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最終更新日:2023年3月8日

目がしょぼしょぼする原因と対処法、目薬の使用はNG?

こちらの記事の監修医師
元町マリン眼科
蓮見 由紀子

(画像=stock adobe.com)

誰もが一度は、目がしょぼしょぼしたことがあるでしょう。特に疲れたときや季節の変わり目には、このような症状を訴える人が多くなります。 目がしょぼしょぼするのは地味な症状だと思うかもしれませんが、よく目を使うからこそ煩わしく、つらいものです。目がしょぼしょぼする症状を改善したい人に向けて、原因と対処法について解説します。

目がしょぼしょぼする原因

目がしょぼしょぼするのは、目の疲れや乾き、アレルギーなどで炎症が起こっているからです。詳しく解説します。

眼精疲労

目がしょぼしょぼする原因として最も多いのが、眼精疲労です。眼精疲労とは、その名のとおり目の疲れのことで、目を使った作業を続けることで、水晶体を支える筋肉に疲労が溜まってしまった状態です。合わないコンタクトレンズやメガネをしていることでも、眼精疲労が起こりやすくなります。
症状は、目がしょぼしょぼする感じ、眼痛、目のかすみなどで、ひどくなると、頭痛、吐き気、肩こりなど、つらい症状を呈するようにもなります。

ドライアイ

ドライアイとは、目が乾くことで起こるさまざまな症状のことです。目がしょぼしょぼしたり、目に異物感や痛みを感じたりします。
原因は、スマホやパソコンなどの長時間使用、加齢による涙の減少、空調による室内の乾燥、コンタクトレンズの使用などで、現代人に多い病気です。目が乾くと目の表面に傷がつきやすくなり、炎症が起こりやすくなります。

アレルギー

アレルギー物質が目に入ると、アレルギー反応による炎症で目がしょぼしょぼするようになります。痒みがあり、充血や目ヤニがみられる場合はアレルギー性の結膜炎が疑われます。
アレルギーを引き起こすのは、花粉、ハウスダスト、動物の表皮や毛などで、春先の花粉が多く飛散する時期になると症状を訴える人が多いのは、そのためです。
アレルギーを起こす物質は人によって違いますが、女性の場合、スキンケア用品やアイシャドウなどのメイク用品が引き金になることもあります。

角膜炎

角膜炎とは、目の角膜に細菌やカビなどが感染して、炎症を起こした症状です。黒目に白い部分がある、充血を伴って痛い、などの症状があれば角膜炎が疑われます。悪化すると失明の危険があるので、すぐに眼科を受診しましょう。
ゴミなどの異物やコンタクトレンズなど、目に入ったものが角膜を傷つけ、そこから感染します。コンタクトレンズの場合は、レンズについた微生物から感染することがあるので、毎日の適切なケアで清潔に保つことが大切です。
また、疲れや病後などで免疫力が落ちていると、もともと持っているヘルペスウイルスが角膜に現れて炎症を起こすこともあります。

目がしょぼしょぼするときは目薬を使ってよい?

目がしょぼしょぼするのを解消するために便利なのが、目薬です。ただ場合によっては、目薬を使わないほうがいいケースもあります。

眼精疲労やドライアイなら目薬で効果があることも

眼精疲労の場合は、目の血行を良くして新陳代謝を促すことで症状が改善します。ビタミンやタウリンなどの成分が含まれたものは、眼精疲労に効果的です。
ドライアイで目がしょぼしょぼしている場合は、涙の成分に近い成分が配合されたものなど、目に潤いを補給するものを選びましょう。コンタクトレンズを装用している人は、専用の目薬があります。市販品を購入するときは、パッケージにある表示を確認してください。

アレルギーには抗アレルギーの目薬を使用

花粉症などのアレルギーによって目がしょぼしょぼするなら、抗アレルギーの目薬を使いましょう。市販の目薬にも、抗アレルギーのものが数多くあります。
ただしこれも、コンタクトレンズを装用している人は、点眼薬選びに注意が必要です。病院で処方してもらうときにも、コンタクトレンズをつけながら使うということを医師に伝えましょう。

