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最終更新日:2022年4月13日

にくばなれ肉離れ

こちらの記事の監修医師
立川病院|国家公務員共済組合連合会
小倉 洋二

概要

肉離れとは、スポーツで強い力がかかることなどが原因で、筋肉が部分的に断裂する病気です。医学的には「筋挫傷」と呼ばれます。ふくらはぎや太ももなどの下半身の筋肉に起こることが多く、肉離れが起こると断裂部位に痛みが生じるため普通に歩くことが難しくなります。また、断裂部位に触れるとへこみを感じることもあります。肉離れは、スポーツを行うなかで、突然止まる、ジャンプして着地するなどの急に無理な動作をした場合に発生する筋膜や筋繊維の損傷・断裂を表します。筋肉が裂けたり破れたりすることを筋断裂といいますが、筋断裂のうち範囲が部分的なものを一般的に肉離れと呼びます。

原因

肉離れは筋肉が収縮している時に、逆方向に引き伸ばされるような力がかかると発症し易いと言われています。下半身の筋肉に起こることが多く、太もも(裏の筋肉の総称であるハムストリングスや前面の筋肉の大腿四頭筋)、内もも(内転筋)、ふくらはぎ(腓腹筋)の肉離れが代表的です。スポーツをしている時に発症することがほとんどで、急なダッシュ、ストップ、ジャンプからの着地などのタイミングで起こることが多いです。また、筋肉が疲労した状態や加齢、ウォーミングアップ不足などによって起こりやすくなります。

症状

肉離れの主な症状は断裂部位の痛みです。ときには筋肉が断裂した瞬間に「プチッ」という音が聞こえることもあるでしょう。痛みは強く、歩行が困難になり、それ以上運動を続けられなくなることもあります。また、断裂部位の変形(へこみ)や変色が生じていることもあります。肉離れによる腫れが大きい場合、血行が悪くなることで患部がしびれるコンパートメント症候群がみられることがあります。重度のコンパートメント症候群では、筋肉の壊死を引き起こすことがあります。起こりやすい部位は競技によって異なりますが、ハムストリングスや大腿四頭筋、内転筋、腓腹筋など、下半身の筋肉に起こることが多いでしょう。

検査・診断

痛みが発生した状況と症状から診断します。触診では断裂部が触れることもあります。しかし、こむら返りや筋膜炎など肉離れと似た病気もあります。鑑別が難しい場合にはMRIなどの画像検査を実施します。また、肉離れでは、筋肉をストレッチすることで重症度を判定します。発症部位を動かした時、どの角度で痛みを感じるかを確認します。

治療

肉離れが起こったら、直ちにスポーツを中止して応急処置を行います。応急処置にはRICE処置と呼ばれる方法があり、損傷部位の障害を最小限にして早期のスポーツ復帰につなげることができます。この他、重症度に応じた治療法があります。RICE処置とは、安静(Rest)、冷却(Icing)、圧迫(Compression)、挙上(Elevation)の頭文字をとった言葉です。肉離れが発生した現場で、医療機関を受診するまでの間に行います。ただし、意識消失や大量出血があったり、脱臼・骨折などが疑われたりする場合などは直ちに救急車を呼び、けが人を動かさないようにします。医療機関では、重症度に応じて安静、消炎鎮痛薬(外用・内服)、湿布などによる治療が検討されます。

予防/治療後の注意

筋肉疲労の蓄積、加齢、ウォーミングアップの不足などは、肉離れを引き起こす要因となります。日頃からストレッチをするなどして予防を心がけることが大切です。治療後は、患部をストレッチした時の痛みが取れて、けがをしていない側と同じような感覚になれば、スポーツを再開することができます。違和感が残った状態でジャンプやダッシュなどの動作を行うことは避けるようにしましょう。

こちらの記事の監修医師

立川病院|国家公務員共済組合連合会

小倉 洋二

〇診療科 :整形外科

【資格】
日本整形外科学会 専門医
日本整形外科学会 認定脊椎脊髄病医

治療に適した診療科目

整形外科

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