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最終更新日:2022年5月16日

歯を磨いているのに虫歯になる…その答えはフッ素の使い方にあった!歯科医院で教えてくれない虫歯予防

こちらの記事の監修医師
ワコ歯科・矯正歯科クリニック
長崎 祥吾 先生

毎日歯を磨いているのに、気が付くと虫歯が。このような経験ある方も多いのではないでしょうか。

実は、ただ歯磨きをしているだけでは、虫歯リスクは激減することはありません。そこで重要になるのが最近の歯磨き粉にもよく含まれている「フッ素」です。

フッ素は毎日使うことで高い虫歯予防の効果が期待できます。そのため自宅でフッ素を使うことが虫歯予防に最適なのです。しかし、せっかくの歯磨き粉に含まれているフッ素を効果的に使えていない方が多いのです。

そこで今回は、フッ素に含まれる虫歯の予防効果や自宅でできるフッ素を使った虫歯予防について紹介します。

なぜ歯を磨いているのに虫歯になるのか? 

ズバリ「歯ブラシでは届かないところが虫歯になる」からです。どんなに上手に歯ブラシを使っても、歯の溝や歯と歯の間、歯と詰め物の境目等には歯ブラシの毛先は届きません。また、砂糖の摂り方等も虫歯に関与します。

理屈の上では、砂糖や炭水化物を一切食べなければ虫歯リスクは激減しますが、そんな人生は楽しいでしょうか。虫歯予防は大事ですが、その為に極端な食事制限を行い、人生を貧しくしてしまっては本末転倒です。

砂糖の摂り過ぎが虫歯や肥満のリスクであることは確かですが、FDI(世界歯科連盟)は「日本人が、欧米諸国と比べて砂糖の摂取量が少ないにも関わらず虫歯が多いのは、フッ素を使っていないことが原因である」と指摘しています。

フッ素を使うべき理由

ズバリ「フッ素を使わないと、虫歯予防はすっごく難しい」からです。CDC(アメリカ疾病予防センター)やCTF(カナダタスクフォース)等海外の複数のガイドラインでも「フッ素は虫歯予防に不可欠」「フッ素を使わない単なる歯磨きには、虫歯予防効果なし」とはっきり書かれています。

また、日本国内ではかつて歯磨き粉にほとんどフッ素は含まれていませんでした。1980年頃から、徐々にフッ素入り歯磨き粉が普及してきたのですが、その普及とともに12才児の虫歯が減少していきました。

1945年頃から、世界的に「フッ素は虫歯予防に有効」という事が知られてきて、歯磨き粉、うがい薬、水道水へのフッ素添加(フロリデーション)等様々な形でフッ素が使われてきました。

フッ素の虫歯予防効果に対しても様々な研究が行われてきました。数値の上での虫歯予防効果は、「フッ素入り歯磨き粉」(20~30%)「歯科医院でフッ素を塗る」(30~40%)「家庭でのフッ素うがい」(50~80%)となっています。

私は歯科医院でのフッ素塗布よりも、家庭でのフッ素入り歯磨き粉やフッ素うがいを優先して指導しています。理由は、患者さん自身にフッ素による虫歯予防効果を知ってもらい、家庭で継続してもらうことの方が、患者さんにとって有益であると思うからです。

歯科医院でフッ素を塗ることは無駄ではありません。実際に虫歯予防の効果はあります。しかし「健康は自分自身のセルフケアや生活習慣の積み重ねにより守るもの」という意識付けを行うことのほうが、患者さんのためになるのではないでしょうか。

患者さんの虫歯リスクや、患者さん本人の希望によっては、歯科医院でフッ素も塗っていますが家庭でのセルフケアで、フッ素入り歯磨き粉やフッ素うがいを使うことのほうが大事です。

歯科医院でフッ素の使い方を教えてくれない理由

歯科医師、あるいは歯科衛生士であれば、フッ素が虫歯予防にすごく役に立つことを知らないはずはありません。歯科大学や歯科衛生士学校では必ず教えるからです。

しかし私のクリニックに来院する患者さんに聞く限りでは、歯科医院でフッ素入り歯磨き粉やフッ素うがい等、適切なフッ素の使い方の指導を受けている患者さんはかなり少ない印象です。

