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最終更新日:2022年7月6日

手のむくみの原因は病気?お酒?対処法や予防法、受診についても解説

こちらの記事の監修医師
おおつか医院
大塚 亮

手のむくみは、誰にでもよく起こるマイナートラブル。時間が経てば自然とむくみが取れることがほとんどで、簡単な対処法でもすぐに解消することができます。しかし中には、病気の症状で手のむくみが現れることがあり、病院を受診したほうがいいケースもあります。手のむくみの原因と対処法についてご紹介します。

手が握れない、指輪が外れない…それは「むくみ」かも

手をぎゅっと握ったり、指輪の付け外しだったり、いつもは簡単にできることがしづらいとき、もしかすると手がむくんでいるのかもしれません。ではなぜ、手のむくみが起こるのでしょうか。まずは手のむくみの原因と症状についてみていきましょう。

むくみはなぜ起きる?

むくみとは、血液中の水分が血管の外に漏れ出した状態です。体内の水分は毛細血管によって細胞に運ばれ、不要な水分は血管やリンパ管に戻って体内を循環しています。これが何らかの原因で血管外に漏れ出し、細胞の間に水分が増えすぎることで、皮膚や皮膚の下が膨れ上がったようになり、むくんだ状態になるのです。

手のむくみで見られる症状

手がむくむと、手をうまく握ることができなくなります。拳を作ろうと手を握ると、いつもより指が太いように感じて、完全に握ることができないのです。手を握ったときに、指を曲げた部分に痛みを感じることもあるでしょう。

また、指輪を外すことも難しくなります。これは、むくんだ指に指輪が埋もれてしまうためで、放置すると指輪の部分に痛みや腫れが生じ、つらい症状を呈することがあります。

日常の中にある手のむくみの原因

手のむくみの原因は、私たちの生活の中にあることがほとんどです。よくある手のむくみの原因についてご紹介します。

お酒の飲みすぎ

アルコールは利尿作用が高く、体温を上げる作用があるため汗をかきやすくなります。さらに、アルコールを分解するためには水分が必要であるため、喉の乾きを感じやすくなり、水を大量に飲んでしまうことになります。結果、排泄量以上に水分を摂ることになり、むくんでしまうのです。

また、アルコールを摂取すると、血管が拡張して血管から水分が漏れ出しやすくなります。このこともむくみの一因となります。

水分や塩分のとり過ぎ

塩分が多いものを食べると、血液中のナトリウム濃度が上がります。私たちの体には、ナトリウム濃度を一定に保つ働きがあり、上がりすぎた塩分濃度を下げようと、水分を欲するようになります。味の濃いものを食べると水を飲みたくなるのはこのためで、摂取した水分を体内に蓄えようとするため、むくみが起こるのです。

アルコールと一緒に摂る食事やおつまみは味が濃いものが多く、お酒を飲みすぎた次の日にむくむのは、塩分の摂りすぎも一因です。

生理や更年期、妊娠中などホルモンの変化

生理前や更年期、妊娠中の女性ホルモンの変化もむくみの一因です。生理前は、女性ホルモンのうち、プロゲステロンという黄体ホルモンが多く分泌されるようになります。これには、体に水分を溜め込もうとする働きがあるため、いつもはむくまない人でも、自分自身の意思に関わらず、むくみやすくなります。

更年期は、女性ホルモンが一気に減少する影響で自律神経がうまく働かなくなり、さまざまな不調を感じるようになります。むくみやすさは更年期障害の一種で、自律神経の乱れによって血行が悪くなるために起こります。

妊娠中は、血液中の水分量が増えるため、むくみが生じやすくなります。特に妊娠後期になると、大きくなった赤ちゃんの影響で血管が圧迫されるため、体全体の血流が悪くなり、大多数の妊婦さんがむくみを感じるようになります。

加齢によるもの

歳を重ねると、むくみが起こりやすくなります。筋肉量が落ちるため、血流や新陳代謝が滞り、体の中の老廃物や余分な水分が出て行きにくくなるため、体内に水分が溜まりやすくなるのです。


また、高齢になると気力や体力が落ちて運動不足になりやすいことも、むくみの原因の一つ。予防のためにも、日頃から適度な運動を習慣にすることがおすすめです。

手のむくみ解消に役立つ対処法

手のむくみは、簡単な対処法で解消することができます。すぐにできて効果的なむくみ解消法をご紹介します。

手や指を温める

血流を良くすると、リンパの流れも良くなり、むくみが解消しやすくなります。湯船に浸かることが一番ですが、難しい場合は、40度前後のぬるま湯を洗面器などに張り、そこに手を浸けてしばらく置きましょう。手のひらや指先全体がほかほかと温まってくると、同時にむくみも解消してきます。

お湯にリラックス効果のあるアロマオイルを垂らすこともおすすめです。ほかにも、カイロを握ったり、手を温風に当てたりすることでも効果があります。

テーピング

指のむくみを解消するには、テーピングも効果的です。指の付け根から指先に向けてぐるぐると巻き付けるようにテーピングをしてみましょう。

あまり強い力で巻きつけると血行障害を起こしてかえってむくむので、気持ちいいと思えるくらいの圧力で貼るようにしてください。指輪が入りづらいときや指先が膨張しているような感じのときに、特におすすめです。

ハンドマッサージ

ハンドマッサージをすることで手の血流が促進され、むくみが解消されます。手のひらや指の付け根、指先などを程よい力で揉んでみましょう。手のむくみがひどく、力を加えると痛いようなときは、肌を撫でるようにするだけでも効果的です。

