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最終更新日:2022年7月7日

頭皮のかさぶたの原因、対処法!かゆい、治らないときは受診すべき?

こちらの記事の監修医師
宮田胃腸内科皮膚科クリニック
宮田 直輝

(画像=Young man with problem of dandruff on light background/stock adobe.com)

頭皮にかさぶたができると、清潔にしているのに不潔にしているように見えて気になるものです。痒みや痛みを伴う場合は、頭皮が気になって仕事や勉強に集中できないこともあるでしょう。頭皮のかさぶたは、原因を知って適切に対処することで改善することができます。頭皮のかさぶたの原因と対処法について解説します。

頭皮のかさぶたで考えられる原因

頭皮のかさぶたには、さまざまな原因が考えられます。

接触性皮膚炎

接触性皮膚炎とは、特定の物質に触れると症状が現れる、いわゆるかぶれです。かゆみ、赤みが生じ、湿疹がでたり小さな水ぶくれができたりすることもあります。

原因となるのは、繊維、金属、化学物質、植物などの他、最近では、PM2.5や黄砂などの影響によっても症状が現れます。

原因となる物質に触れないことが一番の予防法なので、原因物質を見つけるためにも、一度診察を受けることをおすすめします。

脂漏性湿疹

脂漏性湿疹とは、皮脂や角質などが毛穴詰まりを起こしたことによる皮膚の炎症で、脂漏性皮膚炎ともいわれます。

頭や髪の毛の生え際など、皮脂の分泌が盛んな部位にできやすく、たくさんのフケが出ます。毎日清潔にしていてもフケが出て、ひどいと皮膚片が固まってかさぶたのようになり、見た目に目立つため大きな悩みとなりがちです。

原因は未だ定かではありませんが、遺伝的要因、環境的要因、精神的ストレスなどが関与した多因子疾患だと考えられています。

乾燥

頭皮が乾燥すると、肌のバリア機能が弱まり、外部からの刺激をダイレクトに受けるようになります。紫外線ダメージを受けやすくなったり、アレルギー反応や感染症などが起こりやすくなったりして頭皮が肌荒れしやすくなるのです。

ほんの少しの刺激でもかさぶたになることがあり、頭皮の乾燥状態が続くと薄毛や抜け毛など、髪の毛にも悪影響を与えるようになります。

アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎の人は、普通の人よりも肌が敏感でダメージを受けやすい肌質です。シャンプーによる摩擦や乾燥、汗などの刺激で湿疹が出るなど炎症を起こし、かさぶたができやすくなります。

乾癬

乾癬(かんせん)とは、慢性的な皮膚の病気で、遺伝などが原因で起こり、頭皮、髪の生え際など人目につくところに出やすく、白いフケ、湿疹、かさぶたのようなものができます。

治療をしなければ全身に症状が広がって深刻になるため、早く治療を始め、改善するまできちんと継続することが大切であり、ステロイド外用薬やビタミンD外用薬、内服薬によって治療をしています。

細菌などの感染症

頭皮には、アクネ菌、マラセチア真菌、表皮ブドウ球菌など、肌を健やかに保つ常在菌がバランスを取り合っています。しかし、肌荒れや傷があるとこれらのバランスが崩れてトラブルを起こすようになります。

頭皮に傷ができると、そこから細菌感染を起こしてかさぶたができ、膿が出るほどひどくなる場合もあるので、注意してください。

ストレス・シャンプーなど日常の中に原因があることも

ストレスを受けると、体内に活性酸素が発生しやすくなります。活性酸素は細胞にダメージを与えるため、肌のバリア機能が弱まり、肌荒れを起こしやすくなるのです。また、ストレスで自律神経のバランスが崩れるとターンオーバーのサイクルが乱れるため、毛穴詰まりや乾燥など、頭皮トラブルが起こりやすくなります。

シャンプーも、頭皮のかさぶたの原因になります。毎日のシャンプーのときに頭皮を強い力でこすっていたり、成分が合わなかったりすると肌荒れを起こして、かさぶたができやすくなります。

頭皮にかさぶたができたときの注意点・対処法

頭皮にかさぶたができたときは、放置してはいけません。適切に対処することで早く症状が改善し、きれいに治すことができます。

頭皮のかさぶたの放置はNG

頭皮にかさぶたができているということは、ウイルスや細菌に感染しているとか、傷ができているなど、何らかのトラブルが起きているサインです。

放置すると、どんどん症状が悪化して重症化するだけでなく、薄毛や脱毛など髪の毛のトラブルにつながることもあります。

頭皮のかさぶたは、気づいた時点で何らかの対処をしましょう。

頭皮のかさぶたをはがすのもNG

頭皮にかさぶたを発見したら、はがさずに経過を観察してください。

かさぶたの下では、傷ついた部分が修復されている最中で、かさぶたはそれを保護する役割があります。無理にはがしてしまうと、せっかく治りかけている傷に再びダメージを与えることになり、症状が長引くことになるでしょう。

頭皮のかさぶたがかゆい…かくのはOK?

