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最終更新日:2022年9月30日

注射を受けるときに痛くない方法とは?痛みをやわらげる工夫と効果

こちらの記事の監修医師
TMG宗岡中央病院
小室哲也

(画像=stock adobe,com)

注射が苦手な人は多いですが、病院ではさまざまな注射の痛くない方法が試されています。例えば、「麻酔効果のあるテープを使用する」「できるだけ細い針にする」などです。また、注射を受ける側は力まないことが重要です。医療機関で採用されている注射の痛みを減らす方法、痛みを和らげる注射の受け方について説明します。

痛くない注射の方法は存在する?

結論から言えば、まったく痛くない注射の方法というのはありません。針で刺して薬剤を投与するので、少なからず痛みは感じます。

その一方で、注射を受けても「あまり痛くなかった」というケースもあります。痛みの感じ方には複数の要因が関係していますが、できるだけ痛くない注射の方法が採用されているのも理由のひとつです。

まずは、注射の痛みについて簡単に説明します。

注射の際に感じる痛みの種類

注射の際に感じる痛みは主に次の3種類です。

  1. 注射針が刺さったことの痛み
  2. 薬剤と血液の浸透圧の差で生じる痛み
  3. 薬剤と血液のpHの差で生じる痛み

①に関しては注射器の針の太さなどが関係してきます。そして、②と③については注射の成分によって異なり、その差が大きければ、痛みは強くなります。

注射後にも痛みを感じることがある

また、注射を受けた後に痛みを感じるケースもあります。予防接種などで注射した箇所に痛みや腫れが出たときは、その部位を冷やすことも多いです。

ただし、注射による合併症などが起きている危険性もあるので、注射後に痛みが長く続くときは注意してください。

注射の痛みの感じ方には個人差もある

注射の痛みの種類について簡単に説明しましたが、痛みの感じ方には個人差もあります。同じ注射であっても痛みを感じやすい人がいれば、あまり痛みを感じない人もいます。

注射の痛くない方法については後述しますが、その効果にも個人差があることは覚えておきましょう。

医療機関で採用されている注射の痛みを減らす方法

医療機関では注射の痛みを減らすために次のような工夫を行っています。

  • 麻酔効果のあるテープやパッチを使う
  • 細い針を使用する
  • 注意をそらす(幼児・小学生などの子供向け)
  • 痛みの小さい注射を先に行う
  • 注射する前に圧迫による刺激を与える
  • プランジャーを引かない

麻酔効果のあるテープ・パッチを使う

注射の痛みの感じ方には個人差があると言いましたが、麻酔作用のあるテープやパッチであれば一定の効果が期待できます。

ただし、麻酔作用のあるテープやパッチの効果は、主に「注射針が刺さったことの痛み」に対するものです。薬剤が注入されるときの痛みはあるので、麻酔効果があっても完全に痛みがなくなるわけではありません。

「痛みがない」とまでは言えなくても、麻酔テープなどは痛みを抑えるのに効果的な方法です。そのほかのデメリットとしては「麻酔テープ・麻酔パッチの使用から待機時間が発生すること」「副作用の可能性があること」「少額の費用がかかること」などが挙げられます。

細い針を使用する

注射針を刺したときの痛みは、針が太いほど大きくなります。これは太い針の方が、多くの痛点を通るためです。薬剤を注入する際の痛みは感じますし、注入に時間がかかるというデメリットもありますが、できるだけ細い針の方が痛みは小さくなります。

また、細い針は太い針に比べて高額であり、注射の内容によっては太い針が向いているケースもあります。そのため、「必ず細い針の方が良い」とは一概に断言できません。

注意をそらす(幼児・小学生などの子供向け)

主に幼児や小学生くらいの子供向けの方法ですが、注射をする際に注意をそらすことも重要です。注射に意識を向けすぎると怖さが増し、実際より痛く感じることもあります。

そこで、「別の話をする」「ぬいぐるみで気を引く」などして、針に注意が向かない間に注射を済ませます。

痛みの小さい注射を先に行う

一度に複数の注射を行うときは、極力、痛みの小さい注射を先に行うこともポイントです。最初に痛い注射をした場合、「注射は痛いもの」というイメージがどうしてもつきます。一方、最初の注射が痛くなければ、次に注射を受けるときの不安は小さくなります。

注射する前に圧迫による刺激を与える

痛みを感じたときにその箇所に触れることで、痛みの伝達が阻害されます。これは「ゲートコントロール理論」というもので、注射の痛みを緩和するのにも有効です。

注射を受ける前に軽い圧迫による刺激を与えておきます。すると、その刺激が注射の痛みを感じるのをブロックするため、痛みを感じにくくなります。

プランジャーを引かない

「プランジャー」とは注射器の内筒のことで、プランジャーを引いた際に痛みが生じます。血液の逆流確認のためにプランジャーを引くケースもありますが、不要であれば引かないようにしています。

中学生・高校生以上でも注射は痛い|痛みを和らげる注射の受け方

「注射が怖い」と聞くと子供をイメージしますが、中学生や高校生、成人しても注射は痛いものです。しかし、注射に対する不安や怖いというイメージは、注射をより痛く感じさせます。

注射を受けるときは、できるだけリラックスしましょう。ゆっくりと呼吸して力を抜き、注射以外のことを考えるようにしてください。

もし痛みを感じやすく、どうしても注射が不安なら、あらかじめ医師に相談すると良いです。取れる対策は病院や注射の内容によっても異なりますが、前述した麻酔テープなどを使用できるケースもあります。

痛くない注射の方法は増えている|注射が苦手な人は事前に相談しよう

注射の痛みの感じ方には個人差がありますが、痛くない方法、痛みの少ない方法は増えてきています。ただし、紹介した方法をすべての医療機関が行っているわけではありません。注射の痛みを緩和することよりも、治療や予防接種を受けることが重要です。

その点を理解した上で、注射が苦手な人は事前に相談しましょう。麻酔テープや麻酔パッチなどが使用できる場合は、注射の痛みを減らせます。

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こちらの記事の監修医師

TMG宗岡中央病院

小室哲也

〇総合内科部長

〇経歴
2004年埼玉医科大学卒業。総合内科専門医、循環器専門医、集中治療専門医の3つの専門医資格もっており、現在は内科を中心とした総合診療をおこなっている。

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