虫歯予防についてしっかり勉強していれば「フッ素さえ使えば虫歯にならないわけではないが、フッ素無しで虫歯予防は極めて困難」ということに必ず気がつくはずなのです。

しかし、これは推測ですが「虫歯予防に興味がない」「予防歯科について勉強していない」などという歯科医師、歯科衛生士さんが多いので、フッ素の使い方について指導を受けていない患者さんが多いのではないか?と思っています。

また、1970年代まで日本の歯科医師の間で虫歯予防は、「徹底的な歯磨き」「砂糖の摂取制限」が正しいと思われていました。しかし、実際にその2つを患者さんに指導しても、一向に虫歯が減らなかったのです。

海外ではフッ素入り歯磨き粉や水道水へのフッ素添加(フロリデーション)等、フッ素が虫歯予防に非常に効果的なことがわかっており、実際にフッ素を使って社会全体の虫歯を減らしていたのですが、日本にその考えが伝わったのはかなり時間が経ってからでした。

日本人の虫歯が減ってきたのは、1980年代からフッ素入りの歯磨き粉が普及してからです。しかし、1970年代までに教育を受けた歯科医師、歯科衛生士は未だに「フッ素は甘え」という、もはや時代遅れとなった考えにしがみついている方もいらっしゃるようです。実際のところは、一人ひとりの歯科医師、歯科衛生士に聞いてみないとわかりませんが。

結局、虫歯予防はどうすればいいの?

結論から言うと、近くの歯科医院で歯科健診を受け、貴方の虫歯リスクに合わせたセルフケアや生活習慣の指導を受けること、セルフケアや生活習慣を改善した上で、それでも残る虫歯リスクに対しては、歯科医院での歯の掃除やフッ素を塗る等のサポートを受けることの2点が答えになります。

とはいえ、歯科医院に行くのがめんどくさい、或いは歯科医院に行く前に基本的なことを知りたい方がこの記事を読んでいると思うので、概ね殆どの人には必要な最低限の虫歯予防をお教えします。

高濃度(1,450ppm)フッ素配合歯磨き粉を使うことです。高濃度(1,450ppm)配合歯磨き粉は、スーパーやドラッグストアで買えます。目立つ場所に「高濃度(1,450ppm)フッ素配合」と書かれているので、すぐわかります。

  1. 高濃度(1,450pppm)フッ素配合歯磨き粉を、歯ブラシに2センチつける。(大人の場合。子どもの場合は、歯科医師に相談してください)
  2. 歯を磨く
  3. うがいは、ペットボトルのキャップ一杯分の水で一回のみ。口の中にフッ素を残すことが虫歯予防の効果を高めます。30分は飲み食い禁止。

上記が、適切な使い方になります。

フッ素うがいも有効です。

(図:クリニカメディカルコートフッ化物洗口剤(フッ素うがい))

これまでに虫歯をいっぱい作ったり、定期的に虫歯になるような人は、多分高濃度(1,450ppm)フッ素入り歯磨き粉だけでは足りません。フッ素うがいも併用することでより虫歯リスクを減らすことができます。クリニカメディカルコートフッ化物洗口剤等、フッ素うがい液はドラッグストアやネットショッピングなどで購入可能です。

この記事を読んだ方は、虫歯予防に興味のある方だと思います。今すぐスマホを置いて、近所の歯科医院でまず健診と、あなたの虫歯リスクに合ったセルフケア、生活習慣の指導を受けてください。

こちらの記事の監修医師

ワコ歯科・矯正歯科クリニック

長崎 祥吾 先生

【経歴】
1996年 城西大学経済学部卒業 一般企業就職
その後、歯科医師をめざし、一念発起して退社。
1999年 明海大学歯学部 入学
2006年 明海大学歯学部卒業、第99回歯科医師国家試験合格
2007年 埼玉県個人クリニック、神奈川県大手歯科クリニック勤務
2010年 AKデンタルクリニック 白楽駅前歯科 マネージャー兼院長
2014年 ワコ歯科・矯正歯科 開院

【所属学会】
日本インプラント学会
斉藤歯動塾
日吉歯科 オーラルフィジョン育成セミナー

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