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最終更新日:2022年4月8日

黄緑色のおりものが出た!これは性病?病院は受診すべき?

こちらの記事の監修医師
板橋中央総合病院
都築 大橋まどか

黄色や緑など、いつもとは違う色のおりものが出ている場合、少し心配に感じますよね。病気や体調の異変のサインかもしれません。この記事では黄緑などいつもと異なる色のおりものが出た場合に考えられる原因を紹介します。病気であった場合には、放置すると重症化したり不妊症の原因になったりすることもあるため、症状が続くようなら一度は必ず婦人科を受診することをおすすめします。

異常かどうかはどうやって判断する?

まずは通常のおりものがどのようなものなのか紹介します。おりものの色や量には個人差がありますので、いつもと違うと感じた場合は、異常だと判断してください。

そもそも正常なおりものって何?どんな色?

おりものは帯下(たいげ)とも呼ばれ、腟や子宮からの分泌物に、古くなって脱落した細胞などが混じって外に出てきたものです。おりものには次の2つの役割があります。

  • 自浄作用:腟や子宮に入り込んだ細菌を、それらが増殖する前に排出する。
  • 妊娠しやすくする:精子が子宮に進入しやすくなるようにする。

正常なおりものは透明・乳白色・クリーム色をしています。においはほとんどないか、少しすっぱいにおいがします。それは腟の中に乳酸菌の一種である、いわゆる善玉菌(ラクトバチルス菌)が常在しており、酸性臭がするためです。

量については、排卵期と妊娠時には増える傾向がありますが、いずれもおりものシートに収まる量であるのが一般的です。また、閉経しても少量ずつおりものが出るのは正常なことです。

黄緑のおりものには病気が隠れている可能性も

おりものが下着やおりものシートに付いて時間が経つと、黄色っぽく見えることもありますので必ずしも即、異常というわけではありません。しかし、明らかに黄緑色など色がついたおりものが出て、量も多く継続している場合には、病気の可能性があります。

おりものが出てから時間がそれほど経っていない状態で色が比較的しっかりとした黄緑あるいは緑色などであり、排卵期以外の時期なのにおりものシートを超えるほどに量が多い状態であれば、異常と考えるとよいでしょう。

黄緑色のおりものが出たときに疑われる病気

黄緑色のおりものが出た時に考えられる病気を5つ紹介します。

悪臭がある・泡状の黄緑のおりもの「腟トリコモナス症」の可能性

腟トリコモナス症は性感染症の一種で、自然界にいるトリコモナス原虫に感染することで起こります。

おりものの特徴として、濁った泡状で悪臭がしたり、緑がかった黄色などの色で多量に出たりすることが挙げられます。その他、激しいかゆみや排尿時痛を伴うこともありますので、このようなおりものである場合には一度受診をして検査をするといいでしょう。

なお、腟トリコモナス症は主に性交渉で感染しますが、下着・タオル・トイレ・浴槽でも感染することがあるため、性交渉に心当たりがない女性や幼児でもまれに感染することはあります。

おりものの色以外に量の増加や下腹部痛を伴う「性器クラミジア感染症」の可能性

性器クラミジア感染症は、クラミジア・トラコマティスという菌が感染することで発症する、わが国で最も多い性感染症です。潜伏期間は1ー3週間で、その間は、おりもの以外は無症状であることが圧倒的に多く、気付かない人が多い病気です。

おりものに黄色や黄緑などの色が付いたりその量が増えたりする他に、性交時痛・下腹部や季肋部痛などを伴うこともありますが、多くが無症状であるために、知らない間に病状を悪化させてしまうことがよくあります。 

そのまま放置しておくと不妊症や子宮外妊娠、腹膜炎の原因となりますし、パートナーとの間でセックスのたびに病原体をやりとりしますので、パートナーと共に同時に治療を行わない限り完治しません。特に複数のセックスパートナーがいる人はリスクが高いと言われています。

おりものが着色しており、量も多めの状態で続いているおり、比較的セクシャルアクティビティーが高い(セックスが盛んである)場合には、性器クラミジア感染症の可能性を考え、速やかに受診しましょう。」

濃い黄緑色のおりもので量も増える…「淋菌感染症」の可能性

淋菌感染症とは、淋菌が感染することで発症する性感染症です。おりものが緑や黄緑色になったり量が多くなったりする他、排尿時痛や下腹部痛、性交時痛といったクラミジア感染症に類似した症状が現れることもありますが、女性ではやはり軽症状であることが多く、感染してすぐにはわからず、男性パートナーが診断されて初めて気付くケースも多い病気です。淋菌感染症は、クラミジアと同時感染もよくあります。クラミジア同様にパートナーと同時に治療をしなければ完治しません。

抗菌薬で治る病気ではありますが、抗菌薬に耐性を持った株が増えてきているので、治療に難渋することもあります。放置すると子宮内膜炎や腹膜炎、激しい腹痛や発熱へと進展しますので、このようなおりものの異常が認められるようなら一度速やかに受診をした方がいいといえます。

更年期の女性に多い…「萎縮性腟炎」の可能性

萎縮性腟炎とは、女性ホルモン分泌量の低下によっておりものの分泌量が減少し、腟粘膜の防御機能が低下した結果、腟内に炎症をきたした状態をいいます。

40歳代後半以降の更年期の女性や、特に閉経後の女性に現れやすく、おりものは黄緑がかっていたり、あるいは黄色味をおびた塊であったり、と個人差があります。また、おりものの量も少なく腟粘膜の炎症が起こりやすくなりますので、性交時痛を感じやすくなったり、膀胱炎を反復したりすることもあります。 

