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最終更新日:2021年12月30日

親知らずの抜歯による腫れはいつまで続く?腫れない方法もある?

こちらの記事の監修医師
四ツ谷デンタルオフィス
飯田 聡

親知らずの抜歯による腫れはいつまで続く?腫れない方法もある?
(画像=Adobe Stock)

親知らずを抜歯すると、抜いた側の顔が腫れたり、痛んだりすることがあります。どのくらいの日数、腫れが出るかは人によっても異なりますが、抜歯前後の行動で期間が長引くこともあるので注意してください。親知らずを抜歯した後の腫れはいつまで続くのか、腫れを長引かせないためのポイントを説明します。

目次

  1. 親知らずを抜歯すると腫れる理由
  2. 親知らずの抜歯後の腫れはいつからいつまで続く?
    1. 抜歯による腫れは痛みの後に出る
    2. 親知らず抜歯後の腫れのピーク
  3. 親知らずを抜歯しても腫れない方法はある?
  4. 親知らず抜歯後の腫れを長引かせないためのポイント
    1. 抜歯前のポイント
    2. 抜歯後のポイント
  5. 親知らずの抜歯で腫れが引かないときに考えられる原因
  6. 親知らずの抜歯の腫れは1週間程度が目安|強い痛みが何日も続く場合は注意

親知らずを抜歯すると腫れる理由

親知らずは上下左右の4つの位置に生えてくるもっとも後ろにある奥歯のことです。

ほかの永久歯に比べて生えてくる時期が遅いこと、磨きにくいことなどから親知らずは虫歯や歯周病といったさまざまな口内トラブルの原因になります。

そのため、親知らずを抜歯することも多いのですが、その際に抜いた歯の周辺の組織や歯茎は少なからず傷つきます。これにより起きる炎症が、抜歯での腫れの原因です。

この腫れは抜歯に対する正常な体の反応なので、腫れそのものを心配する必要はありません。

また、腫れの程度は、親知らずの生え方、口内の状態、そのときの体調などにも左右されます。親知らずの生え方が悪く、抜歯するのに時間がかかれば、抜歯後の症状は重くなりやすいです。

親知らずの抜歯後の腫れはいつからいつまで続く?

親知らずの抜歯による腫れは、抜歯の2、3日後から7日程度続くことが多いです。ただし、先ほど説明したように、人によって抜歯後の症状の重さは異なります。そのため、ひとつの目安だと思ってください。

抜歯による腫れは痛みの後に出る

親知らずを抜歯しても、その後すぐに腫れ出すわけではありません。基本的に抜歯後は痛みが先に出て、その後に腫れが現れます。抜歯の際には麻酔をするので、痛みが出るのは麻酔が切れる抜歯から数時間後です。麻酔が切れる前に処方される鎮痛剤を服用するようにしましょう。

抜歯後の痛みに関しては抜歯の当日から翌日にかけて強く感じますが、その段階では、腫れが見られないこともあります。しかし、徐々に痛みが引いていった後に腫れは出てくるので注意してください。

親知らず抜歯後の腫れのピーク

親知らずの抜歯による痛みのピークは翌日です。そして、腫れに関しては抜歯の2、3日後がピークとなります。ただし、ピークを過ぎた後も多少の痛みや腫れが、1週間?2週間ほど続くこともあるので覚えておきましょう。

親知らずを抜歯しても腫れない方法はある?

親知らずを抜いた場合、必ず腫れるわけではありません。人によっては腫れなかったり、ほとんど目立たなかったりすることもあります。

その一方で、必ず腫れない方法というのもありません。

すでに起きているトラブルを解決する、もしくは将来的に起こるかもしれないトラブルを予防するためとはいえ、生えている歯を抜くわけですから、抜歯後の痛みや腫れは基本的に避けられないものだと思ってください。

ただし、前述のとおり、痛みや腫れのピークは2、3日後で、1週間もすれば症状は治ることが多いです。しっかりと医師の説明を聞き、治療に臨むことが重要になります。

親知らず抜歯後の腫れを長引かせないためのポイント

通常、1週間程度で親知らず抜歯後の腫れは治ります。腫れを長引かせないためには、以下のようなポイントを押さえておきましょう。

親知らず抜歯後の腫れを長引かせないためのポイント

抜歯「前」のポイント ・体調が悪いとき、免疫力が落ちているときの抜歯は避ける
・口の中を清潔にしておく
・炎症を抑えてから抜歯する
抜歯「後」のポイント 傷口周辺を刺激しない
喫煙は避ける
* 激しい運動をしない

抜歯前のポイント

体調が悪かったり、免疫力が落ちていたりするときに抜歯すると、腫れはひどくなりやすいです。そのため、抜歯前の体調管理には十分に気をつけてください。また、口の中で細菌が繁殖していたり、もともと炎症していたりする場合も注意が必要です。

炎症を長引かせないためには、口内や親知らずの周辺を医師に見てもらい、抜歯に適した状態かを確認してもらいましょう。

急いで抜歯する必要がないのであれば、体調や口内の状態を整えてから抜く方が、腫れは長引きません。

抜歯後のポイント

抜歯後は傷口周辺への強い刺激を避けましょう。例えば、抜歯から数日は極力強くうがいしたり、歯磨きで抜歯箇所に触れたりしないようにしてください。ストローで吸うことなども出血の原因になるため、あわせて注意が必要です。

そのほかには「喫煙」「飲酒」「長時間の入浴」「激しい運動」なども腫れが長引く原因になります。血流を阻害すると傷の治りが遅くなりますし、反対に血流を促しすぎると出血してしまいます。

加えて、治癒を早めるためには、しっかりと栄養を摂ることも重要です。ただし、熱いものや刺激のあるものは避け、柔らかいものを中心に摂取することをおすすめします。

親知らずの抜歯で腫れが引かないときに考えられる原因

もし強い痛みやひどい腫れが長く続くなら「ドライソケット」の可能性もあります。ドライソケットとは、抜歯した箇所の骨が露出した状態で痛みが出る状態です。

通常であれば抜歯した箇所には血餅(血液が凝固したもの)ができ、徐々に元の状態へと再生していきます。しかし、何らかの理由で治癒が遅れてしまうとドライソケットになり、抜歯後の強い痛みなどが長引きやすくなるため注意してください。

ドライソケットになった場合、完全に痛み、腫れがない状態になるまでは、長いと1ヶ月程度かかることもあります。

親知らずの抜歯の腫れは1週間程度が目安|強い痛みが何日も続く場合は注意

親知らずの抜歯による腫れは1週間程度で治ることが多いです。腫れや痛みを長引かせない、ひどくしないためには、医師の説明をしっかりと聞き、指示を守ることも重要になります。

抜歯で腫れない方法というのはありませんが、腫れを最小限にすることは可能です。抜歯後だけでなく、抜歯の前にも注意すべきことがあるので、不安な点は医師に確認しましょう。

また、抜歯後に強い痛みが何日も続くときは、ドライソケットなどの可能性もあります。そのようなときも早めに医師に相談してください。

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こちらの記事の監修医師

四ツ谷デンタルオフィス

飯田 聡

《経歴》
鶴見大学歯学部 卒業
東京歯科大学病院臨床研修 修了
東京歯科歯科大学病院 勤務
都内歯科医院 分院長
大型医療法人 勤務
四ツ谷デンタルオフィス 開院

《所属学会》
日本顎咬合学会
日本口腔インプラント学会
インプラント 臨床研究会
Clear Smile Academy
インビザラインドクター

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