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子どもたちの未来を守りたい!いつでも気軽に相談できる子どもの総合診療医

最終更新日:2022年6月28日

日比 将人 先生の独自インタビュー取材記事

〇病院名 : オーシャンキッズクリニック
〇医師  : 日比 将人 先生
〇アクセス: 名鉄常滑線 新舞子駅 徒歩3分
〇診療科 : 小児科・小児外科
【経歴】
富山医科薬科大学(現 富山大学)医学部 卒業(平成9年)
京都府立医科大学 小児疾患研究施設 勤務
国立舞鶴病院(現 舞鶴医療センター) 勤務
名古屋市立大学 勤務
藤田保健衛生大学(現 藤田医科大学) 勤務
オーシャンキッズクリニック 開院(平成26年10月)

オーシャンキッズクリニック 3つの特徴

1.小児科・小児外科に対応した子どもの総合診療

一般的な小児科だけでなく、小児外科の診療にも対応しています。風邪などの内科的な症状だけでなく、ケガ・火傷などの外科的な症状も含めて、総合的な診療を行っています。

2.県外からも患者さんが訪れる便秘の専門外来

小児科では珍しい便秘の専門外来を設けています。排便習慣の確立や腸内環境の改善を目指した治療を中心に、子どもの状態に合わせた治療を行っています。

3.気軽に使えるLINE相談

クリニックの公式LINEアカウントにメッセージを送ることで、病気・ケガなどに関する相談をすることができます。受診するか迷ったとき、急に症状に変化があったときでも、気軽に相談できる環境が整っています。

子どもたちの明るい未来につなげる小児医療

なぜこの土地で開業されたのですか?

小さい頃から、人と接する仕事がしたいと思っていたのですが、自分のイメージに一番近い仕事が医師でした。

大学病院に勤務していたのですが、病院の統廃合が進む中で地元の市民病院が閉院になりました。そのとき、「市民病院がなくなって、地元の人たちが困っている」との相談を受けて、この土地で開業することにしました。

小児医療に力を入れておられるのですね。

生まれたその日に、何もしなければ亡くなってしまう命であっても、手術をすることで助けられる命があることを知りました。手術後は、いろいろなトラブルが起こることもありますが、それを取り除いてあげながら、子どもの成長を見守り、将来の可能性を切り拓くお手伝いができることが小児医療の魅力です。だからこそ、私は小児医療に取り組むことに決めました。

診療の中で、こだわりを持っていることがあれば教えてください。

「こども、未来、つなぐ」が私たちのモットーです。今、起こっている問題に対応するだけでなく、子どもたちの明るい未来につなげていくことを目指して医療に取り組んでいます。

例えば、3歳未満の子どもに抗生物質を使用すると、そのときの体調不良は改善するかもしれませんが、その後もずっと下痢が続いたりすることがあります。そのため、将来的に困ることが予想される場合は、そのリスクをできるだけ回避して、先々の健康問題まで意識して診療を行うことを心掛けています。

また、将来起こる可能性のある健康問題を未然に防止するため、予防医療にも力を入れています。弱視・難聴は早期発見が治療に重要なため、小児科でもスクリーニングができる機械を導入して、早期発見・早期治療ができる体制づくりも行っています。

親御さんにも目を向けて、子どもの健康リスク低減につなげる

予防医療では、具体的にはどんなことをされているのですか?

食事内容の改善に関するサポートを中心に対応しています。子どもの腸内フローラを調べると、3歳ぐらいでも異常が見られることが多いです。子どもが野菜嫌いで野菜を食べてくれないという場合もありますが、親御さん自身の食生活の問題が影響していることも少なくありません。そのため、親御さんの話もよく聞きながら、将来予想される子どもの健康リスクを回避するための食生活を確立できるよう、サポートを行っています。

子どもたちの健康を守るために、今から始められることがあれば教えてください。

当クリニックでは、ミネラルの測定を行っているのですが、今まで測定した方の中で全て正常値だった方はいません。ほとんどの方がミネラル不足なんです。野菜をあまり食べていなかったり、加工食品に偏った食事をしたりしている方が多いので、早めに食生活の見直しを行うことをお勧めします。

私にも子どもがいるのですが、なかなか野菜を食べてくれなくて苦労してきました。しかし、最近、有機無農薬栽培の野菜を使うようにしたところ、子どもが急に野菜を食べてくれるようになりました。よい食べ物であれば、子どもにも食べてもらいやすくなるんです。3歳までは特に重要な時期なので、将来、好きなものをおいしく食べて、楽しく過ごしていくためにも、小さいうちから身体にいい物を食べることが大切ですね。

どんなお子さんが受診されていますか?

一般的な小児科では、風邪を引いて熱・咳などを発症した子どもが多いのが普通です。しかし、当クリニックでは、小児外科の診療も行っているため、ケガ・火傷などの外傷で受診される子どもも多いです。

それから、専門外来として、便秘、アレルギー性疾患などにも積極的に対応しています。子どもの体調不良で受診する際は、親御さんも付き添いで来院されますが、花粉症などのアレルギー疾患は親子で同じ症状に悩まれていることも少なくないため、そういった場合は親子いっしょに診療を行うこともあります。

症状の改善が難しい子どもにも救いの手を差し伸べたい

今後どんなクリニックにしていきたいですか?

便秘の場合、下剤・浣腸を使えば9割の子どもは症状が改善しますが、どうしても症状を改善できない場合があります。そんな子どもを助けるための手段としては、食生活の見直しが有効であると考えています。最近、当クリニックのメンバーとして、管理栄養士さんにも加わっていただいたので、今まで以上に食生活のサポートには力を入れて、どんな子どもにも救いの手を差し伸べられるクリニックにしていきたいですね。

最後に読者に向けてメッセージをお願いします。

巷にはいろんな情報があふれています。情報が容易に入手できる反面、どれが正しい情報かわかりにくくなっている場合があります。心配事は一人で悩まずに、周囲の方や専門家に相談することも大切ですので、何かお悩みの際はお気軽にご相談いただければと思います。