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最終更新日:2021年10月2日

熱中症の対処法とは?熱中症の原因や症状も紹介

こちらの記事の監修医師
五十子クリニック
五十子 大雅

熱中症になった場合にどのように対処すればいいのかわからないと思っている人も多いでしょう。熱中症になった場合は安静にした上で、冷却と水分補給が必要です。そこで、この記事では熱中症になった際の詳しい対処法や熱中症の症状、熱中症で病院に行かないといけない場合を紹介します。

熱中症の3ステップ対処法

熱中症は、体温が上昇することで水分調整や体温調整ができなくなることで、めまいや頭痛などの症状を発症する病気のことです。

また、熱中症は早いうちに対処することで重篤な状態に至らないことが多いですが、熱中症の症状を放置したままにすると最悪の場合、死に至ることもあります。

熱中症の対処で必要なのは以下の3つです。

  • 救急車もしくは医務室への搬送
  • 全身の冷却
  • 水分の補給

ここでは、上記の3つの熱中症と見られる症状を発した場合の対処法について詳しく紹介して行きます。

①救急車もしくは医務室への搬送

熱中症と見られる症状が見られた場合は、すぐに処置を行うことが必要なので医務室がある場合は医務室に、外など医務室などがない場合は救急車を呼ぶようにしましょう。

熱中症の症状は頭痛などが多く、いきなり倒れることは少ないです。そのため、熱中症の症状が見られた場合に、自分で解決しようとしてしまうことや救急車を呼ぶほどではないと判断してしまうことも多いです。

しかし熱中症の場合は最悪の場合、死に至ることもある病気なので医者など適切に対処できる人が周囲にいない場合は、医務室もしくは救急車を呼ぶようにしましょう。

②全身の冷却

熱中症になった場合は、救急車などに連絡をした上で熱中症と見られる患者の全身を冷却することが必要です。

冷却をする部分は腋の下や鼠蹊部など動脈血が流れている部分で、氷や冷たいペットボトルなどを入れることで冷やしましょう。

腋の下や鼠蹊部を冷やすのは、腋の下や鼠蹊部の部分には動脈血と言われる全身をめぐる血液が流れていて、この部分を冷やすことで全身を効率的に冷やすことができるためです。

また、腋の下や鼠蹊部以外の部分も同時に冷やすことで効果的に体の温度を下げることができます。

熱中症は、体温調整機能が外気温によって壊れてしまうことで、体温を調整できなくなることで発症します。そのため、全身を冷却して体温を下げるようにしましょう。

③水分の補給

熱中症になった場合は、水分の補給も欠かせません。熱中症は、体温を調整できないことが主な原因ですが、体温を調整できないのは汗によって体の塩分濃度が下がってしまうことです。

そのため、熱中症の症状が見られる場合はなるべく体液に近い水分を補給することが必要になります。

推奨される飲料としては、0.1~0.2%の食塩(ナトリウム40~80mg/100ml )と糖質を含んだ飲料でアクエリアスやポカリスポットなどのスポーツドリンクです。

また水分補給の際に水や麦茶を飲むことがありますが、水や麦茶の場合は体液の濃度を薄める原因にもなるので、絶対にスポーツドリンクを補給するようにしましょう。

熱中症の症状とは?

熱中症には、さまざまな症状が見られますが主な症状としては以下のものです。

  • 頭痛
  • 失神
  • 発汗
  • 吐き気
  • 嘔吐
  • 倦怠感
  • 虚脱感
  • 意識障害
  • けいれん

特に、意識障害やけいれんなどの症状が見られた場合は、重症である可能性が非常に高いので救急車を大至急呼んだ上で体温を下げるように氷を全身に当てるようにしてください。

熱中症の頭痛が治らないこともある?

