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最終更新日:2022年2月5日

頭がしびれる感じは脳梗塞?ストレス?

こちらの記事の監修医師
日本赤十字社医療センター脳神経外科
木村 俊運(きむら としかず)

頭がしびれる感じは脳梗塞?ストレス?

(画像=Adobe Stock)

じっとしているときや仕事をしているときなど、日常で不意に頭がしびれる感じを覚えたことのある人はいませんか。頭がしびれる感じがすると脳梗塞の前兆ではないかと心配になるでしょう。頭のしびれが脳梗塞・脳卒中の前兆であることは稀であり、原因はそれだけではありません。ここでは、頭がしびれる感じの原因として考えられる病気について解説します。

目次

  1. 頭がしびれる感じ…もしや脳梗塞の前兆?
  2. 頭がしびれる感じで考えられる原因(1)後頭神経痛
    1. 後頭神経痛とは
    2. 後頭神経痛の症状の特徴
    3. 後頭神経痛の治療・対処法
  3. 頭がしびれる感じで考えられる原因(2)帯状疱疹
    1. 帯状疱疹とは
    2. 帯状疱疹の症状の特徴
    3. 帯状疱疹の治療・対処法
  4. 頭がしびれる感じで考えられる原因(3)巨細胞性動脈炎
    1. 巨細胞性動脈炎とは
    2. 巨細胞性動脈炎の症状の特徴
    3. 巨細胞性動脈炎の治療・対処法
  5. 頭がしびれる感じで考えられる原因(4)ストレス
  6. 頭がしびれる感じがするなら病院を受診すべき?
    1. 受診するべき目安
    2. 受診するなら何科?

頭がしびれる感じ…もしや脳梗塞の前兆?

頭がしびれる感じがあると、「もしかして脳梗塞では」と不安になるものでしょう。

脳梗塞は、突然脳の血管が詰まることで脳の細胞が死滅し、重大な後遺症を残したり、突然死したりすることのある危険な病気です。脳梗塞や脳出血など、脳血管に異常がある場合、その前兆のひとつとして、からだがしびれる感じがあります。しびれは頭、手足などさまざまな箇所に起こり、体の片側だけに現れることが特徴です。

脳梗塞や脳出血の前兆としてはほかにも、頭痛やめまいがあり、体のしびれとともにこれらの症状を伴うのであれば、脳血管系の疾患が疑われます。

早い時期に適切な治療を受けることで、後遺症や死亡を防げる可能性があるため、すぐに受診や救急車を呼ぶなどして対処することが大切です。

ただ、頭がしびれる感じがするからといって、脳梗塞など脳血管系の疾患だと決めつけるのは、時期尚早です。頭がしびれる感じは、実は他の病気の症状としても現れます。

頭がしびれる感じで考えられる原因(1)後頭神経痛

頭がしびれる感じは、「後頭神経痛」の症状の可能性があります。後頭神経痛とはどのような病気なのか、詳しく解説します。

後頭神経痛とは

後頭神経痛とは、頭皮の末梢神経がダメージを受けて痛む病気です。頭頂近くから後頭部にかけてある「大後頭神経」、側頭部から耳の後ろにかけてある「小後頭神経」、耳の後ろから顎や頬近くにかけてある「大耳介神経」と、頭皮に分布する3種類の神経痛をあわせていいます。

後頭神経痛の原因は、首の筋肉による圧迫の刺激であり、肩こりがひどい人には起こりやすい傾向があります。
また、パソコンやスマホの長時間使用による姿勢の悪さやストレートネックなども原因のひとつで、テレワークが普及した最近では特に症状を訴える人が増えているといいます。他に、雨が降る前など気候や気圧の変化、精神的ストレスやなども誘因になることがわかっています。

後頭神経痛の症状の特徴

後頭神経痛の痛みは、首の後ろからから後頭部、頭頂部にかけて起こります。特に首は、両側が一度に起こることはなく、片側のみが痛むことが特徴です。チクチクとかズキズキとした痛みがあり、多くの場合は激痛です。

後頭神経痛では、頭全体が痛むことはなく、脳梗塞などの前兆に見られる吐き気などはないことが多いです。

後頭神経痛の治療・対処法

後頭神経痛は、姿勢の悪さや肩や首のこりによって起こることが多いため、まずは日常で正しい姿勢を心がけることが大切です。肩こりがひどい人は、日頃から肩を動かすようにして筋肉をほぐし、血行を良くしましょう。また、ウォーキングなどの運動も有効です。

テレワークによってデスクに向かう時間が増えた人は、仕事とプライベートをきちんと分け、ダラダラ仕事をしないよう、メリハリをつけるように心がけてください。

頭がしびれる感じで考えられる原因(2)帯状疱疹

水ぶくれが出て激しい痛みを生じる帯状疱疹でも、頭がしびれる感じがすることがあります。

帯状疱疹とは

帯状疱疹とは、子どものときにかかった水ぼうそうのウイルスが、治ったあとも脊髄近くの神経節と呼ばれる部分に潜み、免疫力が低下したときに再び動き出すことで起こる病気です。

