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最終更新日:2022年5月2日

生理の血が少ないのは大丈夫?病気や妊娠の可能性もあり

こちらの記事の監修医師
藤東クリニック
藤東淳也

生理の血が少ないのは、なにかの異常でないかと心配になるものです。生理の血が少ないのは、過少月経や女性ホルモンのバランスが乱れによるトラブルが原因であることが多く、病気の症状である場合もあります。また、妊娠による着床出血の可能性もあるでしょう。生理の血の量が少ない場合に考えられることについて、詳しく解説します。

生理の血が少ないけど大丈夫?

生理の血が少ないことを、過少月経といいます。経血の量はホルモンの影響を受けやすいため、ホルモンのバランスが乱れることでいつもより少なくなることがあります。次で詳しく解説します。

生理の血が少ない過少月経

過少月経の特徴は、生理の血が少なく、最も経血量が多いとされる2日目であっても、ナプキンにほんの少し血が付く程度です。

具体的には、1周期あたりの総出血量が20mL以下とかなり少なく、そのために期間も短くなります。

おりものシートでも間に合ってしまうほど生理の血が少ないため、生理ではなく不正出血なのではないかと勘違いする人も多いです。

もともと生理の血が少ないとか、生理の期間が短いという人はいますが、多くの人は、量をしっかり感じられるほどの経血量であり、これほど血が少ないことはありません。極端に生理の血が少ない場合は、過少月経が疑われます。

生理の血の量はホルモンの影響を受ける

生理の経血の量はホルモンバランスによって変化します。女性ホルモン分泌が減ると、卵巣のはたらきが悪くなり、機能が低下してしまいます。そのために生理の血が少なくなり、過少月経となってしまうのです。

女性ホルモンの分泌量を変化させる原因のひとつが、ストレスです。精神的なストレスはもちろん、疲労など身体的なストレスも、女性ホルモンの分泌バランスに悪影響を与えます。

生理の血が少ない…病気以外の原因

生理の血が少ない場合に考えられる原因について、まずは病気以外の原因を解説します。

ストレスや生活の乱れ

ストレスは、女性ホルモンの分泌に関わる脳の視床下部や下垂体に影響を与え、バランスが崩れてしまいます。このことで、生理の血が少なくなるだけでなく、生理不順や生理期間の短さにつながるようになり、通常の生理ではなくなります。

過度なダイエット・激しい運動

ダイエットによって栄養や摂取カロリーが制限されると、身体は大きなストレスを感じます。また、運動は適度であればストレス発散になりますが、激しい運動は体に負担がかかり、かえってストレスとなります。

ストレスは、女性ホルモンのバランスを乱します。そのため、生理不順や経血量の変化などが起こるようになり、生理がいつもと違うようになってしまうのです。

急激な体重減少も、ホルモンバランスを乱す原因になります。

加齢によるホルモンの減少・更年期

女性ホルモンは、20代をピークに40代まで成熟期を迎え、そこから閉経に向けて一気に減少していきます。そのため、卵巣の機能も衰えていきます。

女性ホルモンの分泌量が少なくなると更年期障害として体にさまざまな変調が起こるようになり、生理にも影響が現れます。

生理周期が不規則になって生理が長期間こなかったり、不正出血が起こったり、生理の血が少ないと感じることが多くなるでしょう。

思春期のホルモンバランスの不安定

10代の思春期の頃は、女性ホルモンのバランスが安定しません。女性ホルモンのバランスが安定するのは20代になってからなので、それまでは生理も当然安定しないのです。

そのため思春期では、生理の周期がバラバラだったり、生理の血の量が月によって変わったりすることがよくあります。

生理の血が少ない…考えられる病気

生理の血が少ないときは、病気の可能性も考えられます。経血量が少なくなる病気について解説します。

多嚢胞性卵巣症候群

多嚢胞性卵巣症候群とは、排卵障害のひとつです。これは、卵巣に多数の嚢胞が生じるために排卵がうまくいかなくなり、月経周期が35日以上になることもあります。

子宮内膜が成熟しにくいために、経血も少なくなり、無排卵や不妊の原因となることもあります。

多嚢胞性卵巣症候群では、男性ホルモンが多くなるため、多毛や脂性肌によるニキビができやすくなります。

橋本病(甲状腺機能低下症)