熱中症の場合は、体温を下げて水分補給をすることで症状を軽くすることができます。

しかし、熱中症は体温調整機能が壊れてしまうことで起こる病気であり、体液の濃度を水分補給などによって調整してもすぐに良くなることは少ないでしょう。

また、頭痛の症状がでている場合は熱中症のなかでも重症の部類に分類されて、水分補給や安静にしていても数日間は頭痛の症状が続くこともあります。

そのため、熱中症になって頭痛の症状がでてから数日間頭痛が治らない場合は、病院を受診した上で医者の指示を仰ぐようにしましょう。

熱中症の症状が翌日に出る場合もある?

熱中症の症状は、その場ででることも多いですが頭痛の症状は次の日に出ることもあります。熱中症によって体の水分が失われ、次の日になって熱中症の症状を起こすことがあります。

熱中症で病院に行く基準

熱中症になっても病院に行かない人は多く、これは熱中症で病院に行かなくても大丈夫という認識が一般にされていることが原因です。

たしかに、症状が軽い場合や熱中症になった際に適切な治療を受けることができた場合は、熱中症の症状が見られてもすぐに回復することもあります。

しかし熱中症で死亡するケースも多く、夏にはニュースでエアコンをつけないで生活していた高齢者が熱中症で死亡したという報道も耳にしたことがあると思います。

このように、熱中症は死に至ることもある病気で、熱中症にかかった場合には基本的に病院に行くことが必要になります。

そこで、ここでは熱中症になった際に病院に行く基準を紹介するので参考にしてください。

意識がはっきりしない

熱中症の症状が見られたあとに、意識がはっきりしないという症状が見られた場合は意識障害を起こしている可能性があります。

意識障害とは、意識がはっきりしないで会話がうまくできない場合や呼びかけに対して反応がない場合のことを指し、この状態になると重篤です。

そのため、意識障害の症状が見られた場合は、必ず救急車を呼んだ上で意識障害の症状が見られる旨を伝えましょう。

けいれん

けいれんの症状が見られる場合も熱中症の症状が進行していることを示しているので、すぐに救急車を呼んで適切な処置をしてもらった方がいいでしょう。

けいれんは熱中症によって体温調整がうまくできておらず、汗などで体の水分がでている状況で塩分を摂取しないことが原因です。

そのため、けいれんの症状がでている時点で救急車を呼ぶのはもちろんのこと、周囲の人間はけいれんを起こしている相手にスポーツドリンクによる水分補給と塩分補給をするようにしましょう。

大量の発汗が見られる

熱中症になると発汗が見られ、重度の熱中症と認定されないことも多いです。

大量に発汗している場合は体温調整機能がうまく機能しておらず、時間が経過するごとに発汗量が多くなり体液濃度が薄くなることも考えられます。発汗が止まらない場合は救急車を呼ぶようにしましょう。

熱中症になるまえに!食べ物で対処しよう

カリウム、ビタミン類、クエン酸が含まれる食べものを摂取することで熱中症を予防することができます。

具体的には、以下のような食べ物がカリウム、ビタミン類、クエン酸を含む食べ物です。

  • バナナ
  • 海藻
  • さつまいも
  • 肉類
  • 魚類
  • 大豆
  • 玄米
  • レモン
  • ピーマン

また、塩分摂取という観点からは梅干しなどの摂取も熱中症の予防には効果的です

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こちらの記事の監修医師

五十子クリニック

五十子 大雅

〇病院名:五十子クリニック
〇医師 :五十子 大雅
〇アクセス :東京都世田谷区経堂5-3-29
〇診療科:内科、糖尿病・代謝・内分泌内科、漢方内科
〇経歴:東京慈恵会医科大学 卒業
ハーバード大学
1998年 ダナ・ファーバー研究所留学
京都大学附属病院
2002年〜2006年 探索医療センター 医員
東京慈恵会医科大学附属病院
2007年 糖尿病 代謝内分泌内科 医員
伊藤病院
現在 月曜午後外来
東京慈恵会医科大学付属病院
現在 金曜午後(第一)外来

2009年1月27日
日本医師会認定産業医 取得
2011年7月1日
日本甲状腺学会専門医 取得
2014年11月30日
日本糖尿病学会専門医 取得
2018年12月11日
日本内科学会総合内科専門医取得

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