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脳出血【イシャチョク】

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最終更新日:2021年10月2日

のうしゅっけつ脳出血

脳出血

まとめ

脳動脈が破裂し脳内で出血した状態が脳出血である。脳溢血と呼ぶこともある。脳血管から流出した血液が脳内の神経細胞を圧迫して障害され、頭痛・手足のまひ、言語障害、意識障害などの症状がみられる。血液の流出した場所、流出量により症状は異なる。出血した場所により、被殻出血、視床出血、皮質下出血、橋出血、小脳出血などに分類される。脳出血の原因は高血圧が最多であり、その他、脳腫瘍・脳血管の異常、肝臓疾患などを原因として起こることがある。

この病気の原因

脳出血の原因は、高血圧が最多である。長期間、慢性高血圧を放置すると、脳内の細動脈が徐々に弱くなり、血管が破裂して血液が脳内に流出する。また、高齢者では脳アミロイド血管症と呼ばれる血管疾患が脳出血の原因となる。脳アミロイド血管症はアミロイドというタンパク質が脳内に蓄積し、繰り返し脳出血を起こす疾患である。アミロイドの蓄積は脳出血だけではなく、認知症の原因にもなる。脳アミロイド血管症は超高齢社会に伴い注目されている疾患だが、治療法は未確立である。その他、動脈瘤などの血管異常、脳腫瘍、肝臓疾患などを原因に脳出血が起こることもある。さらに、血液をサラサラにする作用のある抗凝固薬の過剰投与でも脳出血のリスクがある。

主な症状

出血部位や出血量により症状は異なるが、片側の手足のまひやしびれ、話しづらい、歩きづらいなどの運動器症状、頭痛や強いめまい、吐気や嘔吐などの感覚器症状などが現れやすい。これらの症状は脳梗塞と類似しており、鑑別が難しい。症状は短時間で変化することが多く、徐々に悪化することはまれである点も脳梗塞の症状と類似している。出血量が多量であり、生命維持に重要な部分に出血が起こると、意識障害を起こし死亡することもある。出血部位の脳が炎症を起こして腫れると、症状悪化につながる。

検査/診断の方法

CT検査で出血部位や出血量などを調べ、確定診断を行う。出血の原因などを調べるため、MRI検査を行うことがある。CT、MRI検査は脳出血と脳梗塞とを鑑別する際に有効で、さらに脳内の損傷の程度、他の場所での圧の上昇も確認できる。状態によっては出血が続いているかの判断のため、血管造影検査を行う。頭痛やめまいなどの脳出血と類似した症状があるが、低血糖などの他疾患を疑う場合は、さらに他の検査を追加することがある。

主な治療方法

出血量や症状の程度、治療中の容態の変化などから、薬物療法、あるいは手術療法の治療法を選択する。高血圧による脳出血の場合、早急な降圧が重要である。出血量が少なく軽症の場合は、点滴にて降圧剤を投与する。降圧により脳内にできる血塊の成長を防ぎ、血管からの再出血を防ぐことができる。患者の状況によっては、脳のむくみをとる薬を投与する。出血量が多く重症で病状が進行している場合は、外科手術にて血塊の切除や脳の中に溜まった水を排出して脳圧を下げる。手術により脳へ損傷を与えることがあるため、一般的には、脳の血塊が大きい場合に手術を行うことが多い。

治療後に注意すべき点/予防対策

高血圧予防が脳出血の予防にもなる。塩分を控え、血圧が正常値内に保つような生活を心がける。定期的に健康診断を受け、高血圧と診断された場合は服薬による血圧コントロールに努める。脳出血の治療後、体にまひや言語障害などがある場合は、症状に応じてリハビリが必要である。再発予防でも血圧管理が重要であり、服薬による降圧治療だけではなく、生活習慣の改善を行うようにする。

治療に適した診療科目

神経内科 脳神経外科 救急科

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