橋本病(甲状腺機能低下症)は、甲状腺に慢性的に炎症が起きていることで機能低下する病気です。20代、30代など比較的若い女性に発症しやすいといわれます。

甲状腺ホルモンの分泌が少なくなるために、女性ホルモンの分泌にも悪影響を与え、卵巣機能のはたらきを抑制するようになります。

卵巣機能が十分にはたらかないと、子宮内膜が正常に成熟しません。そのため、生理の血が少なくなります。

下垂体腺腫

下垂体腺腫とは、脳の下垂体にできる腫瘍のうちのひとつで、多くの場合、良性の腫瘍です。

下垂体から出るホルモンは、卵巣からの女性ホルモン分泌を促しますが、下垂体に腫瘍があることが影響してホルモン分泌バランスが乱れ、卵巣機能のはたらきを抑えるようになります。そのことが経血量の減少を引き起こすのです。

また下垂体腺腫は、不妊や生理不順の原因ともなります。 現在は、内服薬によって治療することができます。

子宮腔癒着症

子宮腔癒着症は、アッシャーマン症候群ともいわれ、子宮内の組織同士が癒着する病気です。流産手術や分娩後の処置など、子宮内で何らかの人為的な操作が行われたことが原因になることが多いといわれています。また、子宮内膜炎の後遺症としても起こります。

子宮腔癒着症は、排卵が正常に行われていても、子宮内膜が十分に成熟しないために、生理の血が少なくなります。

子宮腔癒着症は、痛みなどの自覚症状がほとんどないため、なかなか気づきにくい病気です。不妊の原因にもなるため、妊娠を望むのであれば早期の治療が必要です。

子宮発育不全

子宮発育不全とは、子宮が正常に発育しない先天性の病気です。各年齢の子宮の大きさと比較すると小さく、子宮が正常に発達しません。卵巣機能も未熟のため、生理不順や不妊などになりやすく、子宮内膜も十分に肥厚しないため、生理の血が少なくなります。

妊娠や無排卵の可能性も

生理の血が少ないのは、ストレスや病気のせいだけではありません。もしかすると妊娠や無排卵が原因となっている可能性もあります。

いつもより少ないのは妊娠の可能性あり

生理予定日なのに、いつもより生理の血が少ないときは、妊娠している可能性があります。

このときの出血は、実は生理によるものではなく、着床出血かもしれません。

着床出血とは、受精卵が子宮内膜に着床するときに起こる微量の出血です。着床するときに、受精卵が子宮内膜に入り込むため、子宮内膜が傷ついて起こります。着床出血が起こるのは、妊娠4週から11週ころの妊娠初期です。出血が少量であるため、おりものがピンクや茶色に見えます。

気づかないうちに無排卵になっていることも

生理の血が少ないのは、無排卵の可能性もあります。不規則な生活、過度なストレス、ダイエットなどは、女性ホルモンの分泌のバランスを乱します。すると、排卵が起こらなくなるため、無排卵になります。

無排卵の場合、本来であれば生理にはなりません。しかし、女性ホルモンのはたらきによって子宮内膜は厚くなるため、この厚さに耐えきれずに子宮内膜が剥がれ、出血します。これが生理のように見えるのです。

無排卵月経では、生理の血が少ない、あるいは多いなど量が極端で、生理期間も短かったりダラダラ長かったり、安定しません。

生理の血が少ないときの受診・検査・治療

自分の生理の血が少ないのか、それとも普通なのかということは、他人と比べることができないため判断することが難しいでしょう。生理の血が少ないとき、どの程度なら受診すべきなのか、受診の目安について解説します。

