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浮腫【イシャチョク】

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最終更新日:2021年10月5日

ふしゅ浮腫

こちらの記事の監修医師
すずきこどもクリニック
鈴木 幹啓

浮腫

まとめ

いわゆる「むくみ」を専門用語で浮腫と呼びます。何らかの原因により細胞間の水分が異常に増加し、体外に十分に排泄されずに溜まった状態を指します。むくみにより数キロの体重増加がみられることもありますが、脂肪分が増加する肥満とは異なります。足のすねなどむくみの起こりやすい部分を強く押し、すぐにへこみが元に戻らない状態が浮腫となります。浮腫は心臓、腎臓、肝臓、甲状腺などの疾患に関与し、薬剤の副作用やリンパの流れが悪くなり発症することがあります、乳がん・婦人科がんの術後でも発症するため、気になれば放置せずに検査を受けましょう。

この病気の原因

浮腫の原因疾患に多いのは腎臓病で、血液中のタンパク質であるアルブミンが尿へ多く漏れ出るネフローゼ症候群、腎不全などがあります。また、心不全や肝不全などの全身疾患、甲状腺機能低下、深部静脈血栓症、下肢静脈瘤などのホルモン分泌・静脈異常の原因で浮腫となることがあります。その他、薬の副作用によるものがあり、インスリン、ホルモン薬、抗うつ薬、抗がん剤(タキサン系)などがあります。またリンパ管の低形成・無形成でリンパの流れが悪くなると浮腫が起こったり、婦人科がん、乳がんの手術でのリンパ節切除や、放射線照射により、術後に浮腫がみられることがあります。これらが原因で起こる浮腫は「リンパ浮腫」といいます。原因疾患なしで起こる浮腫は「特発性浮腫」といい、加齢に伴う筋力低下や長時間同姿勢をとった時に現れます。

主な症状

浮腫の状態では、足のすねを10秒以上強く指で押すと、へこみができて元に戻らなくなります。腎臓病に伴う浮腫は体の左右両側に現われ、くるぶし付近に始まり、その後全身に広がります。浮腫がひどいと10キロ近く増量することがあります。朝より夕方に体重増加が多く、尿量が減少します。むくみが肺に達すると呼吸困難がみられることもあります。心不全、肝不全、甲状腺機能低下症、薬剤性浮腫では両方の足に症状が現われます。甲状腺機能低下症では指で押さえても跡が残らないむくみが出ます。深部静脈血栓症、下肢静脈瘤、リンパ浮腫では、片側にのみむくみが出ることが多いです。

検査/診断の方法

問診・触診にて圧迫痕の有無などを調べます。血液検査にてCBC、TP、ALb、肝機能、腎機能、電解質、CRP、ChE、甲状腺機能などの数値を調べます。必要に応じ胸部レントゲン検査、造影CT、心電図、心エコー、下肢静脈エコー検査を行います。リンパ浮腫が疑われる場合はICG造影を行います。浮腫の発症にははさまざまな原因があるため、適切な検査により原因を特定することが重要です。

主な治療方法

浮腫の原因疾患の治療が基本です。浮腫に対する治療には、体に溜まった水分を排出する利尿剤による治療があります。症状や疾患により治療期間はさまざまで短期間で済むこともあれば長期間かかることもあります。腎臓や肝臓が発症原因で血液中のタンパク質が減少している場合はそれを改善する治療を中心に行います。薬剤が発症原因の場合は薬剤変更します。自宅での運動、リハビリ、マッサージ、ストレッチなどでむくみを抑えたり、姿勢や生活習慣の改善も有効です。弾性包帯、医療用圧迫ストッキングを用いた圧迫療法は簡便で効果効果も期待されます。

治療後に注意すべき点/予防対策

長時間同じ姿勢でいるとむくみを生じやすくなります。寝る前に両足を上げてぶらぶらさせる、足を上げて休ませるなどの運動を行い、椅子に座った時もつま先を上げ下げしたり、ふくらはぎのマッサージなどで意識的してむくみを抑えるとよいでしょう。むくみが気になる場合は、就寝時に足を少し高くして寝るとよいでしょう。枕やタオルでは寝ている間にずれることがあるため、膝下付近のシーツの下にマットレスや毛布、座布団を入れて、足元全体をかさ上げするのがおすすめです。浮腫の症状には重篤な疾患が原因となっていることもあり、浮腫が気になれば早めに受診することが重要です。

こちらの記事の監修医師

すずきこどもクリニック

鈴木 幹啓

【経歴】自治医科大学卒業
三重大学小児科入局
三重県立総合医療センター(小児一般病棟、新生児集中治療室、小児救急を担当)
国立病院機構三重中央医療センター(新生児集中治療室を担当)
国立病院機構三重病院 (小児急性期病棟、アレルギー・糖尿病・腎臓病慢性期病棟、重症心身障害児病棟を担当)
山田赤十字病院(小児一般病棟、新生児集中治療室、小児救急を担当)
紀南病院(小児科医長)
平成22年5月、新宮市に「すずきこどもクリニック」を開院
2020年10月、株式会社オンラインドクター.comを設立。CEOに就任

治療に適した診療科目

循環器内科 腎臓内科 内分泌内科 代謝内科 形成外科 血管外科

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