角膜炎が疑われるなら市販の目薬使用はNG

目の表面に傷がつく角膜炎が疑われるときは、市販薬を試すより先に病院を受診しましょう。安易に市販薬を使うと、角膜炎が治らないどころか、症状を悪化させてしまうことにもなりかねません。

目がしょぼしょぼするときの対策・対処法

アレルギーなどではないのに目がしょぼしょぼするのは、目を酷使しているからです。症状を緩和するためには、目を休ませることが必要です。炎症を起こしている場合には、病院の受診も検討しましょう。

目を休ませる

現代人は、スマートフォンやパソコンなど、一日のほとんどの時間、液晶画面を見て過ごしています。いつも目がピント調整をしようと頑張っているため、知らないうちに筋肉が緊張した状態が長く続き、いつしか疲労が溜まってしまうのです。
目を休ませるためには、意識してスマホやパソコンを使わないようにすることです。ついついスマホやパソコンを触りたくなる気持ちをぐっと我慢し、デジタルデトックスをする日を作って、強制的に目を休ませてみてください。

目を温める

目の周りを温めると血行が良くなり、筋肉の緊張がほぐれて疲労が和らぎます。
濡れたタオルをレンジで温めて目の上に乗せる方法が手軽でおすすめです。最近は、目元を温めるためのグッズが数多く市販されています。市販品のアイマスクにはアロマの香りのついたものもあり、リラックスと血行促進が一度に叶うと人気です。

痛みなど症状がひどければ眼科を受診

目がしょぼしょぼするとき、市販の目薬などを使えば症状は一時的に和らぎますが、根本的改善にはなりません。ひどい症状が続いたり、市販の目薬で効果が現れなかったりする場合は、専門医を受診しましょう。

目の疲れや目の病気を予防するには

目がしょぼしょぼするのは、目の疲れや目の病気が原因です。目の疲れや目の病気を予防するための方法をご紹介します。

パソコンやスマホを使うときは適度に休憩をとる

パソコンやスマホは、現代人にとって仕事でもプライベートでも欠かすことのできないものです。全く使わずにはいられないので、適度に休憩を取るよう意識してみてください。1時間ごとに約15分、ディスプレイを見ないで過ごす時間を作りましょう。

エアコンの風に注意する

エアコンの風は目を乾燥させるため、ドライアイの原因になります。直接顔に当たらないよう注意しましょう。
エアコンが十分に効いている部屋はひどく乾燥していることが多いので、室温や湿度を適切にキープすることも大切です。夏は28度程度、冬は20〜22度程度に設定し、特に外気も乾燥している冬は、湿度を保つために加湿器を同時に使うといいでしょう。

ストレスを緩和する

ストレスは血管を収縮させ、血流を悪くします。目の周りの血行が悪くなると目がしょぼしょぼしやすくなるので、ストレスを溜めない生活を心がけ、いつも血行の良い状態をキープするようにしましょう。

ビタミン豊富な食べ物を積極的にとる

目の健康を保つためには、ビタミンを摂ることが効果的です。ビタミンAは角膜に潤いを保つ層を作り、目の乾燥を防ぎます。ビタミンB12は目の末梢神経を修復する働きがあり、眼精疲労を緩和してくれます。ビタミン類は、人参、かぼちゃなどの緑黄色野菜に豊富に含まれています。日頃から、食事でたっぷりの野菜をとるように心がけましょう。

まとめ

目がしょぼしょぼするのは、疲れやストレス、アレルギーなどさまざまな原因があります。
目がしょぼしょぼするのがつらいときは、市販の目薬を使って緩和することができるので、一度試してみてください。それでも治らない場合や、目の痛みや充血、頭痛など他の症状が出てきた場合には、早めに病院を受診することをおすすめします。

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こちらの記事の監修医師

元町マリン眼科

蓮見 由紀子

〇診療科 : 眼科、美容皮膚科、泌尿器科(非常勤・週2回)

【経歴】  
2001年 信州大学医学部卒業
2001年 横浜市立市民病院レジデント
2003年 藤沢市立市民病院眼科専修医
2005年 横浜市大大学院医学研究科博士課程
2007年 米国国立衛生研究所(NIH)研究員
2014年 横浜南共済病院、あおと眼科勤務
2016年 蒼風会追浜駅前眼科院長
​2020年 元町マリン眼科 開院

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