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最終更新日:2022年10月10日

おねしょとは?夜尿症との違いや原因について解説

こちらの記事の監修医師
社会福祉法人つわぶき やましろクリニック
神田貴行

(画像=stock adobe.com)

おねしょとは、睡眠中に無意識のうちにおしっこをしてしまうことです。この記事では、おねしょの概要や原因、対策方法などについて解説します。おねしょは子育ての仕方に関係なく発生するもので、子どもの成長過程の一つです。なぜ、おねしょをしてしまうのか、どのようにして対策すればいいのか気になる方はぜひ参考にしてください。

おねしょとは

おねしょとは、寝ている間に無意識のうちにおしっこをしてしまい、布団やパジャマを濡らしてしまうことです。5歳程度までの子どもであれば、おねしょをすることは当たり前だとされています。これは、子どもの体がまだ発達段階にあり、生体リズムができていないためです。

一方で、5歳以降も夜のお漏らしが続く場合は夜尿症という病気となります。ただし、5歳以降のお漏らしが全て夜尿症となるわけではありません。夜尿症は、月に1回以上夜のお漏らしをしている状態が3ヶ月続く場合と定義されています。

おねしょの原因

子どもがおねしょをする原因はさまざまです。ここでは、おねしょの主な原因を3つ紹介します。

尿意があっても起きない

子どものおねしょの原因の1つが、尿意があるにも関わらず起きないことです。一般的に、人間は尿が溜まって膀胱が大きくなると、神経が刺激されて尿意を感じます。そして大人はこの尿意によって睡眠中であっても目を覚まし、トイレに行きます。

一方で、眠りが深いため尿意があったとしても目を覚ますことができず、おねしょをしてしまいます。

睡眠中に膀胱が大きくならない

膀胱は、尿を貯蔵する袋のような臓器で、伸縮性がある点が特徴です。膀胱が伸縮するかどうかは、自律神経のバランスが影響するといわれています。例えば、睡眠中やリラックスしているときなどは、副交感神経が優位な状況となり、膀胱の収縮が起こり、尿が溜まりにくくなります。
子どもは成長過程でまだ膀胱が小さく、睡眠中の眠りが非常に深くなると副交感神経が優位に働きすぎてしまい膀胱に尿を十分に溜めるスペースがなくなりおねしょをしやすくなるということです。

抗利尿ホルモンがあまり分泌されない

抗利尿ホルモンとは、尿の生成量を減らす機能を持ったホルモンのことです。睡眠中は、この抗利尿ホルモンの分泌量が増加するため、朝目が醒めるまで膀胱内に溜めておける量の尿しか生成されなくなります。

しかし、子どもの場合、抗利尿ホルモンの分泌量が少ないため、睡眠中でもたくさんの尿が生成されてしまい、おねしょをしてしまいます。

おねしょ対策

ここでは、おねしょ対策としてどのようなことができるのか解説します。今日から取り入れられるものもあるため、ぜひ参考にしてください。

カフェインの取りすぎに注意する

カフェインは利尿作用があるため、取りすぎると尿の生産量が増えるため、おねしょもしやすくなります。そのため、できるだけカフェインの量を取りすぎないようにしましょう。

カフェイン=コーヒーのイメージを持っているかもしれませんが、お茶類やコーラなど、子どもが飲む飲み物にも含まれています。飲み物を与える際は、カフェインが含まれているかどうかチェックしておきましょう。

就寝前のトイレ習慣をつける

寝る前は、尿意がなくても必ずトイレに行き、排尿を行う習慣を身につけて起きましょう。膀胱内の尿の量を減らした状態で就寝できれば、おねしょの可能性を下げることができます。

また、夏場などの暑い時期以外であれば、夕食後の水分摂取を少なくすることもおねしょ対策となります。ただし、水分を全く摂取しないといった状態はかえって体によくないため注意してください。

便秘予防に取り組む

便秘予防に取り組むことがおねしょ対策にもなります。これは、尿を溜める膀胱は大腸に隣接しており、便秘になると大腸が膨らむため、膀胱が圧迫され尿を十分に溜めることができなくなるためです。

そのため、日頃から便秘対策として食物繊維を多い食事を心がける、発酵食品や乳製品などを摂取して腸内環境を整えるといったことを行うことがポイントとなります。

おねしょパンツを使う

子どものおねしょは、当たり前のものであり、成長家庭の一つともいえます。そのため、おねしょ自体を100%防ぐことはできません。

そのため、ここまで紹介してきたおねしょをしないための対策方法と合わせて、おねしょをしたときの対策も行うことが大切です。具体的には、おねしょパンツなど、おねしょをしたとしても布団やパジャマが汚れないグッズの活用などがあげられます。

