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最終更新日:2022年1月18日
和クリニックの独自インタビュー取材記事

〇病院名 : 和クリニック
〇医師 : 前田 佳宏 先生
〇アクセス: 小田急線 鶴川駅南口から徒歩4分
〇診療科 : 精神科、心療内科
〇経歴 : 2013年島根大学医学部卒業。東京大学医学部付属病院精神神経科に入局。三枚橋病院、東京警察病院にて一般精神科臨床、国立精神・神経医療研究センターにて薬物依存症の臨床にも携わった。都内のクリニックにて児童精神科専門外来やトラウマ専門外来にも従事した。
精神分析や認知行動療法、家族療法の他に、BSP、BCT、EST、IFS、CPT、TF-CBTなどトラウマケアの各種技法や、漢方、睡眠医学、愛着などの視点も取り入れ、患者さんに適切な治療を提案する。
和クリニック 3つの特徴
①幅広い精神疾患に精通した医師・スタッフによる診療
当院で診療を行っているのは、医師は精神科の専門医、スタッフは全員が心理療法士です。心の病を専門としており、トラウマ・愛着障害・睡眠障害・HSPなどの心の病について幅広く対応することができます。
②カウンセリング・認知行動療法・漢方を活用した「薬に頼らない心の治療」
カウンセリング・認知行動療法・漢方を活用しながら、患者さんご自身が感情をコントロールできるようにするためのサポート、ご家族の理解を深めるなどの対応による環境改善を行っています。これらの対応により、副作用の大きい薬に頼らずに心の病を治療しています。
③患者さんが快適に過ごすことができる診療体制
立地は駅近、駐車場完備であるため、電車でも車でも通いやすい、内装が明るくて清潔感がある、など患者さんに快適に受診していただくための環境を整えています。待合室・診察室ともに広々とした空間となっているため、リラックスして悩みを相談していただくことができます。
最新の心理療法、患者さんの周辺環境改善による「薬に頼らない心の治療」
なぜ精神科医になろうと思ったのですか?
小学5年生のときに滑り台から落ちて右手を骨折して、整形外科の先生のお世話になったことをきっかけに医療に興味を持つようになりました。身体に関する医療も学びましたが、心理学が好きで人の心について強い関心があったため、精神科を専門科に選びました。
精神科では、病気だけでなく、患者さんの生活・人生にも向き合ってサポートするため、その過程で患者さんが変わっていくことを感じられることにやりがいを感じています。
どんな患者さんが多いですか?
小学生からお年寄りまで幅広い年代の患者さんの診療を行っています。仕事の疲れなどからうつ病・不安症・不眠症に悩む方もおられますし、不登校に悩む子どもも多いです。子どもは特に周囲の環境から影響を受けやすいので、漢方による治療と並行して、家庭・学校などの環境を改善するために親御さんにも積極的に関わってもらうようにしています。
どんな診療をされているか、具体的に教えてください。
一般の精神科では服薬治療を行うことが多いですが、精神科の薬は心身への負担が大きいため、20~30%の方に副作用が出てしまいます。また薬の依存性も強いため、長期間薬を服用すると薬をやめることが難しい状況になってしまうこともあります。私は薬物依存の治療をしていたので、「依存性の高い薬をなるべく使わない診療・減らしていく診療」をしたいという思いが強いです。そのため、カウンセリング・認知行動療法などの心理療法を行ったり、患者さんが置かれている環境を改善したりするために周囲の方の理解を促すなどの対応を取ることによって、「薬に頼らない心の治療」を行っています。
「良いイメージによってトラウマを打ち消す」 自分の気持ちをコントロールできれば、トラウマは乗り越えられる
最近、心の病が注目されるようになってきましたね。
自分が心の病であることを打ち明けても、偏見の眼差しで見られることが少ないのない世の中になってきたため、これまで隠れていた心の病が次々に表面化してきたことが大きいと思います。ただ、精神科を受診される方には、周囲の方の理解が十分に得られずに1人で抱え込んでいる方もまだまだ少なくありません。安易に薬に頼った治療をしてしまう方も多いですが、カウンセリング・認知行動療法など、欧米では一般的な治療方法であっても日本ではあまり行われていない治療がたくさんありますので、薬以外にも有効な選択肢があることを伝えて、心の病に悩む患者さんを助けていきたいと思っています。
日本ではあまり行われていない治療方法とはどんなものですか?
トラウマの原因としっかりと向き合い、身体の感覚・イメージを使った心理療法によって治療を行います。私はこれまでじっくりと時間をかけてトラウマの診療を行ってきました。その経験と専門知識を活かして、患者さんにトラウマに対抗するための良いイメージを持ってもらって、ご自身で気持ちをコントロールできるようにサポートしています。トラウマの原因に触れると、嫌な記憶がよみがえってしまい、症状を悪化させてしまうリスクがありますが、そんな踏み込んだ対応であっても、専門の医師・スタッフが揃っている当院であれば安心・安全に進めることができます。
具体的にどんな治療をされているのか教えてください。
トラウマでは、嫌な記憶がよみがえって気持ちが苦しくなることが多いです。それは不登校になった子どもが学校のことを考えるだけで嫌な気持ちになるように、記憶と感情が結び付いていることが原因となっています。学校の記憶と嫌な感情が結びついているのであれば、それを切り離せば、トラウマは克服できます。そのような状態に持っていくために、秋の香、波の音など「思い浮かべると気持ちが落ち着く」というものを見つけて、嫌な感情をやわらげる良いイメージを自分のなかに作るのもひとつの方法です。そうして、学校のことを考えても嫌な気持ちにならずに済むようにしていきます。
患者さんの悩みと向き合い、トラウマを乗り越えるためにサポートしていく
自分の感情をコントロールすることができれば、トラウマを乗り越えることができるのですね。
自分ではコントロールできない理由のない感情・感覚に苦しんでいる人は多いですが、その中には幼少期の経験などのトラウマが影響していることも少なくありません。そのトラウマの乗り越え方を身に付けることができれば、悩み・苦しみから救われる方も多いと思います。これまで診療してきた患者さんの中には、「服薬治療で症状を改善できなかったが、心理療法によって症状が軽くなった」という方もたくさんおられます。症状が軽くなると、もっとがんばって治療しようと思えるようになって、薬に頼らずにトラウマを克服できるようになっていきます。すっかり症状が良くなったのに「先生と話をするだけでも助けになるから、また受診したい」と言ってくれる人もいるので、この仕事をしてきて本当によかったと思っています。
今後、どんなクリニックにしていきたいですか?
診断ありきではなく、患者さんの困りごとありきで考えて、その困りごとに対してしっかりとサポートしていきたいと思っています。そして、患者さんとコミュニケーションをとりながら、患者さんにとって有意義な時間をいっしょに作っていきたいですね。これからも、診療を通じて患者さん自身ができることを増やしていって、ストレスに強くなったり、自分を好きになったり、自信を付けてもらったりすることができるクリニックであり続けたいと思います。
最後に今後の展望と、読者に向けてメッセージをお願いします。
薬を出さなくても、診断を無理に付けなくても、患者さんの困りごとを改善するために役に立てれば診療する意義があると考えています。「悩みを聞いてほしい」という相談だけでも構いませんので、何かお困りのことがあれば、お気軽にお越しいただければと思います。また、以下のサイトにて、心の病に関する医療情報などの発信もしていますので、活用していただければ幸いです。
コーチングと哲学カフェが好きな精神科医https://note.com/ymaeda1214/n/ned2b5c05de92
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