頭皮のかさぶたがかゆいときは、なるべくかかないほうがいいでしょう。かくと爪が皮膚を傷つけ、さらに炎症を強くしてしまうことがあり、かさぶたがはがれてしまうこともあります。手についた雑菌がかさぶた近くの傷口から侵入し、細菌感染を起こす懸念もあるので、頭皮のかさぶたには触らないようにしてください。

シャンプーの見直しは試す価値あり

頭皮にかさぶたができる原因のひとつに、シャンプーの成分が合わないということがあります。頭皮のかさぶたが気になるときは、自分が今使っているシャンプーを見直し、肌に優しいものを試してみましょう。

もともと肌が敏感な人には、敏感肌の人のために作られた低刺激性のシャンプーがおすすめです。市販品も種類が豊富なので、頭皮や髪の毛の悩みに合わせて選んでください。低刺激性のシャンプーは、皮膚科によってクリニック専売品が販売されていることがあります。一度問い合わせてみることもいいでしょう。

頭皮の湿疹(脂漏性湿疹)や乾癬の人には、皮膚科で専用の治療用シャンプーが販売されています。

市販薬は自己判断で使用しない

頭皮のかさぶたや湿疹を治療するための市販薬は、ドラッグストアで数多く販売されていますが、安易に選ぶとさらなるトラブルにつながることがあります。

例えば、頭皮に保湿が必要なのに殺菌力が高いものを使えば乾燥し、フケやかゆみの原因になって症状を悪化させてしまうでしょう。

頭皮のかさぶたは、基本的には皮膚科などの専門医にかかることがおすすめですが、もしすぐに対処が必要で市販薬を使う場合には、ドラッグストアにいる薬剤師の方に相談してください。

頭皮のかさぶたが治らない…病院に行くべき?

頭皮のかさぶたは、症状に気づいた時点で受診することがおすすめです。

早く治すなら受診がおすすめ

頭皮のかさぶたは、足や腕のかさぶたとは違い、いくつもできて繰り返すことが多いです。ですから、頭皮にかさぶたができる原因を突き止め、適切に対処することが大切です。

頭皮は皮脂分泌が盛んで、かさぶたが髪の毛に覆われていることもあり、はがれるまでに時間がかかります。外用薬や内服薬などで治療することで、キレイに早く治すことができます。

頭皮のかさぶたで受診するなら何科?

頭皮のかさぶたで受診するのは、皮膚科です。かさぶたに膿が溜まっていたり、痒みが強かったりする場合には、早めに専門医に診てもらいましょう。

まとめ

頭皮のかさぶたは、頭皮トラブルのサインです。早く治すためにも放置せずに専門医を受診し、適切に対処するようにしましょう。

予防のためには、シャンプーの種類や仕方を見直し、ストレスを溜めない生活習慣や栄養バランスの取れた食事など、健康的な生活を心がけることが効果的です。また、専用ローションなどを使った頭皮の保湿ケアなどもおすすめです。日頃から健やかな頭皮環境を目指してケアすることが大切です。

こちらの記事の監修医師

宮田胃腸内科皮膚科クリニック

宮田 直輝

2003年 台湾台北医学大学 医学部卒業
2005年 慶應義塾大学病院 初期研修
2006年 日本鋼管病院初期研修
2007年 慶應義塾大学病院消化器内科
2011年 恩賜財団済生会宇都宮病院勤務
2012年 慶應義塾大学大学院医学研究科博士号取得
2013年 テキサス大学サウスウエスタンメディカルセンター博士後研究員
2016年 国際医療福祉大学三田病院消化器センター講師
2019年 長峰整形外科・胃腸内科 副院長
2020年 宮田胃腸内科皮膚科クリニック
国際医療福祉大学三田病院消化器センター非常勤講師
JCHO山手メディカルセンター消化器内科非常勤
一般社団法人日の出医療福祉グループ顧問
台湾台北医学大学卒業、慶應義塾大学医学博士
元アメリカテキサス州サウスウエスタンメディカルセンター研究員