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最終更新日:2022年3月17日

ストレスや生活習慣は「無関係」、マッサージは「逆効果」…薄毛の真相【専門医が解説】

こちらの記事の監修医師
東京メモリアルクリニック
栁澤 正之

※画像はイメージです/`PIXTA

「ワカメや昆布を食べたら髪の毛が増える」……昔、そんなことをいわれていた時代もありましたが、21世紀ともなると迷信だとわかっている人がほとんどです。しかし、「いま現在も間違った情報が広く信じられていることがある」と、東京メモリアルクリニックの栁澤正之院長はいいます。今回、多くの人が信じてしまっている「髪の毛の迷信・間違った情報」についてみていきます。

ストレス、睡眠不足、生活習慣…AGAには「影響しない」

男性薄毛の9割以上といわれるAGA(男性型脱毛症)はすでに原因が解明されています。薄毛は男性ホルモンから作られた「DHT」という別のホルモンが直接的な原因であり、「男性ホルモン自体がAGA(薄毛)の直接原因ではない」ということは、意外と知られていない事実です。

また、薄毛が気になっている人のなかには「仕事のストレスが増えてから薄毛になった気がする」「睡眠時間、生活習慣が乱れてから抜け毛が増えた」と感じている人が多いと思います。

しかし、ストレスや睡眠不足、生活習慣によって、DHTが髪の毛に与える作用に影響することはありません。

どんな生活をしているかに関わらず、DHTの作用で薄毛になる人はなる、ならない人はならない、というだけです。そのため、薄毛対策を意識して生活習慣を改善しても効果はありません。

AGAは個人差もありますが、20~40歳代で発症することが多いといわれています。ちょうど社会生活によるストレスや生活習慣の乱れ、はたまた加齢による身体の衰えなどが気になってくるころだと思います。

同時期に薄毛が気になりだすことで「仕事のせいだな」と責任転嫁したい気持ちもわかるのですが、実際には「ご自身の体質によるもの」という現実を受け入れてください。

食生活、栄養不足もAGAに「無関係」

薄毛対策としてビタミンCや亜鉛などのサプリメントを飲んでいる人もいらっしゃいますが、少なくともAGAによる薄毛には効果がありません。

ビタミンC、亜鉛は髪の毛も含めた皮膚全体の原材料ですので、致命的に欠乏することで脱毛症状の原因になることはありえますが、その場合には全身の皮膚にも一緒に何らかの症状が出るはずですし、現代社会でそこまでの栄養不足になることもほとんどないと思われます。

前述の通り、AGAによる薄毛は原因が明確に解明されていて、食生活、栄養がAGAに影響しないことは事実です。

もちろん、栄養が偏りがちな方がサプリメントを補充することで髪質が改善したりすることは確かにあります。ですが、薄毛対策、AGA治療になるわけではないことはご理解ください。

マッサージは髪の毛に「逆効果」

薄毛対策でマッサージ、と考えている人も多いと思います。

しかし、マッサージで薄毛は治りませんし、むしろ髪の毛の悪影響になることがあります。

たとえばケガをしたとき、ケガした部分をマッサージする人はいないはずです。ダメージを受けた細胞を治すために、軟膏を塗ったり、絆創膏を張ったりして細胞、組織を保護するのが定石でしょう。

AGAを含めた薄毛治療は、ダメージを受けて弱った毛根細胞を回復させる治療です。マッサージによる物理刺激がさらなるダメージになって、毛根細胞にとどめを刺してしまうことにもなりかねません。

また手指で触ることで、皮膚の雑菌が頭皮に移り頭皮湿疹、ニキビになった結果薄毛の原因になることも少なからずあります。

また、「頭皮が硬いと薄毛になる」というのも完全な迷信です。薄毛になって頭皮が露出した結果、頭皮が硬くなるということはあり得ると思いますが、硬くなった頭皮を柔らかくしても、薄毛が治るわけではありません。

軽いリラックス目的の頭皮マッサージで毛根がダメージを受けることもありませんので心配しすぎる必要はありませんが、過度なマッサージはむしろ頭皮、毛根細胞へのダメージにしかならないと思ってください。

血流改善をしても薄毛は治らない

マッサージで血流改善、薄毛改善と思っている人もいるかもしれませんが、実は薄毛の原因は血流不足ではありません。

頭皮はそもそも血流豊富な組織です。身体のなかでもっとも大切な脳の血流を確保するため、頭部の血流は二重三重に守られています。実際、頭皮の手術をするときには血流がいいため出血が多く、難渋します。

仮に頭皮の血流不足があるならば、同じ血管を介する脳の血流も不足してふらつきや失神が起きたり、頭皮自体にも血流不足による皮膚トラブルが起こるはずです。

AGAについて考えれば、「血流が少なくなれば血液で運ばれる男性ホルモン、DHTも少なくなりAGAによる薄毛は解消するのではないか」と思いますがそんなこともないでしょう。

かなり古い文献ですが、頭皮に分布する血管の一部を縛って血流を遮断するとAGAによる薄毛が一時的に改善したという報告もあるそうです。(時間経過とともに、新しい血管が再構築されるのでAGA・薄毛は元に戻ったそうです)

薄毛治療に使われるミノキシジルは「血流改善による薄毛改善効果」と思っている人も多いですが、厳密にはそうではありません。その証拠に、ミノキシジルの他にも血流改善薬は多く存在しますが、ミノキシジル以外の血流改善薬に薄毛改善効果は確認できていません。

ミノキシジルは毛根細胞に働きかけることで毛の成長や寿命を改善する作用があるのですが、この作用自体が血管に作用して血流を改善するというあくまで二次的な作用なのです。そのため、マッサージや薬で血流促進しても薄毛は改善しません。

ソースはどこ?調べる際は「慎重に」

現代はインターネットなどで簡単に多くの情報が得られる一方、特に髪の毛については間違った情報も多いのが現状です。

間違った知識をもとに間違った治療を行っても、将来の髪の毛とお金を失うだけです。髪の毛に限らず、十分に注意して正しい情報にたどり着くようにしてください。

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こちらの記事の監修医師

東京メモリアルクリニック

栁澤 正之

医学博士/日本形成外科学会 認定専門医/第27回日本臨床毛髪学会 学会長

日本で初めてAGAに対するフィナステリド治療を開始した東京メモリアルクリニックの3代目院長を務め、30年間に渡るAGA・薄毛治療理念を継承。日本臨床毛髪学会の学会長を歴代最年少で任された、次世代AGA・薄毛治療の旗手。
最近ではオンラインAGA診療「Oops-Hair」の診療担当を務め、日本全国の薄毛で悩む患者に対して、スマートフォンで手軽に適切なAGA診療を提供している。

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