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最終更新日:2021年10月5日

のうこうそく脳梗塞

こちらの記事の監修医師
すずきこどもクリニック
鈴木 幹啓

脳梗塞

まとめ

脳内の血管が細くなり、血栓ができて血管が詰まることで発症する。血管が詰まると血液の流れが停止し、脳に必要な酸素や栄養が行き渡らなくなり、脳の神経細胞が壊死してさまざまな障害が生じる。血管の詰まり方により、脳梗塞の症状が分類される。首や脳の比較的太い血管で動脈硬化が起こり、血流が詰まり発症する「アテローム血栓性脳梗塞」、脳の奥の細い血管が詰まり発症する「ラクナ梗塞」、心臓にできた血栓が脳血管に運ばれ、血管が詰まり発症する「心原性脳塞栓」がある。

この病気の原因

脳梗塞の主な原因に動脈硬化がある。動脈硬化は、加齢により弾力性を失い硬化した血管に、コレステロールや脂質でドロドロした血液が付着して血管が細くなり、血液の流れが悪くなる状態である。健康な血管では血液はスムーズに流れるが、動脈硬化で血管内に血流が滞ると血液が固まり血栓ができる。このように脳血管内にできた血栓、心臓から血栓が運ばれ脳血管を塞がれると脳梗塞が起こる。動脈硬化の主な要因には悪玉コレステロール(LDLコレステロール)があるが、高脂血症、高血圧、糖尿病、心臓病などの疾患、肥満、喫煙、飲酒などの生活習慣も動脈硬化の発症要因となる。

主な症状

主な症状は、左右どちらか半身の手足や顔がしびれる・動かしづらい、歩きづらくめまいがしてふらつく、嘔吐、ろれつがまわらなかったり、言葉が出ず話しづらい、他人の発言が理解できない、物が見えにくい、物が二重に見える、などである。現われる症状が1つのみと、複数の場合があるが、ほとんどは突然症状が現われ、一時的に治まることが多い。時間経過により悪化することが多いので注意する。早期受診が脳梗塞治療の重要なポイントとなるので、症状に気付いた場合は早急に診察を受けることが第一である。

検査/診断の方法

脳梗塞には早急な治療が必要であるため、迅速な検査・診断を行う。CT・MRI検査により梗塞や出血の有無を確認し、どの種類の脳梗塞かを調べ、頭部の血管の様子を立体画像化する磁気共鳴血管造影(MRA)にて、動脈硬化の進行により細くなった血管や動脈瘤の様子を調べる。また、脳の血流の分布を画像で示し、障害された部分を観察する脳血流検査や、カテーテルから造影剤を入れて検査する脳血管造影検査を行う。その他、心房細動の有無を調べる心電図検査、血栓の有無を調べる心臓超音波検査、脳梗塞のリスク要因を確認する血液検査も必要に応じ行う。

主な治療方法

脳梗塞は、一刻も早い治療が必要である。脳梗塞の種類により治療法は異なるが、基本的には点滴や内服による薬物治療が中心である。症状がみられた直後から4、5時間以内であれば、血栓を溶かす血栓溶解薬を投与する。発症初期の段階で血流が戻れば症状改善が期待できる。また、条件が当てはまればカテーテル治療で血栓を除去する血管内治療を行う。この他、急性期の治療薬には、脳を保護する脳保護薬、脳のむくみを抑える抗脳浮腫薬などがある。脳梗塞の種類により、血流を促す薬剤を投与することもある。身体的なまひや言語障害がみられる場合は、症状に応じたリハビリを行う。再発予防のため、頸動脈内膜剥離術(CEA)や頸動脈ステント留置術(CAS)などの外科手術を選択することもある。

治療後に注意すべき点/予防対策

脳梗塞の要因となる動脈硬化を予防するため、高血圧、高脂血症、糖尿病がある人は治療の継続が必要である。脳塞栓による脳梗塞は、心房細動などの不整脈の管理が重要とされる。血栓予防にはこまめな水分補給を行う。40歳代以降は、多くの人に動脈硬化の傾向がみられるため、禁煙、大量飲酒を避け、適度な運動、血圧管理など、日頃から健康管理を意識する。

こちらの記事の監修医師

すずきこどもクリニック

鈴木 幹啓

【経歴】自治医科大学卒業
三重大学小児科入局
三重県立総合医療センター(小児一般病棟、新生児集中治療室、小児救急を担当)
国立病院機構三重中央医療センター(新生児集中治療室を担当)
国立病院機構三重病院 (小児急性期病棟、アレルギー・糖尿病・腎臓病慢性期病棟、重症心身障害児病棟を担当)
山田赤十字病院(小児一般病棟、新生児集中治療室、小児救急を担当)
紀南病院(小児科医長)
平成22年5月、新宮市に「すずきこどもクリニック」を開院
2020年10月、株式会社オンラインドクター.comを設立。CEOに就任

治療に適した診療科目

神経内科 脳神経外科 救急科

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