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最終更新日:2021年11月3日

若年性更年期障害の原因・症状・治療法

こちらの記事の監修医師
藤東クリニック
藤東 淳也

(画像=Headache and depression – winter blues anxiety woman feeling sick holding head and stomach in pain – menstrual period pain or tired./stock adobe.com)

最近、20代から30代の若い女性に増えているのが、若年性更年期障害です。若年性更年期障害によって心身の不調が長引くと、仕事もプライベートもままならず、症状によっては日常生活に大きな支障をきたすこともあります。そこでここでは、若年性更年期障害の原因や症状について解説し、治療法、対策などについてアドバイスします。

若年性更年期障害とは

(画像=Wooden toy cube with a question mark viewed high angle on a textured blue background with copy space in a conceptual image/stock adobe.com)

若年性更年期障害とはよく聞きますが、具体的にはどのような病気なのでしょうか。

知っているようでよくわからない人の多い、若年性更年期障害について詳しく解説します。

そもそも更年期障害って?何歳からが一般的?

更年期障害とは、加齢によって女性ホルモンのエストロゲンの分泌が減ってバランスが乱れることで、体や心にさまざまな変調をきたす病気です。

女性は、40歳を過ぎた頃から卵巣の機能が低下しはじめ、50歳頃で多くの人が閉経します。

更年期障害は一般的に、閉経前後の10年間、40代後半から50代の女性に起こりやすいと言われます。

20代~30代に増えている若年性更年期障害

更年期障害の症状は今、20代30代の女性にも発症する人が増えていると言われています。

日頃の生活習慣などによって卵巣機能が低下すると、通常であれば40代以上の女性に起こる更年期障害のような症状が、若い世代の女性にも同じように現れるようになります。

更年期障害の症状は今や、誰にでも起こりうるものと言えるでしょう。

更年期障害・若年性更年期障害で見られる症状

更年期障害も若年性更年期障害も、起こる症状はほぼ同じです。ただ、症状は人それぞれで、その種類は200種類以上だと言われています。

代表的な症状として、めまい頭痛手足の冷えほてりひどい肩こりなどがあります。

また、女性ホルモンの分泌が低下することで骨がもろくなったり、髪の毛や肌に艶がなくなったりして、老化が進行することもあります。

その他、わけもなくイライラしたり、精神的にふさぎ込んで鬱のようになったりする人もいます。

なぜ若くして発症?若年性更年期障害の原因

(画像=Image of beautiful sad female with hypoglycemia/stock adobe.com)

更年期障害は、一般的には40代から50代の女性に多く起こる症状です。しかし、なぜ20代や30代の若い女性に同じような症状が起こってしまうのでしょうか。

自律神経が乱れるから

自律神経は、体の機能を調性する、大変重要な役割を担います。卵巣の機能低下も、元はといえば自律神経の乱れが原因です。

過度なストレスや疲れ、冷え、偏った食事、寝不足などは、自律神経のバランスを乱します。また、肥満、ダイエットによる急激な体重減少、喫煙なども悪影響となります。

卵巣機能が低下するから

卵胞ホルモンであるエストロゲンの分泌が減ると、月経異常自神経失調症状など、更年期のような症状が現れやすくなります。

自律神経はホルモンの分泌にも影響するため、自律神経のバランスが乱れると卵巣機能も低下します。卵巣機能が低下していても、脳からはホルモンの分泌を促す信号が送られ続けますが、実際はうまく分泌できないために、そのことがさらに自律神経のバランスを乱し、調子が悪いことが続くのです。

若年性更年期障害の治療と対策

若年性更年期障害は、早くから治療をすることで症状を改善することができます。

なんとなく気分が優れない日が続くとか、生理前のような不快な症状長引くなど、心身に変調を感じたなら、若年性更年期障害を疑ってみるといいかもしれません。

ここでは、若年性更年期治療で実際にどのような治療が行われるのか、また、若年性更年期障害を改善し、乗り越えるためにはどうすればいいかについてご紹介します。

若年性更年期障害の治療

若年性更年期障害の治療には、少なくなったエストロゲンをなどで補うホルモン療法、自然治癒力を高めて体の調子を整える漢方薬を使った方法などがあります。

また、食事生活習慣についてのカウンセリングを受けることもあります。

若年性更年期障害の対策

若年性更年期障害は、自律神経の乱れから卵巣機能が低下して起こるため、生活習慣に気をつけることが有効な改善策です。

無理なダイエットはせず栄養バランスの良い食事を心がけ、ストレスを溜めないようにしましょう。睡眠不足も自律神経を乱す原因になるので、ぐっすりとよく眠り体をしっかり休めることも大切です。アロマやハーブなどでリラックスすることも効果的です。

心身ともに健康的な生活を心がけることが大切です。

若年性更年期障害に似た病気もある

手足の冷えや、頭痛、肩こりなどは、若年性更年期障害でなくてもよくあるマイナートラブルです。また、イライラやむくみなどは月経前症候群(PMS)である可能性もあります。

甲状腺系の病気を発症している場合にも、更年期障害と似たような症状が起こることがあるので、若年性更年期障害であるかどうかを自己判断することは、素人には難しいでしょう。

気になる症状や不快な症状が続くなら、一度病院を受診することをおすすめします。

若年性更年期障害かも?と思ったら受診・検査を

若い人は、多少体調が悪いと感じていても「これくらいなら気合いで乗り切れる!」と無理をして、症状を見過ごしてしまう人が多くいます。

若年性更年期障害は、不妊につながる可能性もあるため、放っておいてはいけません。

多くの場合、治療をすることで症状が改善するため、早期受診がおすすめです。少しでも疑わしい症状があれば、ぜひ受診・検査を受けるようにしましょう。

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こちらの記事の監修医師

藤東クリニック

藤東 淳也

〇病院名 :藤東クリニック
〇医師  :藤東淳也
〇アクセス:広島県安芸郡府中町茂陰1丁目1-1
〇診療科 :産科・婦人科
〇経歴:
医療法人双藤会 産科・婦人科 藤東クリニック 理事長・院長
1993年4月 東京医科大学病院 産科婦人科学教室 研修医
1994年5月 中野総合病院 産婦人科 医員
1995年6月 戸田中央産院 産婦人科 医員
1995年11月 東京医科大学 産科婦人科学教室 研究員
1997年4月 東京医科大学産科婦人科学教室 助手
1999年3月 東京医科大学麻酔科学教室
1999年7月 東京医科大学八王子医療センタ- 産科婦人科医長
2002年4月 東京医科大学産科婦人科学教室 助手
2002年5月 米国カンザス大学医学部 細胞生物学教室へ留学
2004年4月 東京医科大学産科婦人科学教室 講師
2004年11月 東京医科大学病院産科婦人科学教室 医局長
2008年6月 県立広島病院 婦人科部長
2010年6月 産科・婦人科 藤東クリニック 院長
2015年11月 医療法人双藤会 理事長

【資格】
日本産科婦人科学会専門医
医学博士
細胞診専門医
バイオインフォマティクス認定技術者
日本産科婦人科内視鏡学会技術認定医
日本内視鏡外科学会技術認定医
婦人科腫瘍専門医
母体保護法指定医
新生児蘇生講習会専門コース修了

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