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最終更新日:2022年3月24日

はくせん白癬

こちらの記事の監修医師
Alohaさおり自由が丘クリニック
藤堂 紗織

概要

白癬(はくせん)とは、白癬菌という真菌による感染症です。真菌とはカビの仲間であり、顕微鏡で見えるサイズのものから、肉眼で見えるような大きなものまで、様々な種類が存在します。白癬菌は真菌の一種であり、水虫などの原因となります。足に白癬菌が感染したものが「足白癬」で、足白癬のことを一般的には水虫とよびます。このように、感染が生じる部位は様々ですが、白癬菌による感染症の総称を白癬といいます。とはいえ、白癬の大半は足に生じる水虫であり、白癬菌感染が爪にまで生じたものを「爪白癬」といいます。足のほかにも、頭部、顔面、胴体、陰股部、殿部(おしり)などが感染部位となります。

原因

白癬の原因は白癬菌による真菌感染症です。真菌はカビやキノコなどの仲間であり、不特定多数の人が裸足で利用するような施設(銭湯・プール・ジムなど)では、床に大量の白癬菌が存在しているといわれています。白癬菌は暖かく湿った環境で生息しやすく、銭湯の足拭きマット、温水プール、ジムの脱衣所などは白癬菌の温床となりやすいです。また、靴やスリッパなどにも生息しやすいため、共用のスリッパを利用することで白癬菌に感染する可能性があります。その他、柔道やレスリングなどで使用される畳やマットなどにも白癬菌が繁殖しやすく、競技のために顔や頭を畳にこすりつけることで、顔などにも感染が生じることもあります。

症状

足の裏や足の指の間などに感染が生じる足白癬の場合、足の指の間が赤くただれたようになったり、皮がむけたり、水疱(水ぶくれ)ができるなどの症状が出現します。また、感染症が爪にまで及んでいる場合を爪白癬とよびます。爪白癬の場合、足の爪が部分的に白く濁る、爪が茶色から黒色に変色する、爪が巻爪のように変形するなどの症状が出現します。さらに、頭部白癬の場合、頭部に局所的にフケがついた円形の部分が現れ、毛が抜けたり、毛穴が黒く点々と見えることがあります。その他、上半身や股などにも白癬性が出現することがあります。

検査・診断

足白癬の場合には、問診や視診、症状の聞き取りによって診断が可能です。爪白癬であっても患部を観察することで診断が可能です。しかし、確定診断を行うためには、患部の角質や爪、髪の毛などを採取して顕微鏡で観察する直接顕微鏡検査を行う必要があります。また、必要に応じて真菌の分離培養検査を行うこともあります。

治療

白癬の治療には抗真菌薬が使用されます。薬の成分によって抗真菌活性は若干異なりますが、基本的にはどの抗真菌剤でも効果が期待できます。症状が目に見える部分を越えて白癬菌が存在していることがあるため、抗真菌薬は広めに塗布することが重要です。足の指に限局して症状がある足白癬の場合であっても、治療の際には足の裏全体に薬を塗布する必要があります。感染した部位の角質が完全に入れ替わる(ターンオーバーする)まで治療を続ける必要があるため、治療期間は最低3ヵ月、理想的には半年程度継続することが重要です。塗り薬では効果の出にくい爪白癬や頭部白癬などの場合、抗真菌薬の内服治療が行われる場合もあります。

予防/治療後の注意

白癬を予防するためには、体を清潔に保つこと、環境を乾燥させること、通気性の良い靴や靴下を使用することなど、日常生活環境を整えることが重要になります。特に不特定多数の人が裸足で利用する湿った環境には注意が必要です。具体的には、銭湯や温泉、プール、シャワールーム、共用スリッパなどです。また、白癬菌が皮膚に付着してから侵入するまでには、おおよそ24時間を要すると報告されているため、仮に白癬菌が体に付着していたとしても、毎日体を清潔に保っていれば皮膚への侵入を防ぐことも可能です。体や環境を清潔に保つことを心がけましょう。

こちらの記事の監修医師

Alohaさおり自由が丘クリニック

藤堂 紗織

〇診療科 : 内科、皮膚科、美容皮膚科

【経歴】  
2003年 日本医科大学 卒業
2004年 日本医科大学附属武蔵小杉病院 研修医/内科 専修医
2009年~2019年 善仁会丸子クリニック 院長勤務
2019年5月~   Alohaさおり自由が丘クリニック 院長

治療に適した診療科目

皮膚科

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