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鼻うがいのデメリットは?正しいやり方も解説【イシャチョク】

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最終更新日:2023年1月13日

鼻うがいのデメリットは?正しいやり方も解説

こちらの記事の監修医師
すずきこどもクリニック
鈴木 幹啓

(画像=stock adobe.com)

花粉症などのアレルギー症状を持っている人の中には、鼻の不快感を改善したいと考えている人も多いのではないでしょうか。この記事では、鼻の不快感を改善してくれる鼻うがいのメリット・デメリットを紹介します。また、鼻うがいをする際の注意点や具体的なやり方も取り上げているため、鼻の不快感をなんとかしたい人はぜひ参考にしてください。

鼻うがいの目的

鼻うがいの目的は、アレルギー症状の改善や鼻の不快感の軽減などです。喉うがいをするのと基本的な考え方は同じです。口うがいの鼻バージョンと考えればわかりやすいでしょう。

鼻の中には、入り口で捕らえきることのできなかった花粉やホコリ、ウィルス、細菌などの異物が侵入しており、粘液に吸着していることがあります。鼻うがいをすることでこれらの異物を取り除くことができます。また鼻水を洗い流すこともできるので、鼻の通りもよくなります。その結果として、鼻の粘膜の炎症防止、免疫機能の改善などにもつながります。

鼻うがいのメリット

鼻うがいをすることで得られる効果はさまざまです。ここでは具体的なメリットを紹介します。鼻に不快感があって何とかしたい、と考えている人はぜひ参考にしてください。

アレルギー症状の対策になる

鼻うがいをすることで、花粉やハウスダストといったアレルギー物質を取り除くことができるため、症状の改善が期待できます。その結果、くしゃみや鼻づまり、鼻水などの症状が改善されるため、特に春先に花粉症で悩んでいる人にとって鼻うがいは有効な選択肢の1つとなるでしょう。

鼻の不快感を軽減できる

花粉症やハウスダストが原因ではなく、鼻炎などにより日常的に鼻に不快感がある人もいるでしょう。その場合でも、鼻うがいをすることで改善できる可能性があります。ティッシュで鼻を噛んでもなかなか出てこないネバネバとした鼻水も、鼻うがいならしっかりと洗い流すことができます。不快感がなくなれば、ストレスを感じることも少なくなるでしょう。

副鼻腔炎の緩和

鼻うがいは、副鼻腔炎の予防や症状緩和にも役立ちます。副鼻腔炎とは、顔や頭の骨の中にある副鼻腔と呼ばれる空洞に起こる炎症のことです。蓄膿症と呼ばれることもあります。
副鼻腔炎になると、粘り気のある鼻水が出たり、鼻づまりが起こったりするほか、頭痛などの症状がみられることもあります。鼻うがいでは副鼻腔を直接洗うことはできませんが、鼻の中の異物や鼻水を洗い流すことで症状の緩和が期待できるでしょう。

口呼吸を減らせる

鼻の中がスッキリすれば鼻呼吸がしやすくなり、結果的に口呼吸を減らすことができます。口呼吸は、口腔内の乾燥や炎症につながるおそれがあるだけでなく、ウィルスを吸引するリスクもあります。鼻呼吸ができるようになれば、そういったリスクの軽減につながるでしょう。また、口呼吸は気道が狭くなるため、深い眠りに入りにくいというデメリットがありますが、鼻呼吸ができることで睡眠の質向上も期待できます。

鼻うがいのデメリット

基本的にはメリットの多い鼻うがいですが、少なからずデメリットもあります。例えば、鼻は喉や耳などの他の器官につながっているため、やり方を間違えてしまうと、それらの器官の炎症を引き起こす可能性があります。また、洗浄後に鼻かまないことでも炎症を起こすことがあるので注意してください。

鼻うがいをする時の注意点

ここでは、鼻うがいをする際に覚えておきたい注意点を紹介します。鼻うがい初心者の人はぜひ参考にしてください。

上を向かない

鼻うがいをするときは、上を向かないようにしましょう。口うがいをするときは上を向くため、鼻うがいも同じようにしようとするかもしれませんが、上を向くと洗浄液が耳の中に入ってしまう可能性があります。すると、場合によっては中耳炎になるおそれもあるので、鼻うがいは前かがみで行なってください。

