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最終更新日:2021年10月5日

ひぶんしょう飛蚊症

こちらの記事の監修医師
すずきこどもクリニック
鈴木 幹啓

飛蚊症

まとめ

目の前に、実際には存在しない黒い陰や糸くずのようなものが見える症状を飛蚊症という。主に目の硝子体というゼリー状の物質の濁りが網膜に写ることで発症する。目を動かしても黒い陰などが細かく揺れ、同じ方向に移動し、目の前を蚊が飛ぶように感じることから飛蚊症という名が付いた。加齢などの原因で発症することが多いが、網膜剥離などの徴候の場合もあり、注意する。なお、目の前にきらきらと光るものが見える「光視症」と呼ばれる疾患は、飛蚊症とは原因が異なる。

この病気の原因

発症原因は加齢と、他疾患の随伴症状とに大きくわかれる。加齢の場合は、生理的飛蚊症と呼ばれる。目の硝子体と呼ばれるゼリー状の物質が、加齢により融解・萎縮し、網膜と硝子体が離れて飛蚊症の症状となって現れる。その他、網膜剥離、網膜裂孔、眼底出血、ぶどう膜炎により網膜の血管が切れて出血する硝子体出血により硝子体が濁り、初期症状として飛蚊症として現れる場合もあるので、飛蚊症が現れた場合は精密検査を行い、原因を特定する必要がある。

主な症状

自覚症状には個人差がある。黒点状のもの、髪の毛や糸くずのような細いもの、丸い輪や水玉のようなもの、目の前を蚊やハエなどの小さな虫が飛ぶようにに見えることがある。飛蚊症は目の中の濁りに対する自覚症状があり、目線を動かすと一緒に移動し、まばたきや目をこすっても消えない。青空や白い壁などを見る時はより症状が目立ち、暗所では目立ちにくい。加齢により発症する生理的飛蚊症は治療の必要がないと診断されることがあるが、大きく視界に映るとストレスや集中力低下を感じることがある。

検査/診断の方法

飛蚊症は加齢による生理的飛蚊症が多く、早急な治療が必要ではない。しかし網膜剥離のような重篤な疾患の徴候の可能性もあるため、早めに検査により診断を確定することが望ましい。精密眼底検査という、散瞳剤を用いて瞳孔を開いた状態で、検眼鏡で網膜のすみずみを観察する検査を行う。検査後は、散瞳剤の影響でやや光がまぶしく感じたり、ピントがぼやけて見えるなどの症状がみられ、瞳孔が通常に戻るまで数時間かかるため、検査後は医師の指示に従う。

主な治療方法

加齢が原因となる生理的飛蚊症は治療の必要はないと考えられることが多い。患者が希望する場合は、濁った硝子体を取り除く硝子体手術を行うが、手術は危険を伴うため、一般的ではない。手術の内容は、眼球に小さな切開創を作り、そこに専用機器を挿入して硝子体の混濁部分を切除、吸引する。近年ではレーザーにより硝子体の濁りを破砕する治療も行われるが、合併症のリスクがあるため日本では一般的ではない。飛蚊症の原因が網膜剥離などの疾患の場合は、原因疾患を優先治療する。網膜剥離は進行すると失明の危険があるが、手術の進歩等により網膜の回復率が高くなっている。

治療後に注意すべき点/予防対策

飛蚊症の多くは加齢に伴う生理的要因とされ、予防法はない。

こちらの記事の監修医師

すずきこどもクリニック

鈴木 幹啓

【経歴】自治医科大学卒業
三重大学小児科入局
三重県立総合医療センター(小児一般病棟、新生児集中治療室、小児救急を担当)
国立病院機構三重中央医療センター(新生児集中治療室を担当)
国立病院機構三重病院 (小児急性期病棟、アレルギー・糖尿病・腎臓病慢性期病棟、重症心身障害児病棟を担当)
山田赤十字病院(小児一般病棟、新生児集中治療室、小児救急を担当)
紀南病院(小児科医長)
平成22年5月、新宮市に「すずきこどもクリニック」を開院
2020年10月、株式会社オンラインドクター.comを設立。CEOに就任

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