手のマッサージとあわせて、体を動かして全身の血液やリンパの流れを良くすることで、より早い効果を期待することができます。

ツボ押し

手にはたくさんのツボがあります。ツボを刺激することで血行が良くなることはもちろん、内臓機能が活性化し、体全体の代謝が上がって、手のむくみが解消されやすくなります。

手のむくみが改善しないときは病気の可能性も

手を温めたり、ツボ押しやマッサージをしたりしても手のむくみが解消しない場合は、もしかすると、病気の可能性があります。手のむくみの症状が現れる病気とは、一体どのようなものなのでしょうか。

手のむくみで考えられる頻度の高い病気

手のむくみで考えられる主な病気には、甲状腺機能低下症、関節リウマチ、蜂窩織炎(ほうかしきえん)が挙げられます。

痛みのない左右対称のむくみなら甲状腺機能低下症、左右対称に起こる関節のこわばりや腫れがあれば関節リウマチ、手や指に痛みや熱感を伴うむくみであれば、蜂窩織炎が疑われます。その他、糖尿病の症状が進行している場合にも、慢性的なむくみが生じます。

また手のむくみは、月経前症候群(PMS)や更年期障害など、女性ホルモンの影響によってもよく起こります。

手のむくみで考えられる比較的頻度の低い病気

手のむくみは、心不全の症状の一つでもあります。これは、心臓のポンプ機能がうまく働かないために起こるもので、他に息苦しさや動悸を感じることも多いです。

肝不全の場合、肝臓の血流が悪くなるため、血管から水分があふれやすくなって起こります。腎不全の場合には、腎臓機能の低下により体内の水分や塩分の調整がうまくいかなくなり、むくみが生じるようになります。

右手だけ、左手だけなど片手のむくみで考えられる病気

片手だけがむくむ場合には、蜂窩織炎や血管性浮腫が考えられます。蜂窩織炎は、細菌感染によって起こる病気で、触った時の痛みや熱感を伴う腫れが特徴です。

血管性浮腫は、アレルギー、物理的刺激、薬などが原因となって起こる、じんましんの一種です。手のむくみ以外にも、息苦しさや腹痛、下痢などの症状がある場合には、速やかに受診することが必要です。

病院を受診したほうがよいケース

手のむくみが数時間たっても引かず、数日も数週間も慢性的に続いているようであれば、何らかの病気である可能性があります。また、手のむくんだ部分を触ると痛かったり、腫れて熱を持ったりしている場合、細菌感染によるものかもしれず、早めの治療が必要です。

手のむくみに加えて、発熱、嘔吐、体のだるさ、黄疸など全身症状があるなら、重大な疾患の症状かもしれません。早めに専門医を受診し、精密検査を受けましょう。

手のむくみで受診するなら何科?

手のむくみがあるとき、手の症状だけなら皮膚科にかかりましょう。発熱、だるさなど全身症状がある場合には、内科がおすすめです。重大な疾患が疑われる場合には、専門医を紹介してもらうことができます。

日常で意識すべき手のむくみを予防法

手のむくみは、日常の心がけ次第で効果的に予防することができます。手のむくみを頻繁に感じている人に、特に実践してほしい予防法についてご紹介します。

適度に運動する

適度な運動は、血流やリンパの巡りをよくします。手のむくみの原因は、筋肉量の低下や運動不足による冷えであることが多いので、毎日できるだけ体を動かし、運動をする習慣をつけましょう。

内容は、ウォーキングやランニング、全身ストレッチなど軽い運動で十分です。運動することで脳が活性化され、気分も良くなります。

多量のアルコール摂取は控える

多量のアルコールは、むくみの原因です。適度な飲酒を心がけ、お酒を飲んだあとには水分を補給することを忘れないようにしてください。

水分・塩分量に注意する

塩分の濃いものを取りすぎるのは、健康によくありません。手のむくみだけでなく、内臓にも大きな負担をかけるので注意しましょう。

水分は、一気にたくさん摂るのではなく、こまめに少しずつ摂ることが大切です。冷たい水をがぶ飲みすると胃腸に負担がかかって、冷えや便秘につながり、体全体がむくみやすくなります。ぬるま湯や常温の水がおすすめです。

まとめ

手のむくみは誰にでも起こるものです。女性ホルモンの影響や加齢などが一因になっていることも多いので、日常生活に気をつけて予防するようにしてください。手のむくみが慢性的だったり、全身症状を伴う場合には病気の可能性があります。いつもとは違う体調の変化を感じたら、速やかに受診しましょう。

こちらの記事の監修医師

おおつか医院

大塚 亮

〇病院名 :おおつか医院
〇医師  :大塚 亮
〇アクセス:奈良県生駒市あすか野北1-2-12
〇診療科 :循環器内科 , 内科 , 小児科

《略歴》
1996年大阪市立大学医学部卒業、淀川キリスト教病院等で研修。
2002年大阪市立大学大学院医学研究科循環器病態内科学修了
2002年Columbia Presbyterian Medical Center, Adult cardiology
2005年大阪市立大学医学部附属病院循環器内科 博士研究員
2008年大阪市立大学医学部附属病院循環器内科 病院講師
2010年西宮渡辺心臓脳・血管センター 画像診断部部長
2014年当院の非常勤勤務から院長となる。

《資格》
日本循環器学会認定 循環器専門医

《所属学会》
日本内科学会
日本循環器学会
日本心臓病学会
日本抗加齢医学会

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    • 0743-78-6770
    • 内科 循環器科 小児科
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    おおつか医院は近鉄けいはんな線・白庭台駅より徒歩15分にあります。病院前には4台の駐車場があり、近隣にも専用駐車場6台分を確保しているので、車での来院も可能です。院長は大阪市立大学の医学部を卒業した後...

     
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