、私たちのカラダにとって、脂質は欠かせない成分のひとつです。

私たちのカラダは、約37兆個もの細胞で構成されています。その細胞を形づくっている細胞膜は、脂質からできています。そして、脳の約60%もの成分を脂質が占めています。それ以外にもホルモンの材料になるなど、脂質はカラダの中でとても大切な働きがあります。そう考えると、質の良い油がカラダに必要なこと、質の悪い油がカラダ全体に影響を及ぼす、ということもイメージできるでしょう。

「カラダに悪い油」はなるべく避け、良質な飽和脂肪酸(ココナッツオイルやグラスフェッドバター、ギーなど)や、比較的酸化しにくいオリーブオイルなどを選んでみて下さい。

食品毒素

これは、食品添加物や農薬、遺伝子組み換え食品、水銀やアルミニウムといった重金属などです。これらが「良くない」ことはイメージ的にもわかりやすいと思いますが、意識していないと知らないうちにカラダに入り、影響が蓄積してしまうのが食品毒素の怖さです。

パッケージの裏をしっかり確認

食品を購入する際は、パッケージの裏の原材料名をチェックすることを習慣にしましょう。例えば、同じお豆腐でも、大豆の生産地がわかっていて、「遺伝子組換え食品ではありません」と明記されているものの方が安心ですね。

なるべく加工食品を控える。生産地がわかる、無農薬や有機栽培の野菜、お米などを意識して選んでみる。少しずつでもそんな風に選んでいくことに意識を向けてみてほしいと思います。

重金属は原材料名に記載されない

また、水銀、アルミニウムなどの重金属については、原材料名に挙がる訳ではないため、どんなものに含まれやすいかを知識として知っておく必要があります。

例えばマグロなどの大きな魚には水銀が食物連鎖で蓄積していますので頻繁に食べることは避けたいものです。アルミニウムは、その名の通りアルミの鍋やアルミホイルに含まれますので、使用については考える必要があります。また、ベーキングパウダーの中にも入っていることがありますので、アルミフリーのものを選びましょう。

できるところから少しずつ改善しよう

前回、今回の記事で「何を摂らないか」をテーマにお伝えしましたが、いかがだったでしょうか?

今まであまり意識していなかった方にとっては、「あれもこれもダメ」「摂らない方がいいものは、全部好きなものばかり・・・食べるものがなくなってしまう」と感じた方もいらっしゃるかもしれません。

現代社会に生活する中で、これら「摂らない方がいいもの」を完全に摂らないことが難しいことはよくわかります。ですが、これまでの記事にも書いてきたように、「ゼロか100か」ではなく、少しずつできるところから変えていきましょう。

「なるべく選ばない」という姿勢は大事ですし、少しずつでも「減らす」ことは今日からでも可能です。今まで知らずに摂っていたものを、できるところから減らしてみる。やめてみる。すぐに目に見える効果が出るわけではありません。しかし、日々の積み重ねが、明日、1年後、数年後のカラダを作っていくのです。

特に子供や若い方にとって、これらカラダに影響するものは、脳の発達や日々の体調、妊娠・出産にも大きく影響してきます。実際に、私が指導をして、食事などを変えた小学生で、慢性の頭痛が治り、元気になった、というだけでなく、半年後には成績が上がったというお声も頂きました。

そのくらい、日々口にしているものは、あなたが思う以上に体調はもちろんのこと、勉強や仕事のパフォーマンスにも影響しています。

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こちらの記事の監修医師

四日市ヘルスプラス診療所

末光 智子

内科医。自治医科大学卒業後、愛媛で地域医療に従事。結婚後、三重県在住、四日市ヘルスプラス診療所(四日市消化器病センター 分院)勤務。日本内科学会認定総合内科専門医、日本医師会認定産業医。Body Element System Japan認定ピラティスインストラクター、ジョイ石井認定イメージングカウンセラー、プロフェッショナル・ファスティングマイスター。著書「すこやかで幸せになるために ココロとカラダを調える」(出版社:ギャラクシーブックス)

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