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最終更新日:2022年11月19日

便意を感じると腹痛も起こるのはなぜ?便秘・下痢が続く過敏性腸症候群とは?

こちらの記事の監修医師
TMG宗岡中央病院
小室哲也

(画像=stock adobe.com)

便意を感じた際に腹痛が起こることもありますが、これはなぜなのでしょうか?軽度な痛みであり、排便後、徐々におさまっていくなら大きな問題はない可能性が高いです。しかし、便意と一緒に腹痛を感じやすい人は「過敏性腸症候群」が疑われます。便意と共に腹痛を感じる原因について説明します。

便意と一緒に腹痛を感じるのはなぜ?

便意と一緒に腹痛を感じるのはなぜなのでしょうか。考えられる原因はいくつかあります。例えば、ウイルスなどが原因の感染性胃腸炎では、腹痛だけでなく 、下痢、嘔吐などの症状を伴います。

しかし、腹痛はストレスや冷えなどでも起こるものなので、必ずしも病気が原因であるとは限りません。腹痛には種類があり、痛む場所、痛みの感じ方によって考えられる原因も変わってきます。

「我慢できないような激しい痛みを感じる」などすぐに医療機関を受診すべきケースもあるため注意しましょう。以下では主な腹痛の種類について説明していきます。

鈍痛・冷や汗などの症状は「内臓痛」が考えられる

腹部の痛み方に波があり、鈍い痛みは「内臓痛」だと考えられます。何かしらの原因によって内臓へ力が加わることで感じる痛みです。内臓痛は冷や汗が出たり、吐き気を感じたりすることもあります。

下痢などで感じる腹痛が内臓痛であり、特定の場所ではなく、腹部全体が痛むのも特徴です。また、原因にもよりますが、時間の経過で痛みがひくケースも多いです。

鋭く激しい痛み「体性痛」には注意が必要

「体性痛」は内臓痛に比べて痛みの感じ方が鋭く、痛む場所が分かりやすいのが特徴です。内臓を覆う腹膜などの知覚神経が刺激されることで痛みを感じます。内臓痛のような痛みの波はなく、鋭く激しい痛みが続きます。

体性痛ではすぐに治療が必要なケースもあるため、早めに医療機関を受診するようにしてください。我慢できないような痛みを感じるとき、安静にしていても痛みがひかないときなども診察を受けるようにしましょう。その際は、「どのような痛みか」「いつから痛むか」「どの辺りが痛むのか」「ほかに症状はあるのか」なども伝えると良いです。

毎回のように便意を感じた際に腹痛が起こるのは「過敏性腸症候群」の可能性もある

もし便意と腹痛を一緒に感じることが多いなら、「過敏性腸症候群」の可能性もあります。過敏性腸症候群とは検査で見つかるようなはっきりとした原因がないにも関わらず、腹痛や下痢などの症状が続く病態のことです。

過敏性腸症候群は「下痢型」「便秘型」「混合型」の3つに分類されます。また、症状の出方によって「慢性下痢型」「不安定型」「分泌型」と分類するケースもあります。

過敏性腸症候群の主な症状

前述のとおり、過敏性腸症候群はいくつかのタイプに分類可能です。どのタイプかによって症状は違ってきますが、「腹痛」「下痢」「便秘」などの便通異常を伴うのが特徴です。

また、過敏性腸症候群は腹部以外に症状が出ることもあります。例えば、頭痛やめまい、吐き気、不眠などの症状です。

過敏性腸症候群の原因

過敏性腸症候群の主な原因として考えられるのは「ストレス」です。また、自律神経失調症、食生活の乱れなども過敏性腸症候群の原因になるといわれています。

過敏性腸症候群は、腸が刺激に対して過敏になっている状態です。正常な状態なら問題なかった刺激に対して過敏に反応してしまうため、結果的に下痢や腹痛などの症状が出やすくなります。

過敏性腸症候群の対処法

繰り返しになりますが、過敏性腸症候群はストレスによって引き起こされているケースも多いです。そのため、普段の生活の中で感じるストレスを減らし、溜まったストレスを上手く発散していくことが重要です。加えて、腸の働きは自律神経の影響を受けるので、生活リズムを整えることも症状の改善に繋がります。

医療機関の場合、生活習慣や食事に関する指導とあわせて運動療法や薬物療法が行われることも多いです。過敏性腸症候群のタイプによって有効な対処法は異なります。慢性的に症状が続けば生活にも支障をきたすため、一人で悩まずに専門医に相談するようにしましょう。

便意があるのに出ない|便秘によって腹痛が起きるケース

便意があるにも関わらず排便できずに腹痛を感じる場合、便秘が腹部の痛みを引き起こしている可能性も考えられるので注意しましょう。通常であれば食事は1日〜3日程度で便となって体外へ排出されます。

しかし、便秘の場合は大腸内に便が長く留まり、その間にガスを発生させます。そして、ガスが溜まることで腹部の張りや痛みを感じることになります。

このような便秘が原因の腹痛を改善するには、スムーズな排便を促すことが重要です。前述の過敏性腸症候群も便秘の一因になるほか、運動不足、水分不足、過度なダイエット、筋力の低下なども便秘の原因になります。また、病気によって便秘や腹痛が起きるケースもあるため、気になる症状があるときは医療機関を受診するようにしてください。

便意を感じたときの腹痛は医療機関を受診すべき?

暴飲暴食や腹部の冷えなどによって下痢になり、便意と一緒に腹痛が起きたというケースの場合、しばらくすれば痛みは落ち着いていくことが多いです。腸に負担をかけないような食事を意識して、良くなるまでは安静にしましょう。

その一方で、「激しい痛みがあるとき」「痛みが徐々に強くなっているとき」「嘔吐などの別の症状もあるとき」などは医療機関の受診が必要です。治療が必要な病気によって腹痛が起きている可能性があるため、早めに医療機関を受診してください。

また、腹痛の原因が分からないときの市販薬の服用にも注意しましょう。腹痛の原因によっては悪化させる危険性もあるため、専門医の指示を仰ぐ方が安心です。

便意を感じた際の腹痛に注意|症状を繰り返す場合は早めに病院へ

便意を感じた際の腹痛は軽度なもので、しばらくすれば良くなるなら基本的に大きな心配はいりません。この場合は、冷えや食事が原因の可能性が考えられます。

しかし、腹痛や下痢といった便通異常を繰り返すのは「過敏性腸症候群」も疑われます。また、我慢できないような激しい腹痛は、治療が必要な病気によって起こっている可能性が高いです。辛い症状があるとき、症状が改善されないときは、早めに内科や消化器内科・消化器外科などを受診してください。

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TMG宗岡中央病院

小室哲也

〇総合内科部長

〇経歴
2004年埼玉医科大学卒業。総合内科専門医、循環器専門医、集中治療専門医の3つの専門医資格もっており、現在は内科を中心とした総合診療をおこなっている。

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