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最終更新日:2022年10月29日

みぞおちや背中が痛くなる原因は?受診する診療科も紹介

こちらの記事の監修医師
ファミリークリニックひきふね
梅舟仰胤

みぞおち 背中 痛い
(画像=stock adobe.com)

みぞおちや背中が痛い場合、単なるストレスによるものと考える方もいるでしょう。実際には内臓系の病気にかかっている可能性があるため、症状が長引く場合は医療機関を受診することが大切です。ここでは、みぞおちや背中が痛くなる原因や受診する診療科について詳しく解説します。

みぞおちや背中が痛くなる原因

みぞおちや背中が痛くなる原因はさまざまで、症状だけで判断することはできません。検査しなければわかりませんが、主に次の原因でみぞおちや背中が痛くなります。

ストレス

強いストレスを受けると、自律神経のバランスが崩れて胃酸の分泌が増加したり血流が滞ったりすることで、胃の粘膜がダメージを受けやすくなります。その結果、胃炎や胃潰瘍のリスクが高まります。ストレスは、生きているだけで受けるものです。強いストレスの原因を把握し、なるべく遠ざけることでストレスを抑えられるでしょう。

また、十分かつ良質な睡眠や適度な運動、趣味を楽しむなどして、なるべくストレスをこまめに解消させることが大切です。

逆流性食道炎

逆流性食道炎とは、胃から食道へ飲食物や胃酸が逆流する病気です。胃には、胃酸から粘膜を守る機能がありますが、食道にはありません。そのため、食道へ逆流してきた胃酸によって食道に炎症が起こります。

原因は、逆流を防ぐ為の食道括約筋の緩み、強い腹圧などです。このようなトラブルは、一例として胃の一部が食道側へと飛び出す食道裂孔ヘルニアによって引き起こされます。

機能性ディスペプシア

機能性ディスペプシアとは、検査をしても炎症や潰瘍といった痛みの原因が見当たらないにもかかわらず、みぞおちの痛み、胃もたれなどの症状が持続する状態です。原因がわからないものではありますが、医療機関で治療を受けることができます。

食道がん

食道がんは、食道の粘膜できる「がん」です。早期はほぼ無症状のため、検査で偶然見つかることが多いとされています。症状が進行すると、咳や喉の違和感、つかえる感じ、胸や背中の痛み、声のかすれなどの症状が現れます。

しかし、このような少しの症状は単なる風邪と思い、検査を受けなかったり受診を控えたりしてしまいがちです。定期的な内視鏡検査によって早期発見が期待できます。

急性胃炎

急性胃炎とは、胃に急性の炎症が起きることで、みぞおちの痛み、吐き気、吐血、下血などの症状が現れる病気です。症状が強い場合は、検査をしたうえで原因に応じた治療を行います。

胃・十二指腸潰瘍

胃・十二指腸潰瘍とは、胃・十二指腸の粘膜が脱落し、その下にある筋層や粘膜下層といった組織が露出する病気です。潰瘍によって粘膜の防御機構が破綻すると、胃・十二指腸の壁に穴があき、腹膜炎と呼ばれる重篤な状態になる恐れがあります。

主な症状はみぞおちの痛みですが、胃の働きが低下するため、胸やけや吐き気、胃もたれ、膨満感などの症状が現れるケースも少なくありません。さらに、潰瘍が進行して胃・十二指腸から出血すると、便に混ざることでタール便というどろっとした黒色の便が出ます。

慢性胃炎

慢性胃炎とは、胃に慢性的な炎症が起きている状態です。胃がピロリ菌に感染すると慢性的な炎症が起こり、みぞおちの痛みやむかつきなどの症状が現れます。無症状の場合もあるため、ある程度の年齢になったら一度検査を受けておくことが大切です。

胃がん

胃がんは、胃の粘膜にできる「がん」です。みぞおちの痛みや胸やけ、吐き気、食欲不振などの症状が現れますが、初期は無症状のケースが多いため、早期発見を目指すのであれば定期的な内視鏡検査が必要です。がんの部分は表面がもろいため、飲食物の刺激によって簡単に出血します。

胆嚢炎・胆管炎

胆嚢炎・胆管炎は、胆嚢・胆管に炎症が起きた状態です。胆嚢は、肝臓で作られる胆汁を蓄える役割があります。脂肪分を含む食事を摂取すると、胆汁が胆管を通って十二指腸に流れ込む仕組みです。

胆嚢炎・胆管炎では、右の上腹部や背中の痛みに加え、吐き気や嘔吐、発熱などが起きることもあります。原因となる結石を除去したり胆嚢を切除したりすることで改善が期待できます。

みぞおちや背中が痛いときは何科を受診する?

みぞおちや背中の痛みが続くときは、消化器内科を受診しましょう。必要に応じて腹部超音波検査や内視鏡検査などを提案されます。症状が現れ始めた時期、症状の程度などを伝えてみてください。

長く続く場合は医療機関を受診しよう

みぞおちや背中の痛みが長く続く場合は、医療機関を受診することが大切です。単なる筋肉痛やストレスによる胃粘膜への刺激で済めばよいですが、胃炎や胆嚢炎など内臓に大きな問題が起きている可能性もあります。いずれも放置すると重大な病気のリスクを高めたり、生活に支障をきたすような症状が現れたりする恐れがあるため、早めに医療機関を受診しましょう。

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こちらの記事の監修医師

ファミリークリニックひきふね

梅舟仰胤

〇病院名 :ファミリークリニックひきふね
〇医師  :梅舟仰胤
〇アクセス:墨田区京島1丁目36−1 マークフロントタワー曳舟1F
〇診療科 :内科・消化器科
〇経歴:
東京大学大学院医学博士課程修了。2017年ファミリークリニックひきふね開院。「苦痛のない内視鏡により、胃がん大腸がんで亡くなるをゼロに!」をミッションとし、年間4,000件以上の内視鏡検査を行うお腹のスペシャリスト。東京大学医学部消化器内科非常勤医師、消化器病専門医、内視鏡専門医、総合内科専門医。テレビなどメディア出演多数。

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