おりものの着色以外の症状があまりないようであれば、必ずしも治療をする必要性はありませんが、気になるようであれば受診をしてもいいでしょう。

黄緑色の強く膿状のおりものは子宮・卵巣の病気の可能性も

上記で挙げた病気以外でも子宮や卵管に異常がある場合に、黄緑色など色の付いたおりものが出ることもあります。子宮癌(子宮頚癌、子宮体癌)、卵管留膿症や留血症、子宮ポリープ(頚管・内膜ポリープ)などでは、おりものに色が付いたり、あるいはおりものの量が増えたり血が混じったり、膿性だったり悪臭がしたりといったことが起きる場合もあります。

したがってこういった異常が続いている場合、一度きちんと受診をして、エコー検査(超音波検査)や子宮癌検査をしてもらうのがいいでしょう。

病気以外で考えられる原因とは

病気以外でも黄緑色のおりものが出ることはあります。考えられる原因を2つ紹介します。

タンポンやコンドームが原因の可能性

タンポンを長時間入れっぱなしにしてしまったり、コンドームを入れっぱなしにしてしまったりすると、そこに感染をおこして、悪臭を放つおりものが出ることがあります。黄緑色の他、茶褐色やクリーム状膿状の色をしている場合もあります。 

腟内に異物が入り込んでいないか確認しましょう。特に、タンポンについては長時間入れっぱなしにすると、TSS(トキシックショック症候群)といって、感染した細菌の放出する毒素により全身状態が非常に悪くなる病気が起こることがありますので、汚れが軽かったとしてもなるべく長時間入れっぱなしにしないで定期的に交換をすることを強く勧めます。

なお、腟内に異物が入り込んでいないか自分で確認できない、またはとれない場合は、気軽に婦人科に受診をして、対応してもらいましょう。

ストレスでおりものが黄緑になることもある?

ストレスがかかることによっておりものが緑色になるということは、明らかなデータにはなってはいません。しかし、疲れやストレス、感冒罹患などで免疫力が低下したときには腟内の常在善玉菌が減少し、その他の菌とのバランスが崩れて腟内の自浄作用が弱まってしまうことはあるため、その結果、おりものの色や性状が変わる可能性はあります。

また、ストレスを感じるとホルモンのバランスが崩れやすくなり、月経周期が乱れるため、この結果、おりものの色や性状が変わることもあるでしょう。

ストレスなどの原因が取り除かれれば自然に改善・治癒することも多いですが、症状が持続している場合には受診をしてみてください

色のついたおりものは受診すべき?どう対処したらいい?何科にかかる?

色のついたおりものが出ていることが確認されたら、どのように対処すればいいのか紹介します。

おりものの色など異常が続いているならば基本的には早めに受診を

黄緑色、あるいはいつもと異なる色のおりものが出て1週間以上続いている場合や、色の他にもおりものの量の異常や、膿や血が混じっている、また、外陰部や腟の炎症症状や腹痛など、その他の異常も伴っている場合は受診が必要です。 

自己診断で受診せずに市販の外用薬を利用したり、ビデやシャワーで腟内を洗ったりすることは避けてください。正しい診断が受けられなくなったり、腟内の常在菌が減少して結果的に治癒が遅くなったりすることがあります。

また、おりものの異常の原因が性感染症であった場合には、病気が進行すると不妊症の原因になったり、そのまま妊娠した場合には流産・流産や母子感染の原因となったりすることもあるので、すみやかにきちんと専門医に診てもらいましょう。

かつ、性感染症と診断された場合には、パートナーも感染している可能性が高いため、パートナーも同時に治療する必要があります。コンドームをしていても100%感染が回避できるわけではないこと、オーラルセックスで感染することもありますので、必ずパートナーの検査と治療も受けてもらうようにしてください。

色のついたおりもので受診するなら何科?

おりものの色や量などに異常がある場合は、産婦人科(婦人科)を受診しましょう。レディースクリニック、ウィメンズクリニックという名称で掲げているところもあります。婦人科はしきいが高いと敬遠しがちですが、子宮癌や卵巣癌など婦人科の病気は自覚症状が乏しいものも多いため、おりものの異常などで受診したり、年に一度などと周期を決めて定期的に受診したりして普段から診察を受けておくことがとても大事になります。

是非気軽に受診してみてください。また、一度受診するだけで診断がつかないこともありますので、症状がずっと続いているなら時期を変えて再度受診するということも大事です。

まとめ

色のついたおりものが出て続いている場合は、性感染症や子宮・腟の病気の可能性があります。なるべく早めに婦人科を受診して、原因を特定しましょう。おりものは体調のバロメーターなので、異変があったらなるべく早めに対応することを心がけてください。

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こちらの記事の監修医師

板橋中央総合病院

都築 大橋まどか

〇診療科 :産科・婦人科

【専門分野】
産科・婦人科一般

【専門医認定/資格等】
日本産科婦人科学会専門医
日本周産期・新生児医学会周産期専門医(母体・胎児)
日本産科婦人科学会 女性のヘルスケアアドバイザー養成プログラム修了
厚生労働省 臨床研修指導医養成講習会修了
厚生労働省 がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会修了
公益財団法人 日本医療機能評価機構 CVC研修会修了

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