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最終更新日:2022年8月5日

二重手術で“肩こり解消”も可能だが…「一重・二重」の仕組みと“アイデンティティ”

こちらの記事の監修医師
東京美容クリニック銀座院
梅田 剛

※画像はイメージです/PIXTA

「一重まぶたと二重まぶた」の存在する起源や仕組み、「一重まぶた」で生じる身体的不調、二重手術の方法や一重というアイデンティティについて、美容外科医の梅田剛先生が解説していきます。

一重と二重

“まぶた”を開ける腱膜(眼瞼挙筋腱膜)が皮膚まで伸びていて、皮膚が折り畳まれるために“二重まぶた(以下二重)”になります。腱膜の皮膚へのつながりがない人、皮膚が厚い人、まぶたのたるみが強い人は“一重まぶた”(以下一重)になりやすいです。

一重が原因で「肩こり・頭痛」の症状が出るワケ

一重であると、まぶたを開ける際に、まぶたの皮膚全体を持ち上げる必要があります。

一方二重は、二重の下側の皮膚のみを持ち上げるので、一重に比べてまぶたを開けやすいです。

元々まぶたを開ける筋肉(眼瞼挙筋)は筋力が強くないため、一重をしっかり持ち上げるには筋力不足で、まぶたを完全に開けることができない場合が大半です。そのため、額の筋肉でまぶたを持ち上げ額にシワがよったり、まぶたを開けるもう一つの筋肉であるミューラー筋が常に収縮している状態になったりします。        

このミューラー筋は自律神経でコントロールされており、交感神経が緊張しなければ力を発揮しません。交感神経の緊張状態が続くと、疲労・肩こり・頭痛・便秘などの原因となります。

また、まぶたが完全に開いていないと上方が見えにくい為、頭を上に向けた状態(顎を持ち上げている状態)を続ける癖がついてしまうと、一層肩こりが悪化してしまいます。

一重の方は、眉毛から額を指で持ち上げると目が開けやすく感じると思います。二重の方は常にこの「目が開けやすい」状態で生活しているということです。

まぶたで先祖がわかる?

欧州・北南米・アフリカ大陸の方はもともと二重である方が大半です。一重はアジア大陸に多く、先祖は極寒のシベリアから来ていると言われています。シベリアでは、あまりの寒さからまぶたの開けにくい一重になったようです。つまり、目を開くことに支障が出る地域での進化の形が一重と言えます。そのシベリアの先祖がアジアに広がったことにより、一重はアジア特有となったわけです。

アイプチは身体に悪い?

専用のノリやテープなどによって二重にするアイプチが流行っています。一時的に二重にする分には、まぶたが開けやすくなるなどのメリットもありますし、何より美しく・可愛く・カッコよくなれるのでお化粧の延長上で考える方も多いと思います。               

ただし皮膚にとってはあまり良いものではないかもしれません。まぶたの皮膚は身体の中で最も薄い皮膚であり、非常にデリケートです。ノリやテープを継続的に使うことで皮膚に炎症を起こす可能性があり、それが続くと皮膚は固くなり伸縮性がなくなります。少なくとも赤みが出たり浮腫んでしまったりしたら、アイプチは避けた方が良いでしょう。

擦る・アイプチをすることで永久に二重になる?

一重でも、もともとそこまで皮膚が厚くない方ですと擦ったりアイプチを続けることによって二重になる場合があります。ですが、これを期待し続けるのは良いことではありません。まぶたは非常に繊細でデリケートな組織です。仮に二重になっても皮膚が弛んでしまったり、腱膜が伸びてまぶたが開けにくくなる「眼瞼下垂」になる方もいらっしゃいます。

まぶたが変わるのは加齢のサイン?

加齢による変化は人によるため、一概には言えません。加齢でまぶたの皮膚が弛んでしまい、一重になる方がいらっしゃいます。逆に、加齢でまぶたが薄くなり、二重になる方もいらっしゃいます。逆に言えば「元のまぶた」の状態に戻すとアンチエイジングが期待できますね。      

二重整形の道は2つ、“埋没法”と“切開法”

美容外科で行う二重手術は「二重埋没法」と「二重切開法」がございます。埋没法は、医療用の糸で皮膚に伸びている腱膜を代用することによって二重にする手術です。皮膚を切らずに行えるため、腫れや内出血が少なく、傷跡も残りません。手軽に行えるので若い方に人気のある手術です。デメリットは後戻りのリスクがあることで、2〜3年程度で元に戻る方が多いです。

二重切開法は、皮膚を切開して腱膜を皮膚に縫い付けることによって確実に二重を継続させる手術です。腫れや内出血が埋没法よりも長く、傷跡も残りますが、後戻りのリスクが少ないと同時に余分な皮膚や脂肪を切除することができます。目を大きくしたい方に加えて、年齢が高い方にも適している手術です。

一重はアイデンティティ

二重は遺伝です。二重の子供が産まれる確率の方が一重と比較して高くなります。

また、世界的には二重の人数の方が多いです。よって、今後時代が進むにつれて二重の割合が増えていきます。ここ最近では、アジア(正確にはシベリア地方由来)特有の一重のまぶたが着目されることもありますよね。一重であることは、極寒の地域でない限りは確かに機能面で不利な面もあります。ですが、容姿の面からすると一つのアイデンティティになります。いつの日か「一重がもてはやされる」時代が来るかもしれません。

とはいえ、やはり一重で肩こりや頭痛、額のシワ、といった身体への影響が表れることもあります。少しでも気にされている方は、二重整形をおすすめします。

 

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こちらの記事の監修医師

東京美容クリニック銀座院

梅田 剛

〇病院名 : 東京美容クリニック銀座院
〇医師  : 梅田 剛 先生
〇アクセス: 地下鉄各線 銀座駅 B4出口より徒歩3分
JR有楽町駅より徒歩5分
〇診療科 : 美容外科、美容皮膚科、美容婦人科
〇経歴  :
東京慈恵会医科大学医学部医学科卒業
東京慈恵会医科大学付属第三病院臨床研修医として勤務
東京慈恵会医科大学付属病院形成外科勤務
厚木市立病院形成外科勤務
大手美容クリニック勤務
東京美容クリニック 銀座院の院長に就任

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