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世界基準の知識でアレルギー根絶を目指す続木ドクターがアレルギー治療に力を入れるワケとは

最終更新日:2022年4月15日

続木 康伸 ドクターの独自インタビュー取材記事

新生児から妊婦まで、九州や東京からも患者が訪れる札幌のアルバアレルギークリニック院長 。

あなたが良くならなかったのは、これまでは治療の選択肢が少なすぎたから、本来なら良くなるはずのものを治せていなかっただけ。本当はたくさんの、さまざまな症状にあった効果的な薬と使い方があって、症状を無くし、最終的には薬自体を使わなくてもよい状態を目指すのが私たちの行う現在の世界標準です。

続木康伸の「知れば勇気が湧くアレルギー攻略講座」(https://x.gd/gWAcc)はアマゾンのおすすめの選出中です。

「ザ・ドクター」は、フリーアナウンサーの松本志のぶさんが、医療の最前線で活躍するドクターをご紹介する番組です。

今回は、「アルバアレルギークリニック 続木康伸ドクター」にスペシャルインタビューを行いました。

松本アナ

松本志のぶアナウンサー(以下:松本アナ)

こんにちは。ドクターインタビューの時間です。今回のゲストは、アルバアレルギークリニック院長、続木康伸ドクターです。今日はどうぞよろしくお願いいたします。

続木康伸ドクター(以下:続木ドクター)

お願いします。

松本アナ

松本アナ

岩手医科大学歯学部を卒業後、岩手医科大学医学部をご卒業。札幌徳洲会病院アレルギー科医長などを歴任し、2020年札幌市内にアルバアレルギークリニックを開院されました。ではドクター、改めましてよろしくお願いいたします。

続木ドクター

お願いします。

松本アナ

松本アナ

今ご紹介をさせて頂いて、アレルギーご専門のドクターでいらっしゃるんですけれども、歯学部を卒業されて歯科医師の資格もお持ちなんですね。

歯学部から医学部の経緯

続木ドクター

最初に歯学部に行って歯学部を出て、それから医学部に行って医者になったという流れですね。

松本アナ

松本アナ

歯学部に行かれて、でもやっぱりあれ?医学部行きたいなあと思われたんですか?

続木ドクター

いや、思わなかったです。6年間あるんですよ。歯学部医学部って。6年生の時に、医学部歯学部っていうのは担任制なんですね。担当の教授というのがいるんですよ。

松本アナ

松本アナ

はい。

続木ドクター

で、6年生の10月に、その担当の教授のところに呼び出しをされたんですよね。僕と、僕の友達と。行ったら、座れと言われて。ドキドキしながら座ったら「お前たちは医学部に行け」と、いきなり言われたんですよ。それで編入して受けて、僕と、その時の友達は行けなかったんですけど、医学部に編入したと。

松本アナ

松本アナ

歯学部から医学部へ。そして医学部から、選択肢として幅広いですよね。色々な科があるので。その中で今アレルギーを専門にやっていらっしゃるというのは、どういった経緯があったんでしょうか?

アレルギーを専門にした理由

続木ドクター

僕は最初、何でも診れる医者になりたかったんですよ。僕らが卒業した頃は、研修医制度っていうのがあって、研修医、俗にいうレジデントというのをやらなきゃいけないんですよね。2年間。
その中で色々やっていて、色んなものを診れる医者になろうと。色んなものを診れる医者を6年から7年やって、そこから先に自分の専門を決めようと思っていたんです。診療していくと、年々受診する患者さんで特に子供だったんですけど、アレルギーの子がどんどん増えてきたんですよ。だんだんだんだん、数が増えていったんですね。高血圧とかよりもアレルギーの子たちが来る割合が増えていったんです。

