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慢性硬膜下血腫【イシャチョク】

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最終更新日:2021年10月1日

まんせいこうまくかけっしゅ慢性硬膜下血腫

慢性硬膜下血腫

まとめ

頭蓋骨の内側に、脳を包む硬膜と脳の表面との間に徐々に血液が溜まり血腫ができることを慢性硬膜下血腫という。軽い頭部外傷などで、頭の細い血管が裂けたり切れたりして発症する。頭を打った数週間~数ヵ月後に症状が現れるのが特徴で、高齢者や男性に発症者が多い。血液が溜まってできた血腫は次第に大きくなり脳を圧迫するため、認知症に似た症状が現れる。急性の硬膜下血腫とは異なり、脳にほとんど損傷はない。基本的には適切な治療により完治するため、「治る認知症」といわれる。

この病気の原因

転倒や、天井などにぶつけるなど、軽く頭を打っても発症することがある。ときには頭部の打撲がなくても発症し、酒量が多い人、血液をサラサラにする抗凝固薬を服薬する人は発症リスクが高い。

主な症状

頭部を打った直後は問題がみられず、2週間後から3ヵ月後に、徐々に症状が現れる。多くの症例では、眠りがちである、なんとなく元気がないなどの症状がみられ、次第に足がふらつく、片側の手足が動かしづらい、しびれが出る、頭痛がある、話しづらい、物忘れが多い、失禁するなどの症状が目立つようになる。重症の場合は、意識障害を起こすことがある。発症原因となった打撲を忘れている症例もあり、特に高齢者は、認知症や老人性痴呆と間違われやすく注意が必要である。

検査/診断の方法

CT検査やMRI検査にて、硬膜下の血腫の有無を調べる。

主な治療方法

慢性硬膜下血腫と診断されたら、診断当日か翌日に手術を行うことが望ましい。局所麻酔を行い、頭蓋骨に直径約1cmの小さい穴を開け細い管を挿入して血腫を除去する30分程度の手術である。手術後、約9割の患者は徐々に症状が改善する。血腫の量が少ない場合や高齢で手術が行えない場合は経過観察を行い、漢方薬や浸透圧利尿剤などの薬物治療を行う。

治療後に注意すべき点/予防対策

発症者のうち、約1割が治療後に再発する。再発率が高いのは、脳の萎縮が強い高齢者や、血腫が大量に溜まっている場合である。腎機能が低下した人や、抗血小板薬・抗凝固薬を服薬中の人も再発しやすく、術後もCT検査などを行い経過観察を行う。

治療に適した診療科目

脳神経外科

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