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腎がん【イシャチョク】

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最終更新日:2022年3月4日

じんがん腎がん

こちらの記事の監修医師
医療法人社団 セントメリー 飯田橋中村クリニック
中村 剛

概要

腎がんとは、腎臓に発生する悪性腫瘍のことを言います。別名「腎細胞がん」とも呼ばれています。腎臓は腰より上の背面側に位置し、背骨を挟んで左右に二つある臓器です。形状はそら豆に似た形をしており、大きさは人の握り拳より少し大きめ、重さは約150g〜200g程度です。腎臓の主な働きは、血液を濾過し尿をつくり出し、身体に不要な老廃物を排泄することです。このような働きは、血圧調整も担っています。また尿をつくる以外に、骨をつくるのに必要なビタミンDの活性化や造血に関係するホルモンの生成もしています。40歳以上の発症が多く、女性より男性の方が約2倍多い傾向にあります。泌尿器科系悪性腫瘍の中では、前立腺がん、膀胱がんに次いで多い悪性腫瘍です。

原因

他のがんと同様に正確な原因はわかっていません。危険因子として喫煙や肥満、高血圧などがあげられています。また現在では、長期にわたり血液透析治療を行っている人がかかりやすいことや発生しやすい家系があることが知られています。しかし、それ以外の原因予測は研究段階の状態です。

症状

初期症状はほとんどありません。そのため、無症状で検診や人間ドック、その他の疾患の治療中に偶然発見される場合が多くなっています。しかし、がんが進行し腫瘍が大きくなると血尿、腹部のしこり、腰や背中の慢性的な痛みの症状が見られます。さらに、がんが進行すると倦怠感、足のむくみ、食欲不振、体重の減少、発熱、吐き気、便秘、腹痛といった症状が見られます。その他、骨転移による痛みや骨折、肺転移による血痰などの症状も見られる場合があります。

検査・診断

主に画像検査による診断となります。健康診断をはじめ、最初の診察時に行われるのは超音波検査です。さらに確定診断をするため、造影剤を使用したCT検査を行います。造影剤を使用することにより、がんの大きさや進行具合、また他の部位への転移がないかも同時に診断します。CT検査や超音波検査のみで判断することが難しく、さらに詳細を調べる必要がある場合や造影剤にアレルギーがある場合は、MRI検査を行うことがあります。その他、画像検査だけでは判断できない場合に腫瘍の一部をとり悪性腫瘍かどうか調べる生検や、骨転移の有無を判断する骨シンチグラフィなど必要に応じて行います。

治療

主な治療は外科療法です。手術法として腎臓を全て摘出する根治的腎摘除術と、腫瘍を含む腎臓の一部分を切除する腎部分切除術があります。術式としては開腹手術、腹腔鏡手術、手術用ロボットを遠隔操作して行うロボット支援手術があります。近年では、健康診断や人間ドックといった画像診断の発達により、腫瘍がまだ小さい早期に発見されることが多くなり、腹腔鏡手術で行う腎部分切除が増えています。 しかし、腎部分切除には以下の条件が必要となります。 ・反対腎が健常腎であること。 ・無症状で発見され、血尿が見られないこと。 ・腫瘍の大きさが4cm以下で単発であること。 ・切除可能な位置にあること。 手術時間は通常、全身麻酔で3〜4時間です。出血や癒着、大きな腎がんなどにより、さらに時間がかかる場合があります。また、切除困難な腫瘍の場合や他の臓器への転移がある場合は、分子標的治療薬や免疫療法といった薬物治療を行います。その他、転移巣に対して放射線治療を行う場合があります。

予防/治療後の注意

治療後は、がんの転移や再発の有無を確認するため定期的な検査が必要になります。定期検査は、CT検査やMRI検査、超音波検査の画像検査を中心に行います。一般的に腎がんは、治療後10年以上経過しても再発を起こす可能性があり、病院への定期通院が終わっても、健康診断や人間ドックなどを受けることを推奨しています。予防としては、禁煙、バランスの取れた食事、適度な運動を心がけることが大切です。

こちらの記事の監修医師

医療法人社団 セントメリー 飯田橋中村クリニック

中村 剛

【経歴】
昭和62年 千葉大学医学部卒業
千葉大学医学部付属病院、東京厚生年金病院、社会保険船橋中央病院、松戸市立病院、東京厚生年金病院泌尿器科医長、部長を経て現在に至る。

【資格】
医学博士
1992年 日本泌尿器科学会専門医取得
1997年 日本泌尿器科学会指導医取得
東京都身体障害者福祉法指定医(じん臓機能障害、膀胱又は直腸機能障害)

治療に適した診療科目

外科 消化器外科

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