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最終更新日:2022年4月7日

しらみしょうシラミ症

こちらの記事の監修医師
いなばクリニック
稲葉岳也

概要

シラミとは非常に小さな昆虫の一種であり、人に寄生することで強いかゆみを生じるようになります。人と人との濃厚な接触によってシラミの感染が拡大することが知られており、学校や施設などの集団生活や、密接な性交渉などによって感染します。頭や頭髪に寄生するアタマジラミ、陰部や体に寄生するケジラミが主な原因となります。また、コロモジラミとよばれる衣類や寝具に寄生するタイプのシラミも存在します。これらのシラミに寄生(感染)された状態がシラミ症であり、シラミが寄生している部分に非常に強いかゆみが生じます。無意識に皮膚を掻きむしってしまい、皮膚が傷つき、細菌感染などが合併することもあります。場合によっては蕁麻疹などを生じる可能性もあります。

原因

シラミ症は、シラミという昆虫に寄生されることによって生じます。アタマジラミ、コロモジラミ、ケジラミが主に人に対して健康被害を生じることが知られています。シラミは体長3mmほどの小さな昆虫ですので、よく観察すれば肉眼でも確認することが可能です。シラミに寄生されることで、激しいかゆみが生じます。衛生環境の悪い場所や狭くて混み合った場所、人が多く存在する場所などで感染しやすく、洋服や寝具の共有などでも感染が拡大する可能性があります。シラミによって生息域がことなり、アタマジラミやケジラミは衛生環境の良し悪しや社会経済的な地位とは関係なく、比較的どこにでも生息しているため、どこでも感染する可能性があります。

症状

シラミ症の主な症状はかゆみです。かゆみの程度には個人差が大きいことが知られていますが、激烈なかゆみを生じる場合もあり、このような症例では、皮膚を掻きむしってしまうことで、皮膚感染症などの疾患を合併することもあります。シラミに寄生されている人の髪の毛や陰毛部分をかき分けて調べることで、シラミやその卵が見つかる場合もあります。

検査・診断

シラミ症の診断を行うには、問診や視診、頭皮や陰部など、症状が発現している部位の観察が重要となります。眉毛などにもシラミが寄生していることもあり、これらを観察することで診断が可能です。また、幼稚園や高齢者施設など、特定の集団で感染が拡大している場合もあるため、診断のためには、環境要因などをしっかりと確認しておくことも重要です。

治療

シラミの治療を行うためには、シラミの寄生している部分の毛を短くすることが効果的です。可能であれば陰毛を剃ってしまうこともあります。処方薬や市販薬の中には、シラミに効果的なシャンプーやクリームなどがあるため、これらの成分を含んだ薬剤によってシラミを殺虫するという治療が有効です。髪の毛や陰毛などに寄生したシラミには薬品を使用しますが、寝具や衣類、タオルなどにも注意が必要です。ドライクリーニングによる殺虫・殺菌を行う他、できることであれば寝具や衣類を交換してしまうというのもおすすめです。アイロンなどの高温にも弱いため、衣類にアイロンがけをおこなうことも有効です。シラミを駆除するための薬剤は、1週間から10日間ほど継続して使用する必要があります。成人のシラミ症の多くは性交渉によって感染が拡大するため、シラミなどの感染症をパートナーに広げないためにも、違和感のある人は早めに医療機関を受診してシラミの治療を行うことが大切です。

予防/治療後の注意

シラミ症はアタマジラミ、ケジラミ、コロモジラミなどの昆虫による感染症であり、シラミに寄生されることで患部に激しいかゆみが生じます。人と人の濃厚な接触によって感染が拡大するため、集団感染などが生じないように注意しておくことが重要です。シラミの感染が見つかった場合には、家族などに感染させないためにも、早めの受診と正しい対応(衣類や寝具を変えるなど)が必要です。

こちらの記事の監修医師

いなばクリニック

稲葉岳也

【経歴】
慈恵医大卒
慈恵医大付属病院聖路加国際病院で勤務

医学博士
日本耳鼻咽喉科学界専門医
日本レーザー医学会認定医
日本アレルギー学会専門医

専門:耳鼻咽喉科、皮膚科における疾患、特にアレルギー疾患のレーザー治療

治療に適した診療科目

皮膚科

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