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最終更新日:2022年7月5日

緑色の鼻水がでる原因とは?関連する病気・疾患も紹介

こちらの記事の監修医師
医療法人社団仁明会安部医院
安部浩一

(画像=stock adobe.com)

緑色の鼻水が出たことがある人もいるかもしれません。しかし鼻水だからとあまり重く考えずに放っておく人も中にはいるでしょう。緑色の鼻水は、身体の異変が原因です。そこで今回は、緑色の鼻水が出る原因と病気や疾患を紹介します。

鼻水が緑色になる原因・考えられる病気

鼻水は、通常無色透明のものが多いため、急に緑色の鼻水が出てくると驚いてしまう人もいるでしょう。主に緑色の鼻水には下記3つの病気が考えられます。

  • 風邪
  • 急性副鼻腔炎
  • 慢性副鼻腔炎急性増悪

ここでは、それぞれの病気の症状や特徴を解説します。

風邪

風邪を引くと発熱や倦怠感と共に鼻水の症状も見られますが、緑色の鼻水は風邪の治りかけに現れる症状であり、風邪を治すためにウイルスと戦った白血球の死骸が緑色に見えるというわけです。緑色なだけでなく粘り気があることも特徴です。

風邪を引く原因は主にウイルス感染ですが、原因となるウイルスは200種類を超えており特定は非常に困難です。細菌が原因で風邪を引くこともありますが、同じく鼻水が出てきて緑色になる可能性もあります。

風邪は咳やくしゃみなどによる飛沫感染だけでなく、手すりなど、人が触る場所からの接触感染もあるため、手洗いは感染防止対策として重要です。

風邪の症状があり、緑色の鼻水が出てくる場合は、風邪を引いた結果であり、深刻な病気というわけではないでしょう。安静にして身体を温め、消化にいいものを食べて回復を早めるように心掛けてください。

ただし、3日経っても容態が回復しない場合は、副鼻腔炎の可能性もあるため病院を受診してください。

急性副鼻腔炎

緑色の鼻水といえば副鼻腔炎の代表的な症状であり、風邪やアレルギー性鼻炎でなければ一番疑われる病気です。副鼻腔炎には2種類あり、突然発症して短期間で治る「急性副鼻腔炎」と3か月以上の長期に渡り症状が続く「慢性副鼻腔炎」があります。

副鼻腔炎は蓄膿症とも呼ばれ、鼻の周りにある副鼻腔が風邪やウイルスが原因で炎症が起きることで、鼻詰まりや鼻水といった症状を引き起こします。

鼻水が緑色になるのは風邪と同様ですが、性質などにより治りづらく膿として溜まってしまい、副鼻腔炎を発症します。副鼻腔炎の初期段階では鼻水は無色透明ですが、緑色の鼻水は慢性化した際に見られるため、酷い場合には耳鼻咽喉科に診察を受けるといいでしょう。

頭痛や顔面痛などの痛みを伴うのも副鼻腔炎の特徴であり、日常生活を送るのも困難な場合は病気が進行している証拠です。

治療は鼻に溜まった鼻水を吸引して取り除き、原因となっている菌に有効な薬の吸入と内服薬の投与を行います。原因となった菌の調査は、鼻水から特定できるため検査してもらうといいでしょう。

鼻の炎症度合いによっては鼻の中を洗浄する場合もあるため、副鼻腔炎の疑いがある場合は早めに病院に行って治療しましょう。

慢性副鼻腔炎の急性増悪

慢性副鼻腔炎の原因は、急性と同様に細菌感染が多いです。慢性副鼻腔炎は歯痛と口臭が生じる場合もあり、虫歯と勘違いして歯医者に行ったら副鼻腔炎だったということもあります。

中耳炎や咽喉頭炎などの合併症を引き起こす可能性もあり、自然治癒が難しいため、耳鼻咽喉科に行って抗生物質などの投与を行い、細菌の増殖を抑えるようにしましょう。

蒸気にした薬を鼻から吸い込むネブライザー治療もおすすめです。慢性副鼻腔炎は身体の調子が整わず、生活にも支障が出るため、なるべく早く病院で治療しましょう。また、ポリープによって副鼻腔が閉塞してしまい、慢性副鼻腔炎を起こすケースもあります。

緑色の鼻水はどんな状態?

