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最終更新日:2021年12月25日

片目の奥が痛いときに考えられる原因と対処法

こちらの記事の監修医師
元町マリン眼科
蓮見 由紀子

片目の奥が痛いときに考えられる原因と対処法
(画像=Adobe Stock)

片目の奥が痛む場合、目の何らかの病気を疑う方が多いのではないでしょうか。実は、他にもさまざまな原因で目の奥が痛みます。いずれにしても、できるだけ早く原因を突き止めて、適切な治療を受けることが大切です。ここでは、片目の奥が痛いときに考えられる原因と対処法をご紹介します。

目次

  1. 片目の奥が痛くなる原因
    1. 眼精疲労
    2. 片頭痛
    3. 緑内障発作
    4. 脳血管障害
    5. 視神経炎
    6. 生活習慣の問題
    7. ストレス
  2. 片目の奥が痛いときの対処法
    1. クリニックを受診する
    2. 生活習慣を改善する
    3. ストレスを解消する
  3. 片目の奥が痛い場合は早めにクリニックを受診しましょう

片目の奥が痛くなる原因

目の奥が痛くなる症状は、両目に現れる場合もあります。片目か両目かに関係なく、目の奥が痛む場合は次の原因が考えられます。

眼精疲労

眼精疲労とは、目や全身の異常などによって起きる目の疲労のことです。目の痛みや頭痛など、さまざまな症状が現れます。原因は、ドライアイや屈折異常、眼の筋肉の異常や使い過ぎによる疲労などです。また、近視や遠視、乱視などに応じて使用するメガネやコンタクトレンズが目に合っていない場合も、眼精疲労が現れます。

近視や遠視、乱視といった見え方の問題は、数ヵ月単位で少しずつ変化しています。そのため、最初は目に合っていたメガネやコンタクトレンズも次第に合わなくなることがあるのです。また、左右で見え方が異なるのに同じ度数や加工をしたメガネやコンタクトレンズを使用していると、左右の像の大きさが異なることで眼精疲労に繋がる場合があります。

片頭痛

片頭痛とは、頭の片側に現れる痛みのことです。片側に脈打つような痛みが現れるのが片頭痛の典型的な症状ですが、両側に現れたり痛み方が違ったりする場合もあります。また、中には目の奥の痛みを訴える方もいます。原因は解明されていませんが、疲労やストレス、睡眠不足、睡眠の取りすぎなどとの関連が考えられています。

緑内障発作

緑内障発作とは、眼圧が急激に上昇し、その状況が長く続くことで視神経が傷害され、視野の欠損が生じることです。さらに進行すると失明に至るため、迅速な治療が求められます。目の充血やかすみ、目の痛みの他、頭痛や吐き気なども生じます。

脳血管障害

脳梗塞やくも膜下出血などの脳血管傷害が起きると、目の奥が痛む場合があります。脳梗塞の症状は、視野の異常や記憶障害、ろれつが回らない、平衡感覚の異常、手足の麻痺などです。これらの症状が現れず、目の奥の痛みや頭痛のみの場合もあります。

脳梗塞の原因は、高血圧や高脂血症、糖尿病などによる動脈硬化によって血栓が生じ、血栓が脳の血管を詰まらせることです。また、くも膜下出血の主な原因は、脳動脈瘤の破裂です。

視神経炎

視神経炎とは、視神経に炎症が起きて片目あるいは両目の視力が急激に低下します。また、視力が低下する前に、目の奥の痛みや目を動かしたときの痛みなどの症状が現れる場合があります。原因は不明ですが、自らが持つ抗体が自分の体を攻撃する自己免疫、ウイルス感染などとの関連が考えられています。

生活習慣の問題

生活習慣の問題は、眼精疲労の原因であるため、目の奥が痛くなる根本の原因と言えるでしょう。長時間のパソコンやスマートフォンの操作によって、VDT(ビジュアル・ディスプレイ・ターミナル)症候群に罹患し、その症状の1つとして眼精疲労が起きる場合があります。また、目にエアコンの風が直接当たることで目が乾燥し、ドライアイになることで結果的に眼精疲労が生じるケースも少なくありません。

ストレス

ストレス社会と呼ばれる現代では、対人関係や育児、家事などで大きなストレスを抱え、健康に悪影響が及んでいる方が多くいます。過度なストレスは、血流を悪化させたり筋肉をこわばらせたりすることで、眼精疲労を引き起こす場合があります。

片目の奥が痛いときの対処法

片目の奥が痛いときは、次のように対処しましょう。

クリニックを受診する

目の奥の痛みは眼精疲労だけではなく、脳血管障害のような重大な病気によって引き起こされている場合があります。そのため、症状に気づき次第、できるだけ早く眼科医に相談しましょう。検査の結果、目以外に原因があると考えられる場合は、他の医療機関を紹介してもらえます。原因となる病気を治療すれば、目の奥の痛みが改善する可能性があります。

また、メガネやコンタクトレンズが合っていない場合は、新たに作り直す機会にもなるでしょう。

生活習慣を改善する

パソコンやスマートフォンの操作を控えると共に、休憩を挟むようにしましょう。また、正しい姿勢で操作するために、座面の高さをクッションで微調整したり、猫背を改善するよう意識したりすることも大切です。パソコンのディスプレイは、少しだけ見下ろす高さに設置し、明るさやコントラストを下げて目への負担を抑えましょう。

その他、目にエアコンの風が当たらないように、風が出る方向を調節してください。また、意識的にまばたきをして目を涙でうるおわせる、目の体操をするなども効果的とされています。

ストレスを解消する

仕事や家事、育児、交友関係など、さまざまなシーンでストレスを受ける現代では、ストレスを全く受けずに過ごすことは困難です。そのため、できるだけストレスを溜めないように、自分に合ったストレス解消法を見つけることが大切です。十分な睡眠、適度な運動、趣味を楽しむなどするだけでも、ストレスを軽減できます。また、完璧主義をやめる、人の意見を100%取り入れようとしない、休息を習慣づけるなど、ストレスを溜めない工夫も必要でしょう。

片目の奥が痛い場合は早めにクリニックを受診しましょう

片目、両目を問わず、目の奥が痛む場合は、早めにクリニックを受診してください。脳血管障害、緑内障発作など、重大な病気を早期発見できれば、健康への影響を抑えられる可能性があります。また、ドライアイやストレスなどで眼精疲労が起きている場合は、日常生活の改善や電子機器の使用時に姿勢を整える、こまめに休憩するなどして、できるだけ目への影響を抑えましょう。

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こちらの記事の監修医師

元町マリン眼科

蓮見 由紀子

横浜市立大学附属病院非常勤講師(ぶどう膜クリニック担当)
生まれ育った横浜市中区に2020年元町マリン眼科を開院。地域に密着した眼科診療、眼瞼下垂の日帰り手術、美容皮膚科(自由診療)診療に対応し、眼と目周りのトータルケアを行っている。

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