最終更新日:2022年10月13日
弱視とは?種類別に症状・原因・診断方法・治療法を解説
こちらの記事の監修医師
スマイル眼科クリニック
岡野敬

弱視に対して、視力が低い状態をイメージしている方が多いのではないでしょうか。単に視力が低下しているだけではなく、視力の発達が阻害されることで生じた低視力の状態を弱視といいます。ここでは、弱視の定義や症状、原因、診断方法、治療法などについて解説します。
弱視とは
弱視とは、視力の発達が阻害されることで視力が低くなっている状態のことです。メガネやコンタクトレンズなどの矯正器具を使用しても十分な視力を得ることができません。ただし、視力が完成すると言われる8歳前後までは検査時に弱視であったとしても改善される見込みがあります。
視力は誕生してから8歳頃にかけて少しずつ上がっていきます。視力の成長期に何らかの障害が起きて視力の成長が止まり、眼鏡をかけても十分に見ることができないほどの低視力の状態を弱視といいます。
弱視の種類
弱視には、大きく分けて4つの種類があります。それぞれの症状や原因、診断、治療法などについて解説します。
屈折異常弱視
屈折異常弱視とは、近視・遠視・乱視が両眼に生じることで起きる弱視です。近くのものと遠くのものの両方にピントが合わない遠視が多くみられます。目を細めて見るといった症状で気づくこともありますが、視力検査ができる年齢まで気づかれないケースも少なくありません。
目薬を点眼して調べた結果、強い屈折異常がみられた場合に診断されます。治療では、眼鏡の装用で視力を補正しますが、視力の発達に左右差がみられる場合は追加で別の治療を検討します。なお、「眼鏡を外した状態では見えにくい=裸眼視力は充分でない」という状態は持続するため、矯正視力が改善したとしても裸眼視力では生活しづらいために眼鏡を使用し続ける必要があります。
不同視弱視(ふどうしじゃくし)
不同視弱視とは、近視・遠視・乱視が視力の正常な発達に支障をきたすほど左右差が強いことで生じる片眼の弱視です。片眼は正常に発達しているため、生活に大きな支障をきたすことはありません。原因は、片眼の屈折異常で、遠視がもっとも多くみられます。
目薬を点眼して調べた結果、片眼に強い屈折異常がみられた場合に診断されます。治療では、眼鏡を装用して視力を補正します。改善が思わしくない場合は、視力が高い方の目を使わず、低い方の目を使わせる「健眼遮閉」を行うことがあります。なお、「眼鏡を外した状態では見えにくい」という状態は持続するため、視力が改善した場合も眼鏡を使用し続ける必要があります。
斜視弱視
斜視弱視とは、斜視によって生じる片眼の視力成長障害です。斜視とは、右目と左目でものを一つに見ることが困難、もしくは全くできない状態を指します。斜視がない方の眼は視力に問題はありません。斜視では網膜の中心部分でものを見ていないため、視力の発達が妨げられてしまいます。なお、斜視の原因は筋肉や神経の病気、視力不良、遠視などさまざまです。
軽度の斜視は見た目ではわかりづらく、また視力が必ず発達しないとも限りません。検査で、眼の中心でものを見ているかどうかを調べ、さらに屈折異常の有無も調べます。治療では、視力が低い方の眼の発達を促すために健眼遮閉治療を行います。改善がみられた場合は、さらに視力を上げるために、薬剤の点眼や斜視を改善する手術も検討します。
形態覚遮断弱視(けいたいかくしゃだんじゃくし)
形態覚遮断弱視とは、角膜混濁、先天性白内障、高度の眼瞼下垂などの原因で眼が十分に使用されないことで、視力の発達に障害が起きて生じる弱視です。眼鏡をかけても十分な改善を見込めないケースが多いとされています。
原因となる疾患を治療することで、視力のさらなる低下を防げる可能性があります。また、経過観察中に健眼遮閉や屈折矯正なども行います。
弱視の子どもの特徴
弱視であることを子どもは自ら訴えられません。3~4歳頃には視力1.0程度になり、6歳ごろには視機能の自然発達が頭打ちになります。弱視であっても、重症でない限り見えにくそうにするケースは少ないため、発見が遅れることが多いでしょう。幼稚園や保育園での視力検査で発見できる場合もあります。小学校以降で弱視が見つかった場合、治療の効果が現れにくいこともあるため、少しでも気になったら眼科を受診することが大切です。
弱視に気づいたら早めに眼科を受診しよう
中には改善が難しい弱視もありますが、治療によって改善するケースも少なくありません。ものを見ることは、子どもの脳の発達に関わります。弱視は、子どもの健全な発達に影響を及ぼす可能性もあるため、少しでも気になったら眼科を受診して早期発見・早期治療を目指しましょう。
この症状を治したい。記事を読んで今すぐ医師の診断を受けたいあなたへ。
イシャチョクのオンライン診療なら、予約なしで今すぐ医師とつながります。「オンライン診療について詳しく知る」ボタンから、オンライン上の仮想待合室に入りましょう。全国の医師、または近くの医師が、すぐにあなたを診察します。
全国のクリニックから検索したいあなたへ。
クリニックを探すクリニック検索
病気・医療情報検索
キーワード検索キーワード検索
こちらの記事の監修医師
スマイル眼科クリニック
岡野敬
〇診療科 :眼科
【経歴】
平成9年 杏林大学医学部卒業。
杏林大学病院アイセンター、公立阿伎留病院眼科、志和眼科医院、都南眼科、みたけ眼科、やはば眼科院長として勤務し、外来診療と手術を行う。
平成14年9月より、横浜市青葉区のスマイル眼科に勤務。
平成15年1月よりスマイル眼科クリニック院長。
【専門】
専門は、前眼部疾患、緑内障、ドライアイ、アレルギーなど一般眼科外来と、小児眼科、コンピュータ支援医療。
【所属学会】
日本眼科学会、日本眼科医会、ドライアイ研究会、日本LIME研究会、近視学会、東洋医学会会員。
【趣味】
旅行、電子工作、ワイン、コーヒー、料理など。
【資格】
日本ソムリエ協会認定ワインエキスパート、PADIオープンウォーターダイバー、アマチュア無線4級保持。
仮想待合室型オンライン診療対応の医療機関募集中
イシャチョクでは、予約無しでオンライン上の「仮想待合室」に入れば、診療科目毎の医師が順番に診察してくれる、仮想待合室型のオンライン診療システムを提供しています。
-
- 神奈川県横浜市青葉区青葉区青葉台1-6-12地図を見る
- 東急田園都市線 青葉台駅
- 045-988-4912
- 眼科
- 11:00 - 13:45
- 15:00 - 19:00
- 月
- ●
- ●
- 火
- ●
- ●
- 水
- -
- -
- 木
- ●
- ●
- 金
- ●
- ●
- 土
- ●
- ●
- 日
- ●
- ○
- 祝
- -
- -
※〇15:00〜18:00※祝日が土・日曜に重なるときは診療※インターネット予約24時間可能。予約はHPよりお願いいたします。
※新型コロナウィルス感染拡大により、診療時間・休診日等が表示と異なる場合がございます。ご了承ください。
- 女性医師在籍
- 日曜診療
- キッズスペースあり
- バリアフリー対応
- 駅徒歩5分圏内 ...