緑色の鼻水には、粘り気があり、どろっとしています。外部から侵入したウイルスから身体を守るために白血球が戦った死骸が粘り気の原因です。

初期は無色透明でサラサラしていた鼻水も、長期化するにつれて緑色でどろっとした鼻水に変化していきます。その場合には、風邪から副鼻腔炎になった可能性もあるため、病院を受診するようにしましょう。

また、緑色の鼻水は臭いのきつさも特徴です。悪臭がある場合は副鼻腔炎の可能性が高いと考えていいでしょう。臭いは膿が原因となっており、中耳炎などの合併症の原因ともなるため早めに病院で受診してください。

花粉症で緑色の鼻水がでることもある?

花粉症による鼻水は、通常無色透明でサラサラしており、花粉症になっただけでは緑色の鼻水が出ることはありません。しかし、症状が悪化すると緑色になるケースもあるため、決して緑色にならないというわけではないでしょう。

これは花粉症が長期化し鼻の粘膜が炎症を起こした結果、副鼻腔炎になったと考えられます。そのため、副鼻腔炎を発症させないためにも、早めに病院を受診するようにしてください。

アレルギー性のものですが、花粉がよく飛んでいるシーズンはマスクやゴーグルをして外出し、薬の投与も検討してください。また、帰宅時には服についている花粉を振り落としてから部屋に入るといいでしょう。

緑色の鼻水がでる場合何科にいけばいい?

緑色の鼻水が出る場合、耳鼻咽喉科に行きましょう。アレルギー性鼻炎や副鼻腔炎などの原因の特定をするための検査を受けられます。緑色の鼻水は、原因が無ければ出てくるものではありません。

そのため、放っておくと重篤な病気につながるケースもあるため、鼻水だからと軽視しては危険です。とくに緑色の鼻水が長期に渡り出続ける場合や、悪臭や出血を含んでいるときは、すぐに耳鼻咽喉科で受診しましょう。

子供の場合は、かかりつけの小児科に相談してください。

まとめ

緑色の鼻水が出る原因と関連する病気・疾患について解説しました。

本記事をまとめると、

  • 緑色の鼻水が出る場合は、何らかの原因がある
  • 風邪やアレルギー性鼻炎でも緑色の鼻水が出ることもあるが、慢性副鼻腔炎につながるケースもあるので注意が必要
  • 緑色の鼻水が出た場合は、耳鼻咽喉科を受診しましょう
  • 長期で緑色の鼻水が出る場合は、何らかの病気と考えて早急に検査を受けてください

鼻水といっても緑色の場合は、大きな病気が潜んでいる可能性もあります。けっして軽視しないで耳鼻咽喉科やかかりつけ医を受診して、早急に治療しましょう。

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こちらの記事の監修医師

医療法人社団仁明会安部医院

安部浩一

〇病院名 :医療法人社団仁明会安部医院
〇医師  :安部浩一
〇アクセス:東京都西東京市保谷町3-24-2
〇診療科 :耳鼻咽頭科
〇経歴:
昭和61年東邦大学医学部卒
昭和62年東邦大学大森病院耳鼻咽喉科
平成1年国立医療センター(現:国立国際医療研究センター)耳鼻咽喉科
平成6年安部医院開業、現在に至る
【所属学会・認定医など】
日本耳鼻咽喉科学会 認定専門医
補聴器適合判定認定医
日本耳鼻咽喉科学会東京都地方部会 代議員
北多摩耳鼻咽喉科学会 常任理事

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