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最終更新日:2022年4月15日

背中の痛みが右側だけに出る原因は?予防法・対処法を解説

こちらの記事の監修医師
ファミリークリニックひきふね
梅舟仰胤

右側だけ背中の痛みがあって気になっている、という人は多いのではないでしょうか。特定の部位だけに痛みが発生する原因はさまざまであり、中には日常生活に支障をきたすものもあります。この記事では、背中の右側のみに痛みが生じる原因について解説します。また、病院を受診する目安についても取り上げているため、ぜひ参考にしてください。

右側の背中の痛みの原因

背中の痛みが右側だけに出る場合、さまざまな原因が考えられます。ここでは、具体的な原因を3つご紹介します。

ストレス

ストレスを溜め込むことで、自律神経の調節が難しくなり、背中に痛みが出る可能性があります。また、ストレスによって熟睡できなくなると疲れをしっかりと取ることができず、疲労が蓄積され内蔵に負担がかかり、筋肉の状態がアンバランスになることで背中の痛みを感じることもあります。何れにしても、ストレスを溜め込みすぎないように定期的に発散する方法を見つけておくべきです。

姿勢の悪さ

普段から姿勢が悪いと、筋肉に疲れがたまりやすくなり、痛みを感じるようになります。特に現代社会ではスマートフォンやタブレット、パソコンといった端末が日常生活に欠かせないものとなっており、それらを使用する際に首が下を向いたり、背中が丸くなったりと姿勢が悪くなりがちです。仕事や勉強などで長時間端末を使用していると、姿勢の悪さが常態化し背中などの痛みにつながる可能性があるでしょう。

内蔵の疲労

腎臓や腸の右側、さらに女性の場合は卵巣など、内蔵に疲労が溜まることで背中の痛みが右側だけに出ることもあります。内臓が疲れた状態だと、臓器が重力に負けて下がってきてしまいます。臓器が下がると、神経を圧迫してしまい痛みが出る恐れがあります。

病気が原因で右側の背中の痛みが生じることも

背中の痛みが右側に出る原因が、病気である可能性も十分に考えられます。痛みと関連のある病気の例としては以下のようなものが挙げられます。

  • 逆流性食道炎
  • 胃潰瘍
  • 膵炎
  • 腎盂腎炎
  • 尿路結石
  • 急性膵炎
  • 慢性膵炎
  • 椎間板ヘルニア
  • 頸椎捻挫
  • 心筋梗塞
  • 狭心症
  • がん

など

胃腸の病気や心臓の病気、がんなどその種類はさまざまです。病気によっては命の危険を伴うものもあるため、痛みがなかなか収まらない、我慢できないといった場合は、できるだけ早く病院を受診することをおすすめします。

病気を受診する目安

背中の痛みがなかなか治らず、数日間続くようであれば一度病院を受診しましょう。また、背中の痛みが激しく耐えられない、背中以外に胸の痛みがある、息苦しさを感じる、意識が遠のいている感覚がある、高熱を伴っているといった場合は、救急車を呼んですぐに診察を受ける必要があります。

また、日常生活には支障がないものの、痛みが気になるようであれば、早めに病院の診療時間内に受診してください。診療科は内科となります。

一方で、最近重いものを持った、筋トレをした、激しい運動をした、など背中の痛みに思い当たりがある場合は、安静にして様子を見ておきましょう。筋肉痛などによる痛みであれば、数日程度安静にすれば徐々に痛みは和らいでいきます。また、筋肉の痛みが取れない場合は、整形外科を受診し、筋肉の張りや血流などを診察してもらいましょう。

日常生活でできる予防法

背中の痛みが生じないようにするためにも、日常生活の中から予防法を意識することが大切です。

普段から同じ姿勢が続かないように注意することで痛みを予防することができます。デスクワークをする時間が長い人であれば、椅子に深く座ることを心がけ、背筋を伸ばして膝が90度になるような姿勢を取りましょう。背中が曲がり、前のめりになるような姿勢は望ましくありません。

また、一定時間が経過したらストレッチをするようにしましょう。いくらいい姿勢を心がけていても、同じ姿勢が続くと筋肉が緊張してしまいます。デスクワークをしている人であれば、立ち上がって肩や首を回すなどストレッチをしてみてください。

また、肩や背中の筋肉を鍛えることも、痛みの予防につながります。例えば、うつぶせの状態で両腕を前に伸ばす、両腕を床から挙げられるところまで挙げた状態でキープするといったことをするだけでも、背中の筋肉を鍛えることができるでしょう。

そして、ぬるめのお風呂にゆっくりと浸かることも予防する上では大切です。ぬるめのお湯に浸かることで血流が改善されるため、体に溜まっている疲れを軽減することができます。

そのほかにも、運動をする、読書をする、友達と会うなど自分のしたいことをしてストレスを発散することも予防するうえでは欠かすことができません。

痛みの対処法

ここでは、背中の痛みを感じる場合の具体的な対処法について解説します。すぐにできる対処法も取り上げているため、ぜひ参考にしてください。

背中を冷やす

運動が原因となっている背中の痛みに対しては、患部を冷やすことで症状が改善される可能性があります。冷却パックや冷却スプレーなどを使って痛みのある部分、熱を持っている部分を冷やしてみてください。

背中を温めて血流を改善する

患部を冷やして痛みが落ち着いてきたら、血行を改善して赤い服を促進するために、背中を温めてください。温める際は、ぬるめのお湯に浸かるほか、蒸しタオルを患部に当てるなどしましょう。また、使い捨てのカイロの利用もおすすめです。

マッサージを受ける

マッサージは血流の改善につながるため、家族などにマッサージをしてもらうことも効果的です。ただし、強いマッサージはかえって痛みを強くする恐れがあるため、注意しなければなりません。さする、軽く押す、揉むなどの軽いマッサージを心がけましょう。

市販薬を使う

背中の痛みに対しては、鎮痛消炎薬などの市販薬の服用も効果的です。鎮痛消炎薬には痛みを抑えるインドメタシンやフェルビナクといった成分が配合されています。服用することで、一時的に痛みを抑えることができるため、我慢できないときなどは選択肢として検討してください。

まとめ

今回は、背中の痛みが右側に現れる際の原因や予防法、対処上について解説しました。痛みが出る原因は、ストレスや姿勢、内臓の疲労や病気などさまざまです。病気が原因である場合は、命に関わるものや日常生活に大きな支障をきたすものもあるあめ、痛みが長引く場合は、病院の受診を検討してください。また、筋肉の使いすぎや姿勢が原因となっているものは、日常生活の中で予防することもできます。今回の内容を参考に予防にも取り組んでみてください。

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こちらの記事の監修医師

ファミリークリニックひきふね

梅舟仰胤

〇病院名 :ファミリークリニックひきふね
〇医師  :梅舟仰胤
〇アクセス:墨田区京島1丁目36−1 マークフロントタワー曳舟1F
〇診療科 :内科・消化器科
〇経歴:
東京大学大学院医学博士課程修了。2017年ファミリークリニックひきふね開院。「苦痛のない内視鏡により、胃がん大腸がんで亡くなるをゼロに!」をミッションとし、年間4,000件以上の内視鏡検査を行うお腹のスペシャリスト。東京大学医学部消化器内科非常勤医師、消化器病専門医、内視鏡専門医、総合内科専門医。テレビなどメディア出演多数。

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