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舟状骨骨折【イシャチョク】

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最終更新日:2022年3月3日

しょうじょうこつこっせつ舟状骨骨折

こちらの記事の監修医師
新宿ホームクリニック
名倉 義人

概要

舟状骨骨折とは、名前のとおり舟状骨という手関節の骨が骨折することですが、舟状骨は手首の関節の中でも重要な骨のひとつです。骨折したとしても痛みをあまり感じることなく気づきにくい骨折です。スポーツ選手が後ろ向きに転倒した時に、よく起こる骨折のひとつでもあります。骨折の際に多少の痛みはあるものの、レントゲンで撮影しても分かりにくいため気づかれないことが多いです。舟状骨骨折を放置すると「偽関節」という折れて離れた骨がつかず骨折が治っていない状態になり、運動障害が起きたり痛みが残る可能性があります。そのため舟状骨骨折に似た症状がある場合は、骨折を疑い安静にして経過観察を行い、明確な診断結果が出るのを待ってください。

原因

原因は転倒がきっかけになることが多いですが、特にサッカー選手などのスポーツや普段から運動をやっている人たちに多く起きる骨折のひとつであり、転倒の際に後ろ向きに転倒し手を着いた時に起きます。「背屈」といって手首を手の甲の方に曲げて不自然に転倒した時になります。特に10〜20代によくみられる骨折です。骨折といっても舟状骨の中央部にヒビが入ることが多く、痛みはあるものの気にならない程度のことが多いです。そして、レントゲンでも骨折箇所が写りにくく、分かりづらいことが多いのが特徴です。スポーツや交通事故などで転倒して、手首に違和感や痛みがある場合は、病院で診察してもらい結果が分かるまでは安静にして経過観察しましょう。放置すると偽関節になったり運動障害を起こしたりしますので、気になる場合は迷わず病院に行きましょう。

症状

骨折については、あまり痛みが感じられないことがあります。そして、レントゲンでも気づかれない場合があるほど小さな骨折です。通常、骨折すると骨のズレが発生し痛みがでます。しかし、舟状骨骨折では、骨と骨のズレが小さく簡単にはレントゲンにも写りにくいことから、痛みはあるが気になるほどの痛みではないことが多いです。それだけ難しい判断になり、結果が出るまで2〜3週間かかることもあります。舟状骨骨折は、痛みが小さいからといって放置すると痛みが悪化したり運動障害を起こしたりします。また、偽関節という状態になる可能性があります。折れた骨がつかず関節のようにうごく状態です。そうならないためにも、転倒や交通事故等で手に痛みを感じた場合は、病院で診察を受け適切な処置と治療を受けましょう。判断しにくい骨折でもあるため、長期間の経過観察が必要になる可能性もあります。

検査・診断

検査方法としては、怪我をした時の状況を聞き取る問診を行い、舟状骨骨折を疑い診察していきますが、骨折の初期段階では分かりにくく判断が難しいです。舟状骨骨折と診断結果を出すまでに時間がかかることもあります。骨折の疑いがあるため、レントゲンで正面や斜めなど複数の角度で撮影し、小さな手がかかりを探すために2〜3週間かかる可能性もあり、その間は安静にして経過観察を行います。そして、初診から2〜3週間後には、再度診察を受け、レントゲン撮影をするとくっきりと骨折していることが映っている可能性があり、最終的な診断結果を伝えられます。初期段階から詳しく診察するには、MRIやCTでの撮影することで早期に発見でき、診断結果を早く知ることができます。早い段階から疑いがある場合は、MRIやCTでの診察をおすすめします。

治療

治療法は、一般的な骨折の治療法と同じギプスでの固定です。折れて離れた骨を固定してつなげます。しかし、舟状骨骨折はレントゲンでも判断が難しいことから、疑いがある場合は、確認されなくても舟状骨骨折を疑い治療を開始することもあります。また、偽関節になっている場合は、運動障害や麻痺が起きないように、骨を削ったり離れた骨をボルトで固定したりする手術が必要になる可能性もあります。そして、偽関節になると専門医でも手術は難しいため、早期発見や早期に治療することが大事です。

予防/治療後の注意

舟状骨骨折の予防法は、手首のマッサージやストレッチを行うことが重要です。スポーツをする際はもちろん、普段から曲げたり伸ばしたりとストレッチをすると良いでしょう。また、スポーツする時はサポーターやテーピングなどで対策できます。万が一、転倒したときのためにサポーターやテーピングで対策しておくと、転倒時などに大きな負荷がかかっても軽減することができます。

こちらの記事の監修医師

新宿ホームクリニック

名倉 義人

《診療科》
内科・整形外科

《経歴》
平成21年 名古屋市立大学医学部卒業後、研修先の春日井市民病院で救急医療に従事
平成23年 東京女子医科大学病院 救急救命センターにて4年間専門医として勤務
平成27年 東戸塚記念病院で整形外科として勤務
令和元年 新宿ホームクリニック開院


《資格》
救急救命専門医

《所属学会》
日本救急医学会
日本整形外科学会

治療に適した診療科目

整形外科

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