オンライン診療対応クリニック病院検索・クリニック動画紹介のイシャチョク

  • 一般会員
  • 医師会員
  • 法人会員

イシャチョク

一般
会員
医師
会員
法人
会員

最終更新日:2022年10月6日

閉経の前兆とは?閉経が早い人の特徴と平均年齢

こちらの記事の監修医師
藤東クリニック
藤東淳也

(画像=stock adobe,com)

閉経の前兆は個人差があるものの、月経の変化などにいくつかのパターンが見られることがあります。そこで本記事では、閉経の平均年齢や前兆、閉経が早い人の特徴などを解説します。「そろそろ閉経かな?」と感じている女性はぜひ参考にしてください。

閉経の前兆

まずは、閉経の前兆の目安となる4つの症状を紹介します。

腹痛

閉経が近づくと更年期障害のひとつとして腹痛やお腹の張りが起こることがあります。更年期になると女性ホルモンの「エストロゲン」の分泌が減少しますが、自律神経のバランスが乱れると胃腸機能も低下するため腹痛などの症状が現れます。

おりものの変化

閉経の前兆として、おりものの変化も見られます。ただ、以下のように症状はさまざまで、個人差が大きいのが特徴です。

  • においが強くなる
  • 量が増える/徐々に量が減る
  • 水っぽくなる/ドロッとしたものに変わる

閉経前におりものの量が増える人もいれば減る人もいますが、閉経後はエストロゲンがほとんど分泌されなくなるため、おりものの量が減ります。

不正出血

閉経前は卵巣機能が衰えてホルモンの分泌が不安定になるため、子宮内膜がうまく剥がれず不正出血が起こることがあります。ただ、閉経前後の不正出血は子宮体がんや子宮筋腫などの病気が原因の可能性もあるため、早期に婦人科医を受診することをおすすめします。

月経不順

閉経が近づくと卵巣の機能が衰え、月経不順がみられることがあります。一般的には月経の周期が短くなった後、回数が減少していくケースが多いです。

【閉経までによくみられるパターン】

  • 30代後半〜40代前半:月経周期が短くなり、量も少なくなる。
  • 40代後半:月経不順になり、量も不安定になる。月経回数が2〜3ヵ月に1回に減る
  • 50歳ぐらい:閉経を迎える(月経が1年以上ない状態)

ただ、月経不順の症状には個人差があり、 以下のようなパターンもあります。

  • 経血量が少なくなる/多くなる
  • 月経周期が短くなる/長くなる
  • 月経が数ヶ月途絶え、その後規則的に月経がくる   

閉経に関してよくある質問

ここでは、閉経に関してよくある質問を紹介します。

閉経の前兆は何歳くらいに来る?

閉経の前兆は40代で来るケースが多いです。

閉経前後の約5年間を更年期と呼び、閉経の前兆ともいえるさまざまな「更年期症状」が現れます。そのため、40代半ば頃で生理不順などの症状が現れた場合は閉経が近づいているサインかもしれません。ただ、人によっては閉経の前兆がまったくなく、突然月経が終わるケースもあります。

閉経時期がわかる計算方法は?

女性ホルモンの減少具合は個人差があり予測が困難なため、閉経時期を計算する方法は存在しません。日本産科婦人科学会によると、日本女性の平均閉経年齢は50歳で、早い人は40代前半、遅い人は50代後半頃に閉経を迎えます。

閉経が早い人の特徴

閉経が早い人の特徴としては、「喫煙習慣」「不妊体質」などが挙げられます。

タバコに含まれるニコチンには卵巣の機能を低下させる作用があり、女性ホルモンの分泌・活動を邪魔してしまいます。また、子宮内膜症が不妊の一因となっている場合、閉経が早くなることがあります。

なお、初潮の年齢や妊娠回数などは閉経の時期と関連性がありません。

30代で閉経の前兆が来ることはある?

30代にもかかわらず閉経の前兆のような症状がある場合、「早期閉経(早発閉経)」の可能性があります。早発閉経とは40歳未満で卵子が消失し、月経がなくなることをいいます。若くして閉経が訪れてしまう原因ははっきりと分かっていません。

【早期閉経の症状】

  • 無月経
  • 生理不順
  • 原因不明の不妊
  • 更年期障害のような症状(のぼせ・ほてり)

早期閉経の発症頻度は30歳未満で0.1%、40未満で1%程度と報告されています。早期閉経と診断された場合はホルモン補充療法で治療を行いますが、根本的な卵巣機能の回復はできません。

ただ、早期閉経の患者のおよそ半数は時々月経が起こり、 5~10%の妊娠例があることが報告されています。

更年期に不正出血したら病院に行くべきか?

更年期には不正出血が見られることはよくありますが、「子宮体がん」や「子宮筋腫」などの病気が原因で出血している可能性もあるため注意が必要です。気になる出血があれば、自己判断せず婦人科を受診しましょう。

症状が長引く場合は婦人科の受診を

閉経の前兆は人によって症状が大きく異なります。症状が長引く場合や不正出血が見られる場合は病気が隠れているケースもあります。

とくに子宮体がんの発生率は更年期に差し掛かる40代後半から増加して50代~60代でピークを迎えるため、不安な場合は早めに婦人科や産婦人科を受診しましょう。

この症状を治したい。記事を読んで今すぐ医師の診断を受けたいあなたへ。

イシャチョクのオンライン診療なら、予約なしで今すぐ医師とつながります。「オンライン診療について詳しく知る」ボタンから、オンライン上の仮想待合室に入りましょう。全国の医師、または近くの医師が、すぐにあなたを診察します。

全国のクリニックから検索したいあなたへ。

  • クリニックを探すクリニック検索

  • 病気・医療情報検索

こちらの記事の監修医師

藤東クリニック

藤東淳也

〇病院名 :藤東クリニック
〇医師  :藤東淳也
〇アクセス:広島県安芸郡府中町茂陰1丁目1-1
〇診療科 :産科・婦人科

〇経歴:
医療法人双藤会 産科・婦人科 藤東クリニック 理事長・院長

1993年4月 東京医科大学病院 産科婦人科学教室 研修医
1994年5月 中野総合病院 産婦人科 医員
1995年6月 戸田中央産院 産婦人科 医員
1995年11月 東京医科大学 産科婦人科学教室 研究員
1997年4月 東京医科大学産科婦人科学教室 助手
1999年3月 東京医科大学麻酔科学教室
1999年7月 東京医科大学八王子医療センタ- 産科婦人科医長
2002年4月 東京医科大学産科婦人科学教室 助手
2002年5月 米国カンザス大学医学部 細胞生物学教室へ留学
2004年4月 東京医科大学産科婦人科学教室 講師
2004年11月 東京医科大学病院産科婦人科学教室 医局長
2008年6月 県立広島病院 婦人科部長
2010年6月 産科・婦人科 藤東クリニック 院長
2015年11月 医療法人双藤会 理事長

【資格】
日本産科婦人科学会専門医
医学博士
細胞診専門医
バイオインフォマティクス認定技術者
日本産科婦人科内視鏡学会技術認定医
日本内視鏡外科学会技術認定医
婦人科腫瘍専門医
母体保護法指定医
新生児蘇生講習会専門コース修了

仮想待合室型オンライン診療対応の医療機関募集中

イシャチョクでは、予約無しでオンライン上の「仮想待合室」に入れば、診療科目毎の医師が順番に診察してくれる、仮想待合室型のオンライン診療システムを提供しています。以下のボタンをクリックして、オンライン診療に対応しているクリニックを検索してみてください。