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最終更新日:2021年12月26日

目のふちが痒い原因とは?対処法も詳しく解説

こちらの記事の監修医師
元町マリン眼科
蓮見 由紀子

目のふちが痒い原因とは?対処法も詳しく解説
(画像=Adobe Stock)

目のふちが痒いときは、原因を突き止めて適切に対処する必要があります。放置すると痒みが強くなり、力強くこすることで症状が悪化する恐れがあるため、早めに対処しましょう。また、自己判断で目薬をさすことは禁物です。ここでは、目のふちの痒みの原因と対処法について詳しくご紹介します。

目次

  1. 【目のふちが痒くなる原因1】アレルギー性眼瞼炎
    1. アレルギー性眼瞼炎の症状
    2. アレルギー性眼瞼炎の原因
  2. 【目のふちが痒くなる原因2】麦粒腫
    1. 麦粒腫の症状
    2. 麦粒腫の原因
  3. 目のふちが痒いときの対処法
    1. 目薬をさす
    2. アレルゲンを遠ざける
    3. 保湿ケアをする
    4. 不潔な手で目の周りに触れないようにする
  4. まずは眼科や皮膚科を受診しましょう

【目のふちが痒くなる原因1】アレルギー性眼瞼炎

目のふちが痒くなる原因には、アレルギー性皮膚炎があります。アレルギー性皮膚炎とは、体内に侵入したアレルゲンに対して抗体が反応し、炎症が起きた状態です。赤みや痒みなどの症状が現れます。目のふちも皮膚のため、アレルギー性皮膚炎になる可能性があります。

また、まぶたに起きたアレルギー性皮膚炎のことは、アレルギー性眼瞼炎といいます。その症状と原因について詳しく見ていきましょう。

アレルギー性眼瞼炎の症状

目の周囲に湿疹やただれ、かさつき、赤いまだらなど、炎症に伴う症状が現れ、ひどくなるとまぶたの皮膚が厚くなります。強い痒みが生じるため、力強くこすったり叩いたりして眼球が傷ついたり、まつ毛が抜けてしまったりするケースが少なくありません。また、細菌やウイルスに感染し、炎症がますます強くなる場合もあります。

さらに悪化すると、網膜?離や白内障など、重篤な病気を発症することもあるので、痒いからといって強く擦ったり叩いたりしてはいけません。できるだけ早く眼科専門医を受診して、アレルギー反応を抑える治療を受けましょう。

アレルギー性眼瞼炎の原因

アレルギー性眼瞼炎は、体内へのアレルゲンの侵入の他、コンタクトレンズによる刺激も原因となります。特に、コンタクトレンズを十分に洗浄できていなかったり、不潔な手でコンタクトレンズを入れたりすると、アレルギー性眼瞼炎の発症リスクが高まります。2週間や1ヶ月タイプのコンタクトレンズをご使用の方は、アレルギー症状がひどい時は、ワンデータイプを使用するなどの検討も必要です。

【目のふちが痒くなる原因2】麦粒腫

麦粒腫とは、一般的に「ものもらい」「めばちこ」「めいぼ」などと呼ばれる病気です。症状と原因について詳しく見ていきましょう。

麦粒腫の症状

まぶたの一部が腫れて、赤みや軽度の痛み、痒みが生じます。炎症が強くなると、赤みや痛み、腫れが強くなる他、化膿が進むと膿が出てくることもあります。膿が出てからは改善へと向かいますが、油断はできません。不潔な手でこすったり、コンタクトレンズの装用を続けたりすると、いつまで経っても治らなくなる恐れがあります。

麦粒腫の原因

まぶたにある涙や汗の分泌腺、毛穴などから細菌が侵入し、感染して症状を引き起こします。不潔なコンタクトレンズの装用、不潔な手で目をこするなどすると麦粒腫の発症リスクが高まります。

目のふちが痒いときの対処法

目のふちが痒いときは、次のように対処しましょう。

目薬をさす

目の周りに赤みや強い痒みが生じていない段階では、かゆみを抑える目薬をさすと症状が改善する可能性があります。ただし、原因に合っていない目薬を使用すると症状が改善しないか悪化する恐れがあるため、まずは眼科を受診しましょう。

アレルゲンを遠ざける

目のふちにアレルゲンが触れないように注意しましょう。花粉や金属、ハウスダスト、ペットの毛など、さまざまな物がアレルゲンになり得ます。メガネをかけると、少しは改善されるかもしれませんが、根本的な解決にはなりません。花粉が多い時期は外出を控える、部屋をこまめに掃除するなどしてみてください。また、外出から帰ったら、手を洗うように眼も洗うとアレルゲンを取り除くことができます。洗眼用の点眼剤も販売されています。

保湿ケアをする

まぶたを保湿して、肌のバリア機能をサポートしましょう。ただし、化粧水や乳液を塗る際には、目に入らないように注意してください。また、純度の高いワセリンもおすすめです。ただし、すでに炎症が起きている状態だと、処方薬で炎症を落ち着かせることが必要です。自己判断するのではなく医療機関を受診するようにしてください。

不潔な手で目の周りに触れないようにする

不潔な手で目をこするだけでアレルゲンが目のふちに付着するので、痒くても手でかきむしらないようにしてください。手をこまめに洗っていても、またすぐに汚れます。無意識のうちに目をかきむしらないように注意しましょう。

まずは眼科や皮膚科を受診しましょう

目のふちが痒いときは、眼科や皮膚科を受診してください。どちらでも診療は可能ですが、症状によっては最適な診療科へ紹介状を書いてもらえます。自己判断でケアすると、返って痒みが増す恐れもあります。強くかきむしると、網膜剥離や白内障など重大な病気になるリスクもあるため、まずは医療機関を受診して適切な治療を受けましょう。

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こちらの記事の監修医師

元町マリン眼科

蓮見 由紀子

横浜市立大学附属病院非常勤講師(ぶどう膜クリニック担当)
生まれ育った横浜市中区に2020年元町マリン眼科を開院。地域に密着した眼科診療、眼瞼下垂の日帰り手術、美容皮膚科(自由診療)診療に対応し、眼と目周りのトータルケアを行っている。

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