加齢、ストレス、極度の疲れなどが引き金となることが多く、激痛のため、家事や仕事に支障をきたし、日常生活がままならないことがあります。

帯状疱疹の症状の特徴

帯状疱疹では、皮膚に水ぶくれを作り、赤みやヒリヒリとした激しい痛みを伴います。帯状疱疹の症状は、多くが上半身にみられますが、首や顔などに現れることもあります。頭皮に水ぶくれができると、頭がしびれるような感じを覚えることがあり、ピリピリと頭がしびれる感じで帯状疱疹に気づくこともあります。

水ぶくれは次第にかさぶたにかわって自然と剥がれ落ち、発症してから2週間から4週間でおさまります。

目の周りに現れる「眼部帯状疱疹」は、結膜炎や角膜炎などを引き起こすことがあるため、特に注意が必要です。すぐに医療機関を受診しましょう。

帯状疱疹の治療・対処法

帯状疱疹ができた場合、ウイルスの増殖を抑えるための抗ウイルス薬が処方されます。抗ウイルス剤を飲むことでウイルスが減ると、次第に軽快します。帯状疱疹の痛みは我慢できない程の強い痛みであることも多いため、鎮痛剤が処方されることもあります。

頭がしびれる感じで考えられる原因(3)巨細胞性動脈炎

頭がしびれる感じがする場合、巨細胞性動脈炎という病気であることもあります。

巨細胞性動脈炎とは

巨細胞性動脈炎とは、頭部の動脈が詰まって起こる血管炎です。50歳以上の人に発症し、60代から70代には特に多く、50歳未満の若い年代の人にはほとんど見られない病気です。
原因は未だ明らかにされていませんが、自己免疫疾患だと考えられています。

巨細胞性動脈炎の症状の特徴

巨細胞性動脈炎の症状のひとつに、頭痛があります。頭痛は側頭部に起こることが多く、経験したことのないようなズキズキとした激しい頭痛や頭の片側だけの痛みが特徴で、人によっては頭がしびれる感じを覚えることもあります。

食べ物を噛んだときのあごの痛みもよくある症状で、巨細胞性動脈炎の約半数の患者さんに見られます。そのほか、炎症に伴う発熱や倦怠感、疲労感などがあり、頭蓋内の動脈が狭窄することによって起こる視力障害など目の症状もあります。

巨細胞性動脈炎の治療・対処法

巨細胞性動脈炎は、基本的にはステロイド剤の投薬による治療が行われます
薬を飲み続けるうちに熱や頭痛などの症状が改善したら、量を減らすなどして対処します。
ステロイドだけで十分な効果を得られない場合は、生物学的製剤や免疫抑制薬などをステロイドと組み合わせて使うこともあります。

頭がしびれる感じで考えられる原因(4)ストレス

頭がしびれる感じは、ストレスによっても引き起こされることがあります。ストレスがたまると自律神経のバランスが崩れて呼吸が浅くなり、からだに十分な酸素を取り込むことができなくなります。また、血液のめぐりが悪くなるため冷えやすくなり、これらがしびれを引き起こす原因となるのです。

このしびれる感じは、頭だけではなく、手足などにも起こります。日頃から強いストレスや疲労を感じている人は要注意です。

頭がしびれる感じがするなら病院を受診すべき?

頭がしびれる感じがするとき、どの程度のしびれであれば受診の必要があるのでしょうか。また、受診するなら何科を訪れるといいのでしょうか。
受診の目安と受診すべき診療科についてご紹介します。

受診するべき目安

頭がしびれる感じがするとき、少しの時間をおいておさまるものであれば、様子を見ても大丈夫でしょう。
ただ、頭のしびれる感じがどんどん強くなるとか激痛を伴うなど、明らかにいつもと違う様子があれば要注意。頭がしびれる感じが数日にわたって長引く場合にも、すぐに受診が必要です。
発熱やめまい、発疹なども症状として現れているなら、病気の前兆かもしれません。早いうちに専門医に診てもらいましょう。

受診するなら何科?

後頭神経痛・巨細胞性動脈炎が疑われるのなら脳神経内科、帯状疱疹であれば皮膚科にかかりましょう。
ストレスによるものは、心療内科・精神科が専門です。カウンセリングによって症状の軽減や改善を期待することができます。

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こちらの記事の監修医師

日本赤十字社医療センター脳神経外科

木村 俊運(きむら としかず)

日本脳神経外科学会脳神経外科専門医
日本脳卒中学会認定脳卒中専門医
日本脳卒中の外科学会技術指導医
日本神経内視鏡学会技術認定医
緩和ケア研修会修了者
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