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最終更新日:2021年8月17日

疲れやすいのは病気のせい?病気の内容や対処法をご紹介!

こちらの記事の監修医師
グローバルヘルスケアクリニック
水野 泰孝 先生

疲れやすいのは病気のせい?病気の内容や対処法をご紹介!(画像=NOBU/stock.adobe.com)

「疲れやすいので、病気なのではないか?」といったお悩みを抱えていませんか?病気の中には「疲れやすくなる」症状が現れるものもあります。そのため、疲れやすい日が続く場合は病院を受診することが大切です。今回は疲れを感じる病気を解説。疲れが抜けない場合の対処法も紹介します。疲れやすくて病気が不安な人は、最後までご覧ください。

疲れやすいのは病気のサイン?身体の状態をチェックしよう

疲労や倦怠感は、人間の体に異常が起きていることを知らせるサインです。その異常の中には、時には病気が含まれることもあるでしょう。つまり我々の体が無理をし過ぎて壊れてしまわないように、休息を摂ったり治療をしたりするようにと体が警告を発しているのです。
疲れには精神的なものと、肉体的なものがあります。過去においては肉体的な疲れを感じることが多かったと思われますが、現代では精神的な疲れを感じる人の方が多いのではないでしょうか。
精神的な疲れも時には、病気のきっかけともなるため、疲れが抜けないときは病院で身体の状態をチェックしてもらう必要があるでしょう。

疲れやすくなる女性の病気

ここでは、疲れやすくなる女性特有の病気をお伝えします。主に更年期障害や甲状腺の病気、貧血が考えられます。

更年期障害による疲れ

更年期障害になり、疲れやすいと訴える人は多いです。たとえば、1993年4月から2014年12月に、慶應義塾大学病院の更年期外来を受診した40~60代の女性1969人が初診時に訴えた症状も「疲れやすい」が最も多かったと報告されています。
更年期障害を発症するのは、閉経前後でエストロゲンの分泌が不安定になったり、減少したりするからです。また自律神経の乱れによる血圧低下も、疲れやすさの要因。血圧低下には身体を温めて、血行を良くするのが有効です。

甲状腺の病気による疲れ

甲状腺の病気にはバセドウ病と橋本病があります。いずれの病気も疲れやすい症状が現れるのが特徴です。
甲状腺とは体のエネルギー利用に関わる代謝を調節する甲状腺ホルモンが分泌される器官。そのため、甲状腺に問題が発生すると代謝にも異常が起こり、疲れやすくなるのです。甲状腺の病気について、分かりやすく解説します。

甲状腺機能亢進症(バセドウ病)

バセドウ病になると、代謝が高まるので過度にエネルギーが消費されて、疲れやすくなります。
疲れ以外の症状には、イライラしたり、眠れなかったりといった精神的な症状も伴います。ほかにも息切れや筋力低下、むくみといった症状が現れるのも特徴です。

甲状腺機能低下症(橋本病)

橋本病になると代謝が抑えられるため、エネルギーが作られずに、疲れやすくなります。
疲れ以外の症状として、記憶力の低下や便秘、発汗減少、筋力低下などの症状が特徴です。疲れやすくなるのはバセドウ病と同様ですが、真逆の症状が起こることもあります。

貧血による疲れ

女性は貧血で疲れやすくなることも多いです。たとえば次のような貧血の原因が考えられます。

  • 妊娠や授乳中の栄養不足による貧血
  • 月経の影響による貧血
  • 鉄欠乏性貧血

血液の役割は体の各細胞に栄養や酸素を運ぶ働きがあるので、以上のような貧血で血液の循環が悪くなると疲れやすくなります。

疲れやすくなる男性の更年期障害

女性に多いとされる更年期障害ですが、男性でも発症することがあります。男性更年期障害と言われ、疲労や倦怠感、性欲低下、ED(勃起障害)、不眠、肩こりなどの症状に悩まされることもあるでしょう。
男性更年期障害で病院を受診する場合、まずは泌尿器科に行けばよいでしょう。うつ病との関連もあると言われていることから、病院では精神症状についての問診が行われることもあります。
治療法は注射や軟膏で、男性ホルモンを補充したり、生活指導を受けて生活習慣の改善を行ったりすることが多いです。

疲れやすくなる心の病気

うつ病といった心の病気になると、疲れやすくなります。うつ病はセロトニンやノルアドレナリンなどの脳内ホルモンの異常が原因だと言われており、脳が疲れた状態だとも言えます。
うつ病になると疲れやすくなる以外にも、不眠や朝の気分の不快感、イライラなどのさまざまな不調も発症。回復までに数か月を要することもあり、悪化しないうちに病院に相談しておきたい症状だとも言えます。

疲れ過ぎるとどうなるのか?

