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最終更新日:2022年4月13日

しゃし斜視

こちらの記事の監修医師
菅原眼科クリニック
菅原 道孝 

概要

斜視とは、片方の目は目標となるものの方向を見ているのに、もう片方の目は別の方向を向いているという状態です。斜視はこどもの2%くらいにみられる疾患ともいわれています。斜視の程度や状態は様々ですが、目の位置によって、内斜視、外斜視、上斜視、下斜視などに分類されます。目の機能(ものを見るという力)として、両眼で見ることで初めて立体的に物体を捉える(認識する)ことができるため、斜視の場合には、立体感覚や自分とモノとの距離感が上手くつかめず、つまづいたり物にぶつかったりするなどのトラブルが生じやすくなります。また、斜視の症状が強い場合には、視線のズレによって、ものが二重に見える、ものがぶれて見えるなどの症状が出る場合があります。見た目や美容上の問題が生じる場合も多く、目にコンプレックスを抱えてしまうという人も少なくありません。

原因

斜視の原因には様々なものがありますが、代表的な原因としては、「目の筋肉や神経などの異常」、「遠視」、「両眼視の異常」、「視力の不良」などが挙げられます。目や瞳を動かす筋肉や神経に異常が生じることで、目の位置がずれてしまったり、ものを見る際の眼の運動が上手くできなかったりして、斜視になることがあります。また、非常に遠視が強い場合なども、強くピントあわせを行わないとはっきりとものが見えないため、自然に目が内側によってしまう状態となり、斜視になります。その他、視神経の異常や脳機能障害などによって、眼の位置にズレが生じる場合もあります。著しい視力不良をもつ人の場合、両眼で見ることができず視力の悪い目が斜視になる場合があります。また最近ではスマートフォンの長時間の使用による内斜視も報告されています。

症状

目(眼)の向きのズレが最も特徴的な斜視の症状です。目の位置によって、内斜視、外斜視、上斜視、下斜視と呼ばれます。片方の目が内側を向いているのが内斜視、片方の目が外側を向いているのが外斜視、片方の目が上側を向いているのが上斜視、片方の目が下側を向いているのが下斜視です。目の向きによって美容上の問題が生じることがあり、本人にとって大きなコンプレックスとなる場合もあります。見た目の問題だけではなく、ものの見え方が左右の眼で一致しないため、ものが二重に見える複視と呼ばれる症状が出現する可能性もあります。ものとの距離感を上手くつかめなくなってしまったり、ものの立体感がわからなくなってしまうこともあり、人やものにぶつかりやすい、テーブルの上のものをよくこぼしてしまう、などのトラブルが多くなりやすいです。

検査・診断

斜視は視診や問診によって診断できますが、斜視の原因や根本的な目の異常を検査するために、視力検査や眼圧検査などの一般的な眼科検査の他、屈折検査、細隙灯検査、眼底検査、眼球運動検査、眼位検査、両眼視検査などを行います。斜視の原因が視神経や脳機能(脳神経)に存在する可能性もあるため、場合によっては頭部のMRI検査などが実施されることもあります。

治療

斜視の治療としては、眼鏡装用、遮閉法(アイパッチ)、プリズム装用、手術、ボトックス注射などがあります。どの方法がよいかは斜視のタイプ、性質、年齢、全身状態により異なります。斜視が出現した原因を特定し、原因に対する適切な治療や対応を行うことが重要となります。

予防/治療後の注意

斜視は、単に眼の位置がずれているという外見上の問題ばかりではありません。特に幼少期の斜視は両眼視機能(ものを両眼で立体的に見る力)の発達に影響します。5~6歳ごろまでに両眼視機能の発達が完成するので、早期の治療が大切になります。一方、学童期以降~成人の斜視は、外見上の問題以外にも、眼の位置のずれによる眼の疲れや複視の症状軽減のための治療になります。

こちらの記事の監修医師

菅原眼科クリニック

菅原 道孝 

〇診療科 : 眼科

【経歴】  
平成11年3月順天堂大学医学部 卒業
平成11年5月東邦大学医学部付属佐倉病院眼科入局
平成16年4月杏林大学眼科非常勤臨床助手(国内留学)
平成18年4月東邦大学医療センター佐倉病院眼科病院助手
平成19年4月医療法人社団済安堂井上眼科病院入職
平成22年10月医療法人社団済安堂井上眼科病院医局長
平成24年10月医療法人社団済安堂井上眼科病院副院長
平成27年4月医療法人社団八光会菅原眼科クリニック理事長

治療に適した診療科目

眼科

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