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最終更新日:2023年2月28日

焦燥感に駆られる原因とは?過度な焦りはうつの可能性も

こちらの記事の監修医師
和クリニック
前田佳宏

日常生活のさまざまな場面で、焦燥感に駆られることがあります。焦りや不安は、誰もが抱える普通の感情です。しかし、行き過ぎた焦燥感はうつの可能性があるため、病院に相談することをおすすめします。本記事では、日常で起こり得る焦燥感の原因と、うつ症状で抱える焦燥感について解説。対策法も紹介しますので、参考にしてください。

焦燥感とは

焦燥感とは、思った通りに物事が運ばず、焦ったり、イライラしたりする状態です。不安な感情を抱え、心が落ち着かなくなります。

健康な人でも焦燥感に駆られることはある一方で、過度な焦燥感はうつなどの病気の症状だとも言われています。

まずは、健康な人でも抱え得る焦燥感の原因について見ていきましょう。

焦燥感に駆られる原因

焦燥感に駆られる原因には、次のようなことが考えられます。

やるべきことが多過ぎるから
周囲からのプレッシャーを感じるから
周囲と自分を比べてしまうから
目標に手が届かないから
不安を煽られているから

ここで紹介する焦燥感の原因は、健康な人でも起こり得ることです。原因が分かれば、それを解決することで、焦燥感を軽くできるでしょう。原因別に解説しますので、参考にしてください。

やるべきことが多すぎるから

やるべきことが多過ぎると、それを完了させられない焦りから焦燥感が湧き出てくる可能性があります。

たとえば、仕事のノルマを達成するためのタスクであったり、成績向上を目的にした勉強などは、焦りを生みやすいと考えられます。

周囲からのプレッシャーを感じるから

周囲の期待に応えようとする気持ちが強過ぎると、プレッシャーによる精神的な負担を抱えます。つまり、周囲の期待を裏切ることへの不安から、焦燥感に囚われた状態です。

また、自分自身に対する期待が高すぎると、期待通りではない自分に憤りを感じて、イライラすることもあります。

周囲と自分を比べてしまうから

周囲と自分を比べると、相手の方が自分よりも優れていると判断した場合に、焦りを感じます。

また「相手と自分との差がさらに開くのでは?」という将来への不安を抱えることも。友人や、職場の同僚に対して劣等感を感じた場合、取り残されたようなネガティブ感情も生まれます。

目標に手が届かないから

自分の目標に手が届かないと、焦りを感じることがあります。目標に対する執着を無くせば、精神的な安定を取り戻せますが、目標に固執する方も多いのではないでしょうか。

前向きに取り組める場合、問題はないのですが、「目標達成が不可能なのではないか?」といった不安な気持ちを抱えると、焦燥感が大きくなります。

不安を煽られているから

世の中は、不安を煽る情報であふれています。テレビやネットで流れる情報には、将来の金銭的な不安を煽ったり、健康についての不安を煽ったりする内容が見られます。

不安を煽る情報に囚われてしまうと、将来的な痛みや不快を避けたいがために、焦燥感に駆られることも。まだ起こってもいないことに対して、自分で空想を膨らませて不安や焦りが増幅されるのです。

焦燥感はうつの症状の一部

焦燥感が大きくなり過ぎると、いつの間にかうつ状態になることがあります。ここでは、うつによる焦燥感が、どのような状態であるのかを解説します。

うつになると焦燥感で辛くなる

うつの焦燥感は、じっとしていられない状態になり、手首を回したり、足踏みをしたりして落ち着かなくなります。不自然に思われる挙動を繰り返すこともあり、焦っていることが周囲からも分かるようになります。

誰の目から見ても、挙動不審な様子が見て取れるなど、おかしな行動を取っている場合は、うつを疑った方が良いでしょう。

焦燥感以外のうつ症状

うつ状態になると、焦燥感以外にも次のような症状を伴います。

何をやっても楽しくない
何事にも興味が湧かない
常に虚しさを感じる
やる気が起きない
物事を悪い方へと考える
イライラする

うつの症状は、以上のような抑うつ気分を伴うことが多いです。焦燥感以外にも、さまざまなネガティブ感情で悩んでいる場合は、専門家に相談した方が良いでしょう。

焦燥感をなくすには?抑える方法を解説

焦燥感を無くしたり、抑えたりする方法は次の通りです。

食生活を整える
マインドフルネスを実践する
運動をする

日常で取り入れやすいことを紹介しますので、参考にしてみてください。

食生活を整える

整った食生活は、うつ症状の予防手段の1つです。地中海食に代表される魚介や野菜、穀類を積極的に摂取する人は、うつを始めとした精神疾患に掛かりづらいとする研究報告もあります。

一方で、砂糖や添加物を含む食品を摂り過ぎると、うつになりやすくなると言われています。うつを予防したり改善したりするためにも、バランスの良い食生活を心がけましょう。

マインドフルネスを実践する

マインドフルネスとは、自分の感覚に意識を向けて、湧き上がる焦燥感や不安を払しょくする瞑想法です。

頭に不安や焦燥感が浮かんだら、自分が不安を感じたり、焦ったりしていることを認めて、今の感覚に意識を向けます。意識を向ける先は、呼吸の際に喉を空気が通る感覚や、座った際の地面に着いた足裏の感覚などです。

欧米を中心に研究が進むメンタルケアの方法であり、多くのビジネスパーソンが実践しています。

運動をする

焦燥感が増幅してうつ症状を引き起こす原因には、運動の習慣がないことも挙げられます。

中でも、有酸素運動がうつ病や不安の改善に有効であることが、数多くの研究において報告されています。

水泳やヨガ、ウォーキングといった運動の種目に関係なく、気分の改善が報告されているため、好みの有酸素運動を実践すると良いでしょう。

過度な焦燥感はうつの可能性|専門医に相談しよう

仕事や勉強、スポーツなど日常において、焦燥感はさまざまな場面で現れます。しかし、周囲から見て、挙動がおかしく感じられる場合は、単なる焦燥感や不安ではなくうつ状態に陥っている可能性があります。

うつ状態は自力で治すのが難しいため、精神科や診療科などの専門医に相談するようにしましょう。

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こちらの記事の監修医師

和クリニック

前田佳宏

〇診療科 : 精神科、心療内科

〇経歴  : 2013年島根大学医..学部卒業。東京大学医学部付属病院精神神経科に入局。三枚橋病院、東京警察病院にて一般精神科臨床、国立精神・神経医療研究センターにて薬物依存症の臨床にも携わった。都内のクリニックにて児童精神科専門外来やトラウマ専門外来にも従事した。
精神分析や認知行動療法、家族療法の他に、BSP、BCT、EST、IFS、CPT、TF-CBTなどトラウマケアの各種技法や、漢方、睡眠医学、愛着などの視点も取り入れ、患者さんに適切な治療を提案する。

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