松本アナ

松本アナ

それは目に見えるように年々増えていった。

続木ドクター

目に見えるように増えていったんです。年々と言うか、毎月みたいな感じで増えていったんですよ。その背景には、どうやら一般で行われている治療とアレルギーの本物の医者がやっている、このアレルギーにはこの治療が効果があるんだって研究結果で出している治療は大きくどうやら一般とアレルギーの専門医師とで乖離しているということが分かってきたんですね。アトピー性皮膚炎、かゆいのが当たり前といってるけど、どうもアレルギーのバリバリにやっている病院では、生まれてくる前から色々対策をしてアレルギーにさせないのがアレルギーの治療だって言っているぐらい、アトピー性皮膚の症状が無いのが当たり前。

松本アナ

松本アナ

先生の施していらっしゃるのは、一般的に経験値からこういう風にやりましょうというようなものではなくて、いわゆる世界のスタンダード、世界基準の治療であると。

続木ドクター

そうです。エビデンスベーストメディシンとも昔言ってたんですけれども、僕がやっている治療ってオリジナルの治療は一個も無くて、基本的に世界の誰かから教えてもらったり研究結果で調べたのをそのままやっているだけなので。

松本アナ

松本アナ

実際に診療をされる時のこだわりというのは何かありますでしょうか?

診療する際のこだわり

続木ドクター

こだわりと言うか、患者が思い描いているゴールを達成してあげるのが一番なので、僕がやりたい医療をしているというよりは患者のゴールを達成する為に治療していくんですけれども、結局のところ、それをやる為には話を聞かないと分からないので、大体診察の3分の2は話を聞いて治療方針を決めることに割いています。

松本アナ

松本アナ

具体的にどんなことを話し合いされるんですか?

続木ドクター

今までの経過、結局9歳の子でも、生まれた時がどうで、僕のイメージとしては診療とか治療は人生ゲームを上から見ているみたいな感じなんですよ。人生ゲームで今スタートがあって、ここまで進んでますってなったとしても、スタートまでにどういう道のりを来たっていうのが分からないと、次この人がどっちの方向に向かって駒を進めるのかっていうのが分からないんですよね。だから9歳の子が来た時でも乳児の時から話を聞くので。

松本アナ

松本アナ

なるほど。やっぱり俯瞰から物事を見ないとダメなんですね。その一点だけじゃ。

続木ドクター

分かないです、上から見ないと。

オンライン診療について

松本アナ

松本アナ

続木ドクターはオンライン診療もされているそうですね。

続木ドクター

オンライン診療は10年ぐらい前、2008年にはやってたので。

松本アナ

松本アナ

かなり早い頃からですよね。

続木ドクター

そうですね。アメリカ人の医者とやり取りするにはそれしか無かったので。メールかスカイプしか当時は無かったんですけど。当時は例えば福岡の患者さんを診察する時もスカイプを使ってやっていたんですけれど、アメリカ帰りの人たちはスカイプ知ってるから良いんですけど、それ以外の人はスカイプの説明から始めないといけなかったので、すごく大変だったんです。

松本アナ

松本アナ

確かに。

続木ドクター

今はもうLINEとZoom使えば良いだけなので。

松本アナ

松本アナ

今はプラスマイナスありますけど、コロナ禍に入って何となく皆さんオンラインでのやり取りというのに慣れてきたというか、身近なものになってきたかもしれないですね。プライベートでもすごく多趣味だという風にお聞きしています。

続木ドクターの趣味

続木ドクター

そうですね。誘われるがままにやっているだけなんですけど、今通っているジムでクロスフィットっていうトレーニング方法があって、クロスフィットのジムに今もう3、4年通っているのかな。そこの人たちが多趣味な人が多くて、誘われるままに登山始めたり、サーフィン始めたり。

松本アナ

松本アナ

かなりアウトドア系ですね。

続木ドクター

そうですね。アウトドアそれまで全然好きじゃなかったんですけど、娘とか息子も誘ってやってます。

松本アナ

松本アナ

この写真が。これはサーフボードですか?

