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最終更新日:2021年10月21日

ぼーっとする、頭が回らない…考えられる原因と病気の可能性

こちらの記事の監修医師
もり脳神経外科クリニック
森達郎

ぼーっとする症状は誰しも自覚しやすく、放置されやすい状態でもあります。しかし場合によっては、脳内になんらかの異常を抱えている場合もあるのです。少しでも疑わしき場合は早めに受診し、異常がないか診てもらうのが良いでしょう。この記事ではぼーっとする原因をいくつかに分けて解説しています。ぜひ参考にしてください。

日常生活の中でのぼーっとする原因

ふとした瞬間に、うっかりぼーっとしてしまう経験は誰しもあるのではないでしょうか。日常生活の中でぼーっとする原因には、睡眠不足や栄養不足であることが考えられます。

睡眠不足であれば十分な休養と睡眠を取れば、改善することが多いです。しかし栄養不足の場合は、意識的に栄養を取り込んでいかなければなりません。ぼーっとしてしまうことが多いなら、しっかりと原因を見極める必要があります。

睡眠不足

睡眠不足の場合、多くは自覚症状があります。前日に少し夜ふかしをしてしまったり、ストレスで眠れなかったりということもあるでしょう。十分な睡眠時間を確保していても、質が悪いとやはり寝不足となってしまいます。

特に現代社会は寝不足となりやすく、日本人の平均睡眠時間は世界でも短い方です。睡眠不足の状態が続くと脳が酸欠状態となりやすく、体の機能も低下してしまいます。ひどい場合は吐き気やめまい、頭痛が起こりやすいです。

十分な睡眠はストレス解消にも役立つ他、その日に学習したことを定着させる効果もあります。つまり睡眠不足はストレスも増やし、記憶力の低下も引き起こしてしまうのです。

理想的な睡眠時間は個人によって違うものの、おおよそ7~8時間を目安にすれば良いとされています。

栄養不足

脳は主にブドウ糖をエネルギー源として使用しています。よく疲れた際は甘いものを欲することがあり、脳がブドウ糖を求めている場合も多いです。

しかしブドウ糖だけを摂っていれば良いわけではありません。他にもタンパク質やビタミン類、ミネラルも重要な役割を果たします。なぜなら脳の神経伝達物質は、多くの栄養素を元に構成されているからです。

タンパク質が不足すればやる気や集中力の低下を招き、ビタミンB郡の不足は不眠、集中力の低下につながります。

ミネラルは脳内のセロトニンやドーパミンを作るのに必要なため、不足すれば疲労感やめまい、立ちくらみの原因にもなるでしょう。

そのため、総合的に栄養素を摂取することが大切です。

そのため、総合的に栄養素を摂取することが大切です。

ぼーっとする原因となる心の病気には、大きく分けて下記の3つがあります。

  • 自律神経失調症
  • うつ病
  • 統合失調症

それぞれ詳しく解説していきます。

自律神経失調症

自律神経失調症とは、生命維持に欠かせない自律神経のバランスが崩れた状態です。昼間に活発化する交感神経と、リラックス時に優位となる副交感神経があります。自律神経失調症は、2つの神経バランスが崩れた状態を表現する言葉です。

例えば働かなきゃいけないのに副交感神経が優位になり、なんとなく集中できない状態や寝ようと思っているのに交感神経が働き、寝付けないといった状態です。

生命維持に関わる神経なので、バランスが崩れると身体面や精神面など多くの影響が出ます。

うつ病

うつ病は脳のエネルギーが減っている状態で、憂うつになったり意欲が低下したりします。ほかにも身体的な自覚症状も出て、場合によっては日常生活が困難になることもあります。ただしうつ病を引き起こす原因は明確ではなく、さまざまな要因によって引き起こされます。

慢性的な疾患や遺伝も関わっており、現在でも多くの研究がされている最中です。

統合失調症

統合失調症とは、脳内の神経伝達バランスが崩れることで発症すると言われています。(まだハッキリとした原因はわかっていません)

妄想や幻覚、思考障害や感覚鈍麻、意欲の欠如、記憶力・集中力の低下といった症状を引き起こします。一度発症してしまうと数ヶ月単位での治療が必要になり、十分なケアと休息が必要です。