疲れ過ぎると次のようなリスクを伴います。

  • 細胞の傷が修復できずに、心筋梗塞や脳血管障害などの深刻な病気を抱える
  • 免疫が低下して風邪を引きやすくなったり、ヘルペスなどの感染症を発症したりする
  • うつ病などの精神疾患に見舞われる

疲れは体を休ませるために脳が発するサインなので、しっかりとサインを受け止め、仕事が忙しくても適度に休暇を取ることが大切だと言えるでしょう。

病気以外の疲れやすさ

病気以外の疲れやすさには、フィジカル面の疲れである「末梢性疲労」とメンタル上の疲れである「中枢性疲労」があります。病気以外の疲れやすさの対策法も含めて解説します。

体の疲れ末梢性疲労

末梢性疲労とは肉体的な身体の疲れのことで、運動後の筋肉疲労や筋肉痛が該当。運動前に準備運動をしたり、運動後にクールダウンをしたりすると緩和できます。
また筋肉の材料となるたんぱく質を摂取するのもよいでしょう。入浴で筋肉を温め、血行を促進すると疲労回復を助ける効果が期待でき、筋肉に疲労がたまりづらいと言われています。そのためスポーツ後の入浴は末梢性疲労を解消するのに、おすすめです。

脳の疲れ中枢性疲労

中枢性疲労とは脳の疲れのことで、その特徴は脳で考えた時間に比例して疲れるのではなく、精神的な影響も受けやすいことです。つまり、イライラや不安、不快感といった感情面に影響を受けるため、人間関係や周りの環境によって疲れやすさも変わってくることでしょう。
中枢性疲労の回復にはマインドフルネス瞑想が役立つとも言われています。マインドフルネスは今の瞬間に意識を向ける瞑想法のことで、うつ病の改善にも効果があったとの研究報告もあります。目を閉じて呼吸に意識を向けるとマインドフルネスを実践できるので、脳疲れを解消するためにも試してみるとよいでしょう。

病気以外の疲れやすさを軽減させるには

病気以外の疲れやすさを軽減させるには、次のことに気を付けてみてください。

  • 適度な運動を行ったり入浴をしたりして良質な睡眠をとる
  • 毎日3回の食事を摂るようにし、バランスのとれた食生活をする
  • 就寝時間や睡眠時間をそろえて生活リズムを整える

病気以外の疲れやすさを軽減するには、生活習慣を規則正しく整えることも大切です。休日なども家でゆっくり過ごす時間を楽しめると、平日の仕事の疲労も軽減できるでしょう。

疲れやすい日が続く場合は病院に相談しよう

疲れやすい日が続く場合は、うつ病などの精神疾患や更年期障害、甲状腺の病気、貧血といった病気の可能性が考えられます。病気が疑われる場合は、まずは病院を受診するようにしましょう。
また人間の体に疲労がたまると、脳は疲れという形で、我々に休息をするようにサインを出します。そのため、心身の健康を守るためにも、疲れを感じたらしっかり休むようにすることが大切です。
日常では無理をし過ぎずに疲労の軽減を心がけ、病気が疑われる場合は病院に相談するようにしてください。

こちらの記事の監修医師

グローバルヘルスケアクリニック

水野 泰孝 先生

日本小児科学会認定小児科専門医 /アレルギー専門医 /感染症専門医
国際協力機構(JICA)顧問医として7年間勤務。大学病院やナショナルセンターを基盤に小児科および感染症内科、特に熱帯感染症の臨床と研究、海外渡航者の健康管理などに長年携わる。
2020年6月にプライマリケアを行う診療所「グローバルヘルスケアクリニック」を開設。感染症に関するTV・ラジオ出演は2020-2021年だけで1000件近い。