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神田 貴行 先生の独自インタビュー取材記事

最終更新日:2022年1月7日

神田 貴行 先生の独自インタビュー取材記事

〇病院名 : やましろクリニック
〇医師  : 神田 貴行 先生
〇アクセス: お車でお越しの方 山陰道の松江東ランプから車で3分
   バスでお越しの方 県合同庁舎前停留所から徒歩10分
〇診療科 : 小児科
《 経歴 》
1996年 鳥取大学医学部卒業
松江市立病院、公立八鹿病院、鳥取県立中央病院、鳥取大学医学部附属病院小児科、鳥取市立病院等 山陰地方の病院勤務医を経験
2011年10月 社会福祉法人つわぶきで勤務開始
2012年5月 やましろクリニック院長

やましろクリニック 3つの特徴

①どんな症状にも対応できる総合小児科医

小児科専門医が地域の総合病院と連携して小児のあらゆる病気に対応します。特に近年増加している発達障害児に対する医療に力を入れていており、検査・診断・治療(薬物療法、療育)など幅広く対応しています。

②総合的なサポートができる保育・療育施設を併設

病児保育に対応した保育園、児童発達支援センターを併設しており、急性期・慢性期の疾患・障害を抱える子どもに対して手厚いサポートを行っています。当施設は単に子どもを預かるのではなく、「こども支援」、「子育て支援」を念頭に運営しています。子どもの病気やケガに対する対応を専門とする多職種のスタッフがしっかりと子どもを見守ることにより、保護者の方に確かなサービスと安心を提供しています。

③子どもに痛み・恐怖を感じさせない細やかな気配り

「痛みの少ない注射針を使用する」、「検査や薬は最小限にする」など、子どもの痛み・恐怖を和らげることにこだわりを持って診療を行っています。笑顔で優しく声掛けをすることも徹底しており、子どもに安心して診療を受けることができたという成功体験を繰り返し積んでもらうことによって、子ども自身の自尊心を高めること、その後の診療も無理なく受けられるようにスタッフ全員で配慮しながら診療を行っています。

病児保育に対応した保育園・児童発達支援センターを併設する総合複合施設

なぜ小児科医になられたのですか?

祖父・父が小児科医だった影響が大きいですね。小児科医として働いている父の後ろ姿を見ていて、「人に感謝される仕事はいいな」、「子どもを相手に仕事をするのは楽しそうだな」と思っていたので、小学生のころには「小児科医になろう」と考えていました。

診療する際は、どんなことを心掛けていますか?

子どもを中心に診療を行うので、笑顔で優しい声掛け・あいさつをすることを心掛けています。特に予防接種などの痛みを伴う対応をする際は、無理やりやってしまうと痛みに対する強い恐怖を生み出してしまい、次回以降医療機関への受診拒否につながる可能性があります。そのため子どもが嫌がる対応をするときこそ、「事前に丁寧に話をして心の準備をしてもらう」、「楽しいことに注意を向けさせて痛み・恐怖を和らげる」、「終わった後にしっかりと褒めてあげる」などの対応によって、子どもにいやなことも頑張って乗り越えたという満足感をもって帰宅してもらうことを心がけています。

クリニックの特徴について教えてください。

病児保育に対応した保育園や児童発達支援センターを併設しており、特に病児保育は松江市内では唯一、小児科の専門医・看護師・保育士が常に子どもの診療・管理を行っていることが最大の特徴です。病児保育に対応した保育園には、保育園が運営する保育園型と医療機関が運営する医療型がありますが、当施設は医療型で運営しています。医療型で運営することで、急な病気やケガに対して柔軟に緊急対応が取れるようになります。保育園型とは異なり、医療型では給食が出せない施設も多いですが、当施設では給食を出せる体制を整えていることも、保護者の方から喜んでいただいています。

どんなハンディキャップを持つ子どもにも対応できる万全の診療体制

病児保育施設では、どのようなことを行っているのですか?

もともと病児保育は風邪などの急性疾患にかかりやすい子どもを持つ保護者の就労支援として始まっており、施設で子どもをお預かりすることで、保護者の方が子どもを理由に仕事を休まなくても済むようにすることを主な目的とされていました。

しかし、今はただ子どもをお預かりするだけではありません。子どもの保育や病気、ケガに対する対応を専門とするスタッフが日中しっかりと子どもを預かってあげることで、保護者の方に安心を提供することを重視しており、「こども支援」、「子育て支援」を目的に一歩踏み込んだサポートを行なっています。

病児保育と児童発達支援センターの違いについて教えてください。

病児保育では、発熱・骨折などによって、普段は一般の保育園に通っていたのに急に通えない状態になってしまった主に急性疾患の子どもをお預かりしています。

児童発達支援センターでは、脳性麻痺などの重症心身障害、重度の発達障害などの慢性疾患があって、「お腹にチューブを付けてご飯を食べないといけない」、「動けなくてずっと車に乗ってないといけない」、「動き回って危険」などの理由により、一般の保育園で対応することが難しい子どもを預かって療育を行っています。例えば養護学校は6才以上の子どもを対象にし、当施設では6才未満の子どもを対象にサポートを行っています。

クリニックでは、どのような対応をしているのですか?

一般の小児外来に加えて、保育園でお預かりしている子どもの緊急対応、児童発達支援センターでお預かりしている子どもの慢性的な障害についてサポートしています。当クリニックには、小児を専門とする医師・看護師・保育士が揃っているため、さまざまなハンディキャップを持つ子どもに対応することができます。対応範囲が幅広いため大変な部分はありますが、子ども・保護者の方のためにできることを精一杯やっていきたいと思っています。

子どもと家族が明るく輝ける社会を作っていく

今後、どんなクリニックにしていきたいですか?

地域に貢献し、地域の方々に広く愛されるクリニックであり続けたいと思っています。その中でも、病児保育に対するサポートを充実させることが当施設の重要な使命です。また少子化が進んでいる中でも、発達障害と診断される子どもが増えているので、そういった部分のサポートにも力を入れていきたいですね。

発達障害の子どもが増える原因について教えてください。

発達障害の基準が明確になったことに加えて、社会全体として子どもに対する目が厳しくなっていることが原因の一つだと考えています。

昔であれば、「わんぱくだね。でも、そんな子もいるかな。」で受け入れられていた子どもでも、今の学校では悪い意味で目立ってしまうことがあります。そのため、学校の居心地が悪くなって精神的な負荷がかかり、不登校になる子どもが増えています。そのような状態のまま大人になると、自尊心が低下しており、ネガティブな思考にとらわれたり行動が起こせなくなったりして、個性や将来の可能性を損なうことにもなりかねません。

子どもが小さいうちに、まず保護者が子どもの持っている特徴を理解して、それを個性として活かせるように応援してあげることが大切です。当施設でも、保護者と協力してできる限りのサポートをしていきたいと考えています。

最後に今後の展望と、読者に向けてメッセージをお願いします

子どもと家族が明るく輝ける社会を作るために、地域の子ども・保護者のみなさんとともに歩んでいきたいと考えています。緊急対応・慢性疾患に対する対応など、どのような状況でもサポートできる体制を整えていますので、何かお困りの際はいつでもご相談ください。