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最終更新日:2023年3月7日

拘縮とは?原因や看護・介護への影響も解説

こちらの記事の監修医師
ふくろうクリニック等々力
山口 潔

(画像=stock adobe.com)

 病気や怪我で長期間寝た状態など同じ体勢で過ごしていると、関節が動かしにくくなってしまいます。このような症状を拘縮と呼び、日常生活にも影響が大きくなります。この記事では、拘縮の原因やどのような影響が出るのかについて紹介します。拘縮は予防を心がけることが一番大切ですので、ぜひ参考にしてください。

拘縮とは

拘縮とは、怪我や病気などで関節を動かす機会が少なくなった時に、関節が硬くなり関節が動きにくくなる状態を指します。人の体には260個以上の関節があり、それぞれの関節ごとに可動域が「日本整形外科学会・日本リハビリテーション医学会」によって定められています。

拘縮が起きる原因

関節を動かさないことにより、関節内の結合組織が増殖して硬く滑らなくなり、関節 包が短くなり、関節軟骨が癒着するといったことが、数日~数週間で生じます。同時に 筋肉内の結合組織が増え、筋肉量が減少し、筋膜にも変化が生じることで、最終的には 関節と筋肉が合わせて硬く動きにくくなります。

拘縮があるとなぜ困る?

拘縮になってしまうと日常生活や介護生活で支障が出てしまいます。それぞれで考えられる支障について紹介します。

日常生活への支障

日常生活では拘縮が起こる部位によって次のような支障が出ます。
手・指の関節:物がつかみにくい、手の平を握り込んで爪で傷つく、手の平が清潔に保ちにくい
肩・ひじの関節:着替えがしにくい、起き上がる・食事をするなどの日常動作がしにくい
ひざの関節:立つ・座る・歩く時に不安定になる、転倒しやすくなる
足の関節:尖足(足が内股に変形)や魚の目になりやすく歩行が難しくなる
股関節:座っているのが維持できなくなる、排泄や入浴がしにくくなる

看護・介護への影響

看護や介護時に拘縮の症状がある患者様へのケアで気を付ける点は次の3つです。一番大切なのは、痛みを感じないようにすることです。痛みによって関節を動かす心理的ハードルが上がり、拘縮が進行してしまいます。
ゆっくりと動かす:拘縮がある部分を動かす際はゆっくりと動かさないと、痛みを伴います。
声かけをする:いきなり拘縮がある部分を動かそうとすると、驚いて力が入りより動かしにくくなります。
触れる位置に注意する:拘縮がある部分は上からではなく下から包み込むようにして持つと安定します。

拘縮を予防するには

拘縮にならないように予防する一番の方法は座ったり立ったりを繰り返すことです。自分一人では体を動かすことが難しくなった場合は、家族やケアスタッフの助けを借りてなるべく自分で動きましょう。もし寝たきりになってしまった時は、一日20分以上の持続的なストレッチを行わないと関節の動きが悪くなります。

拘縮になってしまったときの治療

拘縮になってしまった場合はまず温熱療法を行います。温めて血流を良くすることで拘縮している部分の水分量を増やし固まった関節を伸びやすくします。その状態でストレッチ等の運動療法を組み合わせます。

まとめ

拘縮とは、体を長時間動かさなかったことで関節が動かしにくくなってしまう状態です。体が動かせない状態になってしまった場合は、なるべくストレッチを行うなど拘縮にならないような予防策をとりましょう。

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こちらの記事の監修医師

ふくろうクリニック等々力

山口 潔

ふくろうクリニック等々力
【電車でお越しの場合】 東急大井町線 等々力駅より徒歩1分
【バスでお越しの場合】 停留所:等々力「東98 東京駅南口/等々力(等々力操車所)」、「等01 玉堤循環等々力」
ふくろうクリニック自由が丘
【電車でお越しの場合】 東急東横線・大井町線 自由が丘駅より徒歩7分、東急大井町線九品仏駅より徒歩7分
【バスでお越しの場合】 停留所:奥沢6丁目「渋11 渋谷駅/田園調布駅」
〇経歴  :
平成11年 浜松医科大学医学部卒業、東京大学医学部附属病院内科研修医
平成12年 自治医科大学附属大宮医療センター神経内科・総合診療科
平成15年 東京大学医学部附属病院老年病科
平成19年 東京大学大学院医学系研究科博士課程修了
平成20年 東京大学医学部附属病院地域医療連携部助教
平成24年 東京大学医学部附属病院老年病科特任助教
平成25年 当クリニック院長就任、東京大学医学部附属病院老年病科非常勤講師

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