続木ドクター

サーフボードです。青色が娘のやつで、黒が僕のやつなんですよ。娘は10歳からやってるので。

松本アナ

松本アナ

親子で。それは良いですね。

続木ドクター

そうですね。乗馬も親子でやってたんですよ。俺は途中で今は休会してるけど、子どもたちはまだやってますね。あの子たちは幼稚園からやってるのかな。

松本アナ

松本アナ

お子さんたちも多趣味でいらっしゃる。というか完全にお子さんたちはアウトドア系ですね。

続木ドクター

そう言われればそうですね。登山と乗馬とサーフィンができれば、世界中どこでも遊べるので。

松本アナ

松本アナ

でもそれと、ご自身の医学の道との共通点は何かありますか?

続木ドクター

僕の中では全部一緒なんですよ。乗馬もサーフィンも医学も料理も全部一緒なんですよね。結局、今回はこうだったから次回はこうしようとか、今回は上手くいったから次回これを転用しようか、この人にこうしようとか、全部転用できるし工夫できるので。僕は全部一緒です。

松本アナ

松本アナ

これからドクターのクリニックをどんな風にしていきたいと思っていらっしゃいますか?

クリニックの今後の展望

続木ドクター

僕が今もう子供から大人まで、妊婦からご高齢者まで診ているのは、世代間で色々仲良くなってほしいんですよね。なので毎回、外国の人もそうですけど、うちのクリニックは外国の人も多いし、アメリカ帰りとか、長くどこどこの国に住んでましたっていう人がめちゃくちゃ多いんですよ。何か良く分からないんですけど。そういう人たちが皆仲良くなってほしいんですよ。そうすると子どもたちが、ああ、こういう国はこうなんだ、とか、昔ってこうだったんだとかっていうのが分かるんですよね。だから、毎回お菓子持ってきてくれるおばあちゃんとかいるんですけど、そのおばあちゃんがいると、一緒に来ている子どもたちもちょっと裏の休憩室呼んで皆でお茶をするみたいなこともやってるんですよね。

世代間を超えて仲良くなってもらいたいので。結局医学って人生を、元々はその病気が無ければ歩んでいたであろう人生に戻してやっているだけなので。僕らはただそれだけなんですよね。特別なことをやっている訳じゃないので。日本はやっぱりコミュニティを作って世代間を超えて仲良くなっていってもらいたいなと思っているので。そんな感じになったら良いなと思っています。

アレルギー患者に伝えたいこと

松本アナ

松本アナ

患者さんたちに伝えたいことってありますか?

続木ドクター

そうですね。思い込まないで諦めない方が良いんじゃないかなと思いますね。思い込んでいてこんなもんだと思ってる人とか、あとは真面目な人が多いので、良くならない人って。こうだって言われたらそれを信じちゃってる人がめちゃくちゃ多いんですよね。

松本アナ

松本アナ

そうなんですね。

続木ドクター

だから思い込まないで、自分で探した方が良いです。探してると絶対どこかで当たるんで。

松本アナ

松本アナ

じゃあ一箇所に行って言われたことをずっと信じて、ずっとずっとじゃなくて、治らないなと思ったら、ちょっと旅に出るぐらいの気持ちで。

続木ドクター

そっちの方が良いですね。近くのクリニック回っても、同じことしかやっていないので、近くのところって。

松本アナ

松本アナ

最後に続木ドクターが目指す医療の世界というか、医療そのもの。どんなものでしょうか?教えて頂けますか?

続木ドクターが目指す医療

続木ドクター

僕らは結局、特にアレルギーという面でいうと、僕らの友達、アレルギーの仲間の中では、結局将来僕らの仕事が無くなると良いねという話はしているんですよね。だから僕らは、アレルギーにさせない治療を10年前からやっているんですけれど、なかなかそれが広がっていかないので、何とかして広げたいなと。

松本アナ

松本アナ

今私の子供の周りでも、本当に多いので。アトピーの子をはじめ、色々なアレルギーですよね。食べ物、何でもかんでもなんですけれど。本当にいつか無くなってくれたら皆が住みやすくなるなと思っています。ぜひ、よろしくお願いいたします。今回は札幌の地で世界基準の医療を提供する続木ドクターにお話を伺いました。今日はどうもありがとうございました。

続木ドクター

ありがとうございました。