ぼーっとする原因となる脳の病気

ぼーっとする原因には、脳の病気が関連することもあります。いずれも脳内で起こる病気なので、異常を感じるなら早めの受診がおすすめです。

脳梗塞

脳梗塞は脳に栄養を運ぶ血管が詰まり、脳の機能が障害されてしまう病気です。大きな血管だと頭痛や意識障害を引き起こすこともあります。しかし小さな血管の流れが悪くなっている場合だと、頭がぼーっとしたりスッキリしなかったりすることも多いです。

くも膜下出血・脳内出血

くも膜下出血・脳内出血は、脳内の血管が破れて脳機能を阻害してしまう病気です。出血した瞬間に急激な頭痛やめまいを引き起こすため、自覚症状が強いこともあります。

しかし中には、頭痛がするといって歩いて通院する方も。命に関わることもあるので、非常に注意が必要です。

椎骨脳底動脈循環不全

椎骨脳底動脈循環不全は、心臓から脳に続く椎骨動脈の血流が悪くなる病気です。ぐるぐると回るめまいが多く、目の前が暗くなったり物が二重に見えたりします。高血圧、高脂血症や糖尿病が持病だと、血流が悪くなってこの病気にかかりやすいです。

ぼーっとする原因となるその他の病気・原因

日常生活や脳の病気以外にも、ぼーっとする原因となる病気があります。ぜひ原因を知っておき、疑わしき場合はすぐに受診をするよう心がけましょう。

熱中症

熱中症は暑さで体温が上昇し、熱を逃がそうと皮膚血管が広がります。そして汗を書いて血液量が減り、血圧低下。脳内の血流量が低下することで引き起こされます。

暑いところに長時間いると、頭がぼーっとしてくるのはそういう血液の流れがあるからです。あまりにもぼーっとし始めると正常な判断ができなくなるので、早めに涼しい場所へ避難し、水分補給を心掛けましょう。

アナフィラキシー

アナフィラキシーはアレルギー反応により、複数の臓器にショック反応が見られる状態です。とくに血圧が低下している場合、脱力やぼーっとする症状を引き起こします。この状態だとアナフィラキシーショックと呼ばれる状態です。

有名なハチに刺された状態の他、薬物や天然ゴムでも原因となります。

頭部打撲

頭を強く打った場合、見た目に問題がなくても脳内に影響が出ている場合もあります。最初の6時間で変化を起こすことが多く、そこから12時間・24時間と注意深く観察しなくてはなりません。

ただしまれに2~3日後、反応を起こすこともあります。あまりにもぼーっとして反応が悪い場合は、速やかな受診をしましょう。

まとめ:ぼーっとする原因に病気・体調不良が疑われたら即受診を

ぼーっとする原因はさまざまですが、日頃の体調管理をしっかりしていることで防げることも多くあります。睡眠をしっかりとり、栄養をまんべんなく摂ることで回避することができます。

また、ぼーっとするには、病気の場合もあります。その場合には、早めに病院を受診するようにしましょう。

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こちらの記事の監修医師

もり脳神経外科クリニック

森達郎

〇病院名 :もり脳神経外科クリニック
〇医師  :森 達郎
〇アクセス:品川区中延5丁目2番2号 ザ・パークハウス品川荏原町2階
〇診療科 :脳神経外科・内科・皮膚科・放射線科・小児科
〇経歴:
平成5年 日本大学医学部卒
平成11年 日本大学大学院卒
平成11年 米国 ハーバード大学医学部 マサチューセッツ総合病院 神経科
平成14年 横須賀市民病院 脳神経外科医長
平成16年 日本大学医学部附属板橋病院 脳神経外科医長
平成20年 日本大学講師
平成21年 日本大学医学部附属板橋病院 脳神経外科科長
平成22年 日本大学駿河台病院 脳神経外科科長
平成23年 社会保険横浜中央病院 脳神経外科部長
平成26年 地域医療推進機構 横浜中央病院 脳神経外科主任部長
平成28年4月 もり脳神経外科クリニック開設
【資格・免許】
日本脳神経外科学会評議員 脳神経外科専門医
日本脳卒中学会会員 脳卒中専門医
日本神経外傷学会学術評議員
日本臨床スポーツ医学会評議員
日本脊髄外科学会会員 脊髄外科認定医
日本脳ドック学会会員
難病指定医 身体障害者福祉法第15条指定医
脳神経外科漢方医学会会員
日本認知症学会会員
介護支援専門員(ケアマネージャー)
日本老年医学会高齢者医療研修会終了

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