洗浄液の勢いに注意する

市販の容器を使って鼻うがいをする場合、力加減が強いと勢いよく洗浄液が流れることがあります。これにより洗浄液が耳に流れ込むおそれがある他、鼻の粘膜を傷つけてしまうこともあります。

洗浄液を飲み込まない

洗浄液を誤って飲み込まないようにしましょう。飲み込んでしまうと耳に洗浄液が流れ込み、中耳炎になるおそれがあります。鼻うがい後にまだ鼻腔内に洗浄液が残っている場合は、顔を傾けて洗浄液を流し出したり、鼻をかんだりして除去してください。

やりすぎない

花粉症の時期などは、特に鼻を不快に感じる時間が長くなります。だからといって、鼻うがいをやりすぎるのはやめましょう。過度の鼻うがいは、鼻の粘膜を傷つけてしまうおそれがあります。1日3回程度を目安に行いましょう。

鼻づまりのひどい人・中耳炎の人などは行わない

鼻づまりがひどい人や、中耳炎を患っている人は鼻うがいを行わないでください。鼻うがいをすることで症状が悪化する可能性があります。どうしても鼻うがいをしたい場合は、一度医師に相談することをおすすめします。

鼻うがいのやり方

ここでは鼻うがいのやり方を紹介します。鼻うがいは市販のものを購入して行うこともできますが、自分で用意することもできます。
自分で行う場合は、以下のものを用意してください。

  • ぬるま湯
  • 食塩
  • コップ(専用の容器も可)

洗浄液は食塩とぬるま湯を使って作ります。生理食塩水の濃度は0.9%を目安にしてください。沸騰したお湯1リットルに対して9gの塩を溶かし、40度くらいになるまで冷まします。冷水だと鼻に刺激を与えてしまうため、体温に近いぬるま湯にしましょう。塩分の濃度が高すぎると、鼻に痛みが生じる可能性もあります。

用意できたら、以下の手順で鼻うがいを行います。

  1. 鼻から洗浄液を流し込む
  2. 洗浄液を口から吐き出す
  3. 鼻腔に残っている水分を取り除く

洗浄液は、鼻からゆっくり流し込んでください。その際、片方の小鼻を抑えて、もう片方から洗浄液を吸い上げます。誤って飲み込まないように注意してください。洗浄液を流し込んだ後は、口もしくはもう片方の鼻から洗浄液を吐き出します。洗浄液が残っていると耳に洗浄液が流れ込む可能性があるため、顔を傾ける、鼻をやさしくかむなどして取り除きましょう。

まとめ

今回は、鼻うがいの目的やメリット・デメリット、具体的なやり方などについて解説しました。鼻うがいを正しく行えば、花粉やホコリ、ウィルス、細菌などの異物の除去、鼻の不快感の改善、鼻粘膜の炎症防止、免疫機能の改善などの効果が期待できます。この他にも、副鼻腔炎の予防、鼻呼吸がしやすくなることによる睡眠の質の向上などのメリットもあります。ただし、鼻うがいのしすぎはかえって鼻を傷つけることがあるため、注意して行うようにしてください。

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こちらの記事の監修医師

すずきこどもクリニック

鈴木 幹啓

〇病院名 :すずきこどもクリニック
〇医師  :鈴木幹啓
〇アクセス:和歌山県新宮市下田2丁目3−2
〇診療科 :小児科
〇経歴:株式会社オンラインドクター.com代表取締役CEO
1975年三重県伊勢市生まれ
1995年自治医科大学入学(県からの奨学金制度)
2001年自治医科大学卒業

日本小児科学会認定小児科専門医
国家資格ケアマネジャー

三重県立総合医療センター、国立病院機構三重中央医療センター、国立病院機構三重病院、伊勢赤十字病院、紀南病院
平成22年5月、新宮市に「すずきこどもクリニック」を開院
【製薬会社社外講師・CM出演等】
グラクソスミスクライン社、JCRファーマ社、杏林製薬、明治製菓ファーマ、鳥居薬品

【メディア出演・TV監修】
日本テレビ、読売テレビ、東京MX、テレビ朝日(医療監修)「くりぃむしちゅーのハナタカ!優越館」

【著書】
日本一忙しい小児科医が教える病気にならない子育て術(双葉社)
開業医を救うオンライン診療(幻冬舎)

2020 年 10 月株式会社オンラインドクター.com を設立。

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