受診の目安

生理の血の量は、毎月一定ではありません。経血が多いときもあれば、その前の月よりも少し減ることもあります。ですから、多少の変化はよくあることなのです。生理の1日目や2日目に、ナプキンを定期的に替える必要があるほどの量の出血があれば、多くの場合、正常範囲内でしょう。

病院を受診する必要があるのは、生理期間を通じて、ナプキンを替える必要がないほど血が少ないときです。下腹部痛や性交痛、乳汁の分泌など、生理の血が少ないことに加えて他の症状が見られるなら、病気の可能性があります。また、避妊をせず日常的に性行為を行っているのになかなか妊娠しないときも、医師に相談したほうがいいでしょう。

婦人科系の疾患は、初期症状がわかりにくいものが多いため、少しでも心配な症状があれば、受診することをおすすめします。

婦人科で行われる検査

生理の血が少ない場合、子宮や卵巣の異常を見つけるための超音波検査や、ホルモン分泌量をチェックする血液検査が行われます。

血液検査ではさらに、女性ホルモンの分泌を促す性腺刺激ホルモンや、排卵を抑制するプロラクチンの分泌量についても確かめます。

生理の血が少ない原因となる病気はいろいろあるため、検査を元にどのように病気にアプローチしていくかを決めます。

婦人科で行われる治療

生理の血が少ない人には、女性ホルモンの分泌量が少ないことがあり、この場合は、ホルモン剤の投与が行われます。

無排卵であるために正常な生理が来ず、生理の血が少なくなっている場合には、排卵誘発剤が使用されることもあります。

子宮や卵巣に組織や細胞の変化がある場合には、手術によって治療が行われます。

まとめ

生理の血が少ない原因は、女性ホルモンのバランスの乱れや婦人科系の病気によるものです。

婦人科系の病気は、初期症状がわかりにくいだけでなく、痛みや見た目の変化など、明らかな異常がなければ受診しようという気にはならないため、見過ごされてしまいがちです。特に将来妊娠を望む人は、不妊につながる可能性もあるので、定期的に検診を受けることをおすすめします。

また、女性ホルモンは、ストレスによる影響を受けやすいので、普段の生活を規則正しく健康的なものにすることで改善が期待できるでしょう。毎日を明るい気持ちで過ごすことができるよう、自分を大切にしてください。

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こちらの記事の監修医師

藤東クリニック

藤東淳也

〇病院名 :藤東クリニック
〇医師  :藤東淳也
〇アクセス:広島県安芸郡府中町茂陰1丁目1-1
〇診療科 :産科・婦人科
〇経歴:
医療法人双藤会 産科・婦人科 藤東クリニック 理事長・院長
1993年4月 東京医科大学病院 産科婦人科学教室 研修医
1994年5月 中野総合病院 産婦人科 医員
1995年6月 戸田中央産院 産婦人科 医員
1995年11月 東京医科大学 産科婦人科学教室 研究員
1997年4月 東京医科大学産科婦人科学教室 助手
1999年3月 東京医科大学麻酔科学教室
1999年7月 東京医科大学八王子医療センタ- 産科婦人科医長
2002年4月 東京医科大学産科婦人科学教室 助手
2002年5月 米国カンザス大学医学部 細胞生物学教室へ留学
2004年4月 東京医科大学産科婦人科学教室 講師
2004年11月 東京医科大学病院産科婦人科学教室 医局長
2008年6月 県立広島病院 婦人科部長
2010年6月 産科・婦人科 藤東クリニック 院長
2015年11月 医療法人双藤会 理事長

【資格】
日本産科婦人科学会専門医
医学博士
細胞診専門医
バイオインフォマティクス認定技術者
日本産科婦人科内視鏡学会技術認定医
日本内視鏡外科学会技術認定医
婦人科腫瘍専門医
母体保護法指定医
新生児蘇生講習会専門コース修了

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