bool(false)
乳腺線維腺腫【イシャチョク】

予約なしのオンライン診療

  • 一般会員
  • 医師会員
  • 法人会員

イシャチョク

一般
会員
医師
会員
法人
会員

最終更新日:2022年3月22日

にゅうせんせんいせんしゅ乳腺線維腺腫

こちらの記事の監修医師
丸茂レディースクリニック
丸茂 元三 院長

概要

乳腺に大きさとして2〜3cmほどのしこりのようなものができます。まれではありますが、10cmを越える大きさになることもあります。このしこりは良性の腫瘍です。この腫瘍は、触ると他の位置に動くことがあります。乳房を自分で触ってみると分かりやすいです。若い女性に多く、10〜20歳代で発見されます。加齢によって増大がストップする場合や自然に縮小していくことがあります。乳房にしこりができるため、悪性の乳がんとの鑑別が大切になります。

原因

現在、乳腺線維腺腫の原因は明らかになっていません。しかし、初潮後の思春期から20代の若い女性に多く見られる、妊娠によってしこりが大きくなったり、閉経によって小さくなったりすることがあるなどの理由から、女性ホルモンのエストロゲンが関係していると考えられています。

症状

症状としては、乳房にしこりを感じます。基本的に疼痛を伴うことはほとんどなく、乳房に発生したしこりを自覚するくらいです。一般的には、乳がんの際できるしこりは硬く触っても可動性が悪いのに対して、乳腺繊維腺腫は触ると弾性がありコロコロと動く可動性があります。同じくしこりを感じる腫瘍において、葉状腫瘍があり、良性と悪性が存在することから、良性腫瘍の乳腺線維腺腫と鑑別が必要です。そのため、乳房にしこりを見つけた場合は、精密な検査を受ける必要があります。

検査・診断

患者自身でも、触ればわかるしこりが発生するため触診を行います。しかし、これだけでは乳がんとの鑑別が難しいため、マンモグラフィー検査やエコー検査などの画像検査を行います。マンモグラフィー検査とは、乳房のX線検査になります。石灰化などの症状がとらえやすいことや過去に撮影歴があれば画像を比較しやすいなどのメリットがあります。しかし若い女性は乳腺組織が発達しているため。エックス線検査では乳腺が真っ白(高濃度乳腺)に映り腫瘍を確認できないケースも少なくありません。また、妊娠している場合や妊娠の可能性がある場合は、赤ちゃんがエックス線で被爆するためマンモグラフィー検査はできません。よって画像診断ではエコー検査がより重要になります。乳腺腫瘍では良性と悪性(がん)との鑑別が必要ですが、画像検査で判断がつかない場合は、腫瘍を採取して顕微鏡で組織を観察する生検が行われます。腫瘍の採取には、注射針で腫瘍の一部を吸い出す方法や、乳房を切開して腫瘍をすべて取り出す方法があります。

治療

乳腺線維腺腫は良性の腫瘍であるため、多くの場合、特に治療は必要ありません。腫瘍の大きさの変化など定期的な診察は必要です。経過観察を行なっていく上で、疼痛が出現したり、腫瘍の増大スピードが異常だと判断された場合などは、外科的手術を施行することもあります。

予防/治療後の注意

良性の腫瘍ではありますが、しこりができた時点では、良性なのか悪性なのか自分で判断はできません。そのため、早期発見し医師に検査等をしてもらうのが最も安心です。そこで良性であるとわかれば、医師と相談し、経過観察などの対応になります。早期発見には、自分自身でのチェックが有効です。しこりは自覚できるため、毎日確認することで早期発見につながります。また、1年に1回くらいの頻度で、定期的な乳がん検診を受けるのが最も安心です。

こちらの記事の監修医師

丸茂レディースクリニック

丸茂 元三 院長

《経歴》
1991年3月 旭川医科大学医学部 卒業
1991年6月 東京大学医学部附属病院産婦人科
2003年5月 板橋中央総合病院産婦人科
2004年4月 板橋中央総合病院産婦人科 医長
2013年9月 丸茂レディースクリニック 開設

《資格》
日本産科婦人科学会 産婦人科専門医
日本超音波医学会 超音波専門医
FMF認定超音波医
母体保護法指定医

《所属学会》
日本産科婦人科学会
日本超音波医学会

治療に適した診療科目

外科 乳腺外科 産婦人科 婦人科

関連記事

外科、乳腺外科、産婦人科、婦人科のおすすめクリニック