おねしょは子育ての問題ではない

自分の子どものおねしょが多いと、自分の子育てがよくないのでは?と思う人もいるかもしれませんが、おねしょは子育ての問題ではありません。先ほども触れていますが、おねしょは成長過程の一つです。

また、個人差もあるため、兄弟や他の子どもと比較することにも意味がありません。おねしょをしたとしても怒らないようにし、おねしょをしなかったときにしっかりと褒めてあげることが大切です。

大人のおねしょ・夜尿症

大人になってもおねしょ、つまり夜尿症が続いている人もいます。大人の夜尿症は、大きく分けて子どものころから続いている一次性夜尿症と大人になってから発生する二次性夜尿症があります。

大人の夜尿症の原因は、加齢や自律神経の乱れ、病気、睡眠障害などさまざまです。また、日常生活の習慣や環境が夜尿症につながっているケースもあります。

大人の夜尿症は、誰でも起こる可能性があるものです。大人になってからお漏らしをしてしまうとショックかもしれませんが、泌尿器科で治療を受けることで治すことができるため、まずは病院を受診するようにしましょう。

おねしょ・夜尿症の治療方法

ここでは、おねしょ、夜尿症の具体的な治療方法について解説します。治療方法はさまざまであるため、ぜひ参考にしてください。

生活指導

おねしょ・夜尿症を治療する際にまず行うのが生活指導です。具体的には、早寝早起きによる規則正しい生活リズムを身につける、水分の過剰摂取をしない、塩分を控えるといった日常生活における各種指導を行います。先ほど紹介した、就寝前のトイレ習慣を身につけることもこの生活指導に含まれます。

行動療法

生活指導と合わせて行動療法を行うこともよくあります。行動療法の例としては、おねしょをしなかった日にご褒美をあげるというものが挙げられます。この方法は、5歳以降のおねしょを毎晩するわけではない世代の治療に効果的だとされています。一方で、おねしょをした際にペナルティーを与えることは逆効果であるため注意してください。

アラーム療法

アラーム療法とは、尿の水分を感知して鳴る仕組みの「おねしょアラーム」をつけるというものです。

排尿時アラームが鳴っても最初の頃本人は目を覚まさないことが多いため、両親が起こしてあげることを繰り返すことでおねしょの回数減少を目指します。そのため両親には根気よく繰り返し起こしてあげる覚悟が必要です。また、最初にアラームを購入するかレンタルする必要があります。

薬物療法

おねしょ・夜尿症に効果のある薬を服用する方法です。具体的には、尿の量を減らす効果を持つ薬や膀胱の収縮を抑制する効果を持つ薬などを内服します。

医療機関の受診目安

おねしょ・夜尿症で病院を受診するかどうかは、年齢とおねしょの頻度によって異なります。
まず、5歳までは各家庭で様子を見て対応するようにすれば特に問題ありません。一方で、6〜7歳で週に4〜6日以上夜尿がある場合は生活習慣の見直しに取り組み、改善がなければ医療機関を受診しましょう。

また、8〜9歳で毎晩夜尿がある場合、10歳以上で週に4〜6日以上夜尿がある場合は一度医療機関を受診することをおすすめします。診療科は、小児科もしくは泌尿器科です。

まとめ

今回は、おねしょの概要や原因、おねしょ対策などについて解説しました。おねしょは小さな子どもであれば誰でもするものです。子育ての仕方がよくないからおねしょをしてしまう、といったことはないため安心してください。また、年齢とともにおねしょの頻度も下がってきます。一方で、なかなかおねしょが止まらない場合は、夜尿症の可能性があるため、一度病院を受診するといいでしょう。

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こちらの記事の監修医師

社会福祉法人つわぶき やましろクリニック

神田貴行

小児科医

<経歴>
1996年鳥取大学医学部卒業
鳥取大学医学部附属病院小児科勤務
松江市立病院小児科勤務
公立八鹿病院小児科勤務
鳥取県立中央病院小児科勤務
鳥取市立病院小児科勤務
社会福祉法人つわぶき つわぶきクリニック勤務
社会福祉法人つわぶき やましろクリニック勤務中

大学勤務医時代は腎臓専門、現在は発達障害児へ積極的に対応している。
2022年1月合同会社Kクリニックを起業し、代表を務める。

<資格>
日本小児科学会専門医
医学博士
島根大学